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春KING剱岳登頂 [剱立山]

2022GW最終日の剱岳チャレンジ。
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雷鳥沢から剱御前小舎へ。
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立山名物の環水平アーク。
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ハロ。
 
悪天候へのサインが出て、翌日の天気予報も悪かったが、今回は登頂できると確信していた。
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剱御前小舎からは富山平野に水が入った田圃の光る様子が美しい。
 
この時期の剱御前小舎に泊まる楽しみでもある。
この日は我々以外の宿泊者は今村ガイドチームのみ。
今村ガイドには、以前ガイドを手伝ってもらっていた時期もあり、懇意の仲。
翌日は、我々と同様に平蔵谷を登るとのこと。
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翌日は曇天の中、予定通り平蔵谷へ入る。

デブリだらけでトレースもない。
歩き辛くて、時間も掛かったが、左側の平蔵ノ頭直下に到着。
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エビルンゼからも上がれたが、普段より傾斜を感じて、ヨコバイを上がる。
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アイゼンを外して、夏同様の岩場を登る。
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最後は雪壁を直登して頂稜へ。
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8時30分に剱岳山頂。

例年より雪は少ないが、祠より高く積もった雪稜部分は3001mくらいの標高だろうか。
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いよいよ剱岳が始まった。
 
今シーズンは何回、ここに来れるだろうか。
左下腿の麻痺は取れぬまま。
登れるルートは今シーズンも限られるだろうが、リハビリを続けながらパフォーマンスを上げることに尽力したい…などと山頂で考えていたら、降雪が始まった。
予想より、早く悪天候が始まりそうなので、急いで下降を開始する。
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平蔵谷を南壁側から入り、下降を急ぐ。
平蔵谷出合から剱沢を上がり出したら降雪激しく、視界もなくなり、本格的な吹雪が始まった。
トレースも消えて、以降ずっとラッセル。
 
しかし、剱沢は勝手知ったる場所でGPSなど見なくても、どこにいるかは完璧に把握できる。
管理所裏から最短距離を歩いて警備隊設置の旗に着いた。
湿雪で足も重く、全身びしょ濡れで歩行ペースも落ちてきたが、低体温が心配でゆっくり休憩もできないので身体を温めるべく、ゆっくり歩き続けるのみ。
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延々登り、ようやく視界も開けて、剱御前小舎が見えた。
 
山小屋内に入り、正博さんから温かい食べ物をいただき、心身共に暖まる。
 
そして、雷鳥荘を目指して下降。
風雪さらに強く、向かい風で厳しい。
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ようやく見えてきた。
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温泉入って、ご褒美をいただき、幸せ気分に浸る。
 
やっぱ、剱岳はいろいろ試練を与えてくれるわ。

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