早春の山々へ

繰り返しやって来た寒気団に作られた最高の冬シーズンも終わり、ようやく早春を迎えた昨今。

妙高でガイド仲間と沈降したパウダーをロングに楽しむ。

元気バリバリな山岳ガイド達に付いてくのは大変だったけど、俺もまだまだ負けてられない、一層頑張ろうという気にさせてくれた。

　

そして、妙高スキーガイド。

様々な事情があって、なかなか山に来れなかった御夫妻とまったりとスキーツーリング。

山を歩いて滑れるって幸せなことだ。

赤倉ユアーズインに泊まって、深夜まで小笠原さんと深酒しながら山の話を。

やはり、昔からの重厚な山男の話は好きだな。

　

そして、八ヶ岳へ。

アイスキャンディも柔らかくなってきたが、まだまだ登れる。

アイスクライミングが初めてのおふたりに体験していただいた。

今シーズン最後の赤岳ガイドは地蔵尾根から文三郎道下降。

強風で敗退するパーティも多くて、とても空いていました。

感動の登頂をサポートさせていただくことは最高に嬉しい。

山岳ガイドでいて良かったと思う瞬間。

次は剱岳で会いましょう！

　

そして、また妙高へ。

晴れると確信してたが、霧雨で視界なし。

パンツまでずぶ濡れになる。

　

ようやく、富山へ戻って高落場山へ。

ワカン履いてシャバ雪ラッセル。

富山、石川にある数々の名山を望む山頂。

早春の山は、暖かくて気持ちいいけど、冬が終わってしまう寂しさもあり、なんだか複雑な感覚にさせてくれる。

　

まずは、冬シーズンのガイドが無事終わったことに感謝して、そろそろ春夏のガイドへゆっくりシフトして行こう。

　

ウクライナ侵攻となかなか終わらないコロナに未来は楽しくないと感じる人も多いけど、私は来てくださるお客様に山を通じて楽しいことを提供できるよう日々頑張ります。