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雪山の危険 [中央アルプス]

ニセコから帰って翌朝早く木曽駒ヶ岳へ。
お天気に恵まれ360度の大展望を楽しむことができた。
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八丁坂を登って、乗越浄土に着いたら上下白い皮のジャケットとスカート、ハイヒールを履いて、オモチャの剣を持った金髪女性がいた。
コスプレってやつだろうか。
まぁ、いろんな人がいるなと思って、見なかったことにした。

しかし、下山時に八丁坂は昇温で雪はグズグズになり、アイゼンが効きにくい状況になっていた。
我々は慎重にピッケル&アイゼンで下降して行ったら、コスプレの女性がノーアイゼンでオモチャの剣を雪面に刺しながら降りていた。

その横には、6本爪のアイゼンを付けた親子三人が八丁坂の一番急なところで降りれなくなっていた。
聞けば子供は中学一年生とのこと。
親は自分の責任で痛い目に遭えば良いが、子供は可哀想なので、私のロープを身体に結んで、テンション掛けてぶら下げて降ろしてあげた。
春休みを利用して登りに来たのであろうが、子供にはとても怖い体験になったことだろう。

雪はすぐに状態を変えるので、そのことへの理解と対応できる装備が必要。
雪山登山の敷居は高いものだ。

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