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盛夏なる剱岳 [剱立山]

この週末はSさん一家をガイドして、源次郎尾根へ。
この日を目標にコロナ禍の春からトレーニングを重ねて来ました。
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天候が不安だった週末だが、結果この夏一番の好天となった。
取付の岩場が全く濡れていなかったのには驚いた。
何十回と源次郎尾根を訪れているが、初めてかもしれない。
朝から気温が上がり、樹林帯は暑い。
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樹林帯を抜けると若干風を感じることができた。
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八ツ峰の眺望は相変わらず素晴らしい。
しかし、長次郎谷の状況は4年前に匹敵するくらい酷い。
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II峰から懸垂下降中のこの風景が好きだ。
岩の間からⅤⅥノコルが見える。
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心配していた皆様も30mの懸垂下降を楽しんでいただけたよう。
もう一度、懸垂下降したいとのリクエストもあったが、サラッと無視しました。
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長次郎谷左俣は、急峻な角度の残雪となって、頻繁に落石の音が響いていた。
あまり、近付きたくない様子。
剱岳山頂までは、暑さに耐えながらひたすらに登る。
剱沢小屋を4時に出て、9時に山頂へ。
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登山に集中できた5時間だった。
やはり、源次郎尾根はなかなか良い。
例年なら小屋で乾杯なのだが、今夏は静かに粛々と。
コロナ禍で、様々我慢しながら登山を行う日々だが、剱岳は変わらずそこにある。
そのことだけで充分幸せだと改めて思える。
山小屋でマスクをしていると、よく言われる。
「怒ってるんですか?」
私は眼光が鋭いので、そう見られるようだ。
マスクの下は笑ってます。
誤解なきように!

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