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学び多き日々 [八ヶ岳]

この週末は八ヶ岳へ。
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某山岳会から雪上講習の依頼を受けた。
 
しかし、土曜朝は富山から八ヶ岳の道路状況が悪そうなので前日に移動することにした。
 
金曜はガイドキャンセルになったので、ひとりで平湯温泉スキー場へ。
 
その素晴らしさは、いろいろ話を聞いてはいたが、初めて訪れて良くわかった!
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この周辺のBCエリアも魅力的でいろいろ偵察してみた。
再び、遠征がやりづらくなりそうな状況下で静かなこのエリアは良いかもしれない。
 
土曜は某山岳会と合流し、赤岳鉱泉へ。
13クライマー、12クライマーが中心で、20〜30歳代が多いので活気に溢れている。
雪上での講習会はザックを背負ってやるべきと思う。
空身だと身体が間違えて覚えてしまうのだ。
 
基本的な道具の使い方、正しいロープの扱い方、正しい姿勢で歩くこと、雪上での安全確保など地味だけど本当に雪山で大切なことを伝えられたと思う。
 
夜の懇親会でも、未来のポジティブな話が中心。
過去の自慢話など一切なく、皆さん謙虚で学びたいという意識が高い。
情報に左右され、ブレまくる人々を多く見る昨今、自分のやりたい事がはっきりしていて、それを追求する姿勢に大変好感を持てた。
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翌日はアイスキャンディを使用した。
 
講師として呼んでいただき光栄であり、私自身も学びが沢山ありました。
 
感謝しかありません。
また、2年後にやりましょうと言っていただき嬉しかった。
 
日曜午後からお客様が入れ替わり。
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続けて閉店時間まで登り続ける。
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こちらも基本的なアドバイスで登り方がガラリと良くなりました。
何事も近道は基本に立ち返ることだ。
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四代目も自ら50kg歩荷。
常に赤岳鉱泉を快適にしたいという姿勢には頭が下がる。
この男もそこは決っしてブレることはない。
 
月曜は赤岳南峰リッジへ。
 
しかし、予想より天候が早く崩れて時間勝負となった。
視界なくトレースない南峰リッジは諦めて文三郎をそのまま登ることにした。
吹雪ではあったがお客様方の実力としては充分登って帰れると判断していた。
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しかし、中岳分岐を過ぎて、お客様に目の不調があることを察知して敗退した。
 
目の表面が凍ることは、本場アルプスの強風下で経験したことがあり、放置すれば全く見えなくなり行動不能となる。
即座に寒冷強風下から脱しなければならない。
頂上まであと僅かでも、納得してもらうしかないのだ。
森林帯に入ったら、視覚も戻った。
 
赤岳鉱泉に連泊すると多数のガイドが宿泊していて、彼らから学ぶことも多い。
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なかなかこうして顔を合わせて話す機会を持ち辛くなったが、やはり無くてはならない大切な時間だ。
 
このような状況下でも、自分のお客様から信頼を得て、雪山をガイドしている皆さんは「この人と山に登ってみたい」と思わせる凄いオーラを持っている。
 
自分にはないスキルを持ったガイドから学ぶことは重要だ。
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彼の食いっぷりは学びたくないけど(笑)

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