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真砂沢ツアー2021 [剱立山]

毎夏恒例となった真砂沢ツアー。
今回で4年目になります。
子供達の参加がなかったのは寂しかったけど、幹部研修ということで登山初心者の大人達のチャレンジを「剱岳がホームマウンテン」の香川ガイドとサポートしました。
台風8号の影響を鑑みながらの催行となりました。
 
前泊集合は天狗平山荘。

いつも美味しい夕食で前夜祭を開催。そして朝のラジオ体操を迎える。
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お天気は予定通りの快晴。
この界隈は台風が近づいて来ると天気が良い。
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心地良い涼風の中、室堂を出発。
台風が近づいているということで、いくつかの有名山岳ガイドさんパーティが下山して行くのとすれ違う。
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雷鳥坂の暑く長い登りは苦しいが、皆さん頑張って剱御前小屋を越える。
しかし、膝に違和感がある方が三田平でリタイアすることに。
剱御前小屋まで戻って、待機していただくことになったのは残念。
剱沢野営管理所前で天狗平山荘のお弁当を食べる。
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最高に美味い。
食べた後のパッケージが最小限なのも素晴らしい。
理想的な登山弁当だと思う。
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そして、いよいよ剱沢雪渓へ。
日本三大雪渓のひとつではあるが、スケールや景観など、他を圧倒する日本一の長大な雪渓だと思う。
今回は雪量、強度が充分でクロユリ滝の先で雪渓に降りた。
注意点や危険を説明しながら下降する。
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源次郎尾根、八ツ峰を眺めながら降りる景色は実にヨーロッパ的。
日本にこんな風景が存在することを多くの方に知って欲しい。
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長次郎谷を過ぎ、さらに一ノ沢を横断すると真砂沢ロッジも近い。
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主人の坂本心平さんもお元気で何より。
真砂沢ロッジはお風呂もあり、心が籠った食事が魅力。
部屋もプライベート空間を確保した造りに変更されていた。
山奥にありながら、常に宿泊客を気遣う姿勢にはいつも感心させられる。
是非、一度は泊まっていただきたい山小屋だ。
 
翌朝は雨の心配があったが、時々パラパラくる程度。
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快調に剱沢を登り返す。
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久しぶりに剱沢小屋に寄って休憩。
こちらでシーズン何十泊もお世話になったことが懐かしく。
 
剱沢管理所で長い休憩を取って、悪天の剱御前小屋を越えた。
室堂が見えるが、まだまだ試練は続く。
脚に限界が来た方もいて、雷鳥坂の危険箇所はロープ確保しながら下降する。
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雨脚も強くなり、さらに試練の時間が続く。
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タテヤマチングルマや雷鳥が我々を元気付けてくれた。
しかし、長い石の階段が恨めしい。
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そして待望の室堂ゴール。
みんなビショ濡れになって、頑張りました。 

晴天から悪天繰り返しの中、雪や岩やザレ場までいろんな経験をされて、濃い時間を過ごしていただけたと思います。
この中から登山の魅力に惹き込まれて、山を続けていただける方が出たら嬉しいことです。
みんながひとつになって素晴らしい体験ができた貴重なツアーだと思いました。
また、来年を楽しみに待ちたいと思います。

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