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開拓精神を忘れない [Guide]

昨日まで南東北へ6日間のスキーへ行ってきました。
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新年あけてから、南東北へ行く機会が増え、富山にいる日よりすっかり多くなりました。
明日からは登山の仕事に復帰します。
今日は某大手新聞社からの取材を受け、私のガイド活動についてインタビューされました。
記者があまり山に詳しくない人だったので、様々な新鮮な質問を受けた。
自分の仕事を説明する中で、私の仕事はいったい何なのかを改めて考える機会となりましたが…。
最近は少し安易な方向へ流されていないか?
有名で人がたくさん入る山、アプローチが楽な山、荷物が軽くて済む山ばかりをガイドルートに選ぶ傾向にあり、良くないと考えます。

日本海側のトレースがない深いラッセルが必要な山、登山道などない聞いた事がない藪山...など、本当に山岳ガイドが必要な山で仕事しなければ、私の存在価値などなくなってしまうと危惧しています。 例えば、剱岳をガイドする中でも定番ルートだけではなく、廃ルートの再登や人が入らない縦走などをもっと調べて活動して行きたい。

近年SNSでどこそこ登ってきました的な投稿にお手伝いする仕事はとても嫌悪感を覚えています。 定番ルートのガイドは楽だし、ニーズがあるし必要なのも間違いない。 でも、それだけでは誰がガイドでもできるし、きっと飽きられる。
そんな風に考えました。

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