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秋晴に恵まれた大スラブ [ハイグレードハイキング]

秋の恒例行事となった御前ヶ遊窟。
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会越国境山群に位置する400mの大スラブを有する別天地。
現在では人気ルートとなり、登山者も随分と増えて来たが、まだまだ隠家的な魅力がある場所だ。
 
10数回目の御前ヶ遊窟ガイドだが、過去最高のコンディションに恵まれた。
このエリアは霧が発生しやすい特異的な山域で、濡れていることが多いのだが今回はカラカラだった。
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ドロドロのアプローチをこなして、苔生した沢を抜けるとスラブ天国へ。
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スラブの恐ろしいところは、何処へでも登れてしまうこと。
しっかり全体像を捉えて着地点までのルートを読むことだ。
 
この日もトラップに掛かって、行き詰まる先行パーティがいた。
だいたい過去の記録を拝見すると、私とは違うルートを行かれているようだ。
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参加されたお客様が恐怖を感じないように、毎回ルートは参加者に合わせて変えている。
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最後は紅葉を軽く藪漕ぎして、御前ヶ遊窟へ到着。
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平家のお姫様が隠れ住んだと言う…。
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遊窟から山頂へもスラブを登る。
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山頂にはアゴまでガッチリ効いたRCCボルトがある。
 
ここから井戸小屋山へ。
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昔は胃が痛くなるソウケイ新道を降りていたが、こちらからの下山は精神的に随分楽だ。
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私専用の椅子席もあってリラックスできる。
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遠くに飯豊山を眺めながら、御前ヶ遊窟から井戸小屋山を周遊する秋の良い一日だった。
 
ご一緒させていただいた皆様、ありがとうございました。
 
日本には素晴らしい場所がたくさんあって、まだまだこれから最高の景色を探して行きたい。 

人生も最高はこれからやって来ると信じて前を向いて頑張ろう!

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