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諦めないということ [八ヶ岳]

2月22日、本当に久しぶりに赤岳鉱泉に戻ることができた。手術後3日目で赤岳鉱泉まで来れるPLDDレーザー手術の威力にビックリ。
小屋の車で堰堤まで上げてもらい、赤岳鉱泉までの道のりはわずかなものだが、山を歩けるということはこんなにも良いものかと実感しました。もう、嬉しくて・・・。
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久しぶりに見る小同心クラックは氷もビッシリで楽しそう(^-^)登りたい!
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久しぶりの赤岳鉱泉ではこんなチョコレートがありました。売ってるの?

23日からのアイスキャンディカップの予選ルートを作っていました。
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尾田さん、石関さんを中心に夜遅くまで頑張ってました。

BAILOさんの部屋で緊急展示会を開催!
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イタリアンブランドらしい御洒落なウェアが満載。絶対、これからブームが起きますよ!

さて、いよいよ23日はアイスキャンディカップ予選。
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受付中です。
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A達夫妻もBAILOのダウンを着て受付に並んでます。目立つなぁ!
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柳沢大貴赤岳鉱泉4代目の開会挨拶。彼の挨拶は良くカミますが真剣であるが故です。
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さぁ予選スタート!
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チームBAILOは目立ってますね~
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チャボは予選中にBAILOブースで上下ウェアを緊急購入し、チームBAILOの仲間入り。請求書を楽しみに!

夜はアルテリアさんによるペツル新製品のプレゼン。その後、予選通過者が発表された。
ビギナー決勝には本郷組の67歳女性K宮さんが残る快挙。
24日決勝はビギナー、女子オープン、男子オープンの順に行われます。

K宮さんはビギナー決勝7名中、最後に登場。ここまで完登は男子のみわずか3名。
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正直、まさか誰も完登できるとは思っていなかったろう。身長が150に満たず、しかも高齢な女性で・・・。
しかし、観客全員で怒涛の応援の中、何度も落ちそうになりながら粘りの完登!
応援している人の中には感動で泣いている人もいました。
K宮さんとはガイドとお客様の関係で8年が続いていますが、いつも決して諦めない姿勢に感心しています。そんなに頑張らなくてもと言ってしまいそうになるくらい・・・。

私事ですが、ヘルニア手術を機会に今回こそはガイドを廃業しようかと真剣に悩みました。10数年苦しんだ腰痛。この数年はクライミングのグレードもどんどん落ちていき、はずかしいクライミングしかできない自分が情けなくなっていました。
まぁ、しかしK宮さんのチャレンジを見ていたら、そんな気持ちは吹っ飛びましたね。
「諦めない」は素晴らしいことです。
できないとすぐ言い訳したり、そこから逃げたりする人がいる中で、できるまで正面からぶつかってチャレンジする姿勢はとても美しかったです。

このあと、女子オープンが始まる。
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応援もヒートアップ!
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女優も吠える!
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しかし、この後怪我をする選手が出た為、大会は途中で中止となった。
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K宮さんは4位。特別賞をもらいました。

アイスキャンディカップの素晴らしいところは、コンペにありがちな選手同士が足を引っ張り合うのではなく、選手みんなが応援し合って盛り上げている点である。
今回の怪我人もみんなで応急処置をして、小屋まで搬送し、保温経過観察した。
そして誰一人文句を言わず、中止を受け入れた。
素晴らしいことです。幸いにも怪我をした方も自力で下山できる状況で大事にならずに済んだ。
この素晴らしい大会をいつまでも残していただきたい。セッター陣、小屋の従業員の方々、ボランティアスタッフ、選手、協力メーカーさん、全てが素晴らしかった。柳沢大貴君、社長不在の中、若干25歳で良くやり抜きました!感動したぞ!

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