SSブログ

水鏡に映る絶景 [剱立山]

裏剱から黒部奥山へ。
秋の定番ではあるが、多少のアレンジを加えた定番はやはり最強だった。
FB47616F-D526-4C77-9812-BAD37E9B581F.jpeg
紅葉真っ盛りの室堂を出発。
 
今回は出発時間が遅かったので、初日は真砂沢ロッジ泊とした。
05647379-CE96-4479-8242-927F56C41D2E.jpeg
剱沢は平蔵谷出合まで雪渓を使い、右岸高巻きへ。
F4B9CCA1-AE83-4A87-8DE4-D3B7AFABA363.jpeg
長次郎谷出合を左岸へトラバースして一ノ沢へ。
976533E2-8A45-454E-92FB-169027EFED88.jpeg
真砂沢ロッジへスムーズに到着。
 
夜中の12時過ぎに到着されたお客様もいて、秋の最盛期に小屋番も気の毒だ。

翌朝は快晴の中、剱沢を降る。
三ノ沢の雪渓はなく、安定した踏み跡が付いている。
C77DAC95-17D8-4F4F-8F56-A80219CC6E43.jpeg
仙人新道の紅葉はまだまだだが、三ノ窓雪渓とチンネの上に月が見えた。
BCEF648F-83DE-46DA-91DF-F9B0CE04CCB7.jpeg
仙人峠は紅葉が始まっていた。
6784980C-4A51-4566-857B-EA745F6E68D8.jpeg
仙人池に映る剱岳は安定の絶景。
秋晴の青い空に浮かぶ風景は、一生の想い出になることだろう。
今回参加された皆様は幸運だと思う。
8650564D-F32B-4391-A085-920D91BE71D5.jpeg
来週の裏剱は仙人池ヒュッテに泊まります。
 
仙人温泉小屋までは雪に載ることなく、安定していたが仙人湯に渡る本谷に急な箇所があった。
5259E4BD-3123-4066-80E9-56D0AA0E93DA.jpeg
我々はステップを切り直して渡ったが、慣れない人はアイゼンを使用した方が良いだろう。
8DAA6DF9-F0AB-4500-98D3-47DCB529083C.jpeg
雲切新道は年々安定し、降りやすくなった。
しかし、筋力と精神力が必要な長い降りであることは変わらない。
523133B8-6C26-4675-9B41-C65EABDC8B9A.jpeg
阿曽原温泉小屋に着いたら癒しの湯へ。
 
最終日は夜半から雷雨。
やはり、三日間快晴はあり得ない。
CB24B057-4E46-4B6D-AA4D-533FC23B274C.jpeg
晴れる日も、土砂降りの日もある。
自然の中に身を置くというのはそういうこと。
晴れた日しか山に行かない方は大切な何かを味わえないのだと思う。
22FEF586-6568-4329-8D56-9DFAE3F16191.jpeg
水平歩道は屋根もあるので雨宿りもできます笑。
E14C5174-1A26-49F4-A790-572125075B07.jpeg
奥鐘山西壁前を過ぎると欅平トロッコの音が聞こえる。
しかし、ここからが長い。
終わりそうで終わらない。
4A52FC4C-8087-4993-A0E7-FDBAB8D9A86B.jpeg
いつ終わるのかと終点を楽しみにしていても、ホントに終わったら寂しいものだ。
楽しかったこと、辛かったこと、全てが参加された皆様の想い出となったことでしょう。
E8B6B421-01B3-42E7-A449-BB59C06271AA.jpeg
何回来ても二度と同じ風景はない。
自然は変わらなくても、自分は変わっているのだ。

だから、何回でも歩いて欲しいルートだ。
また、お待ちしてます!

Facebook コメント