春の定番 鳥海山へ [大好きなスキー]
GW明けの定番イベントとなっている鳥海山ツアー。
金曜夜に新潟で旨い酒と肴で前夜祭。
夕方までには雨も上がりそうだったので、鳥海山にダイレクトで入り、吹浦ルートから日本海に向かって滑ろうという目論みで大平山荘にて天気待ち。
登山口で様子見るも、視界なく冷たい雨が降り続き、もう諦めて酒田へ戻ろうとクルマを動かした。
いつも雪で埋まっている登山口の階段が出ていて珍しいなぁと思って、ゆっくり左に寄ったら、左前タイヤが急に沈んだ。
よりによって、スリップ注意の看板前で。
3人のお客様に押してもらいながらタイヤを左右に動かしても、完璧に宙に浮かぶタイヤはどうにもならず(涙)
JAFを呼んだが、待つ時間は長い。
カーブ箇所で、深い霧で視界も悪く、後続車に突っ込まれると大惨事なので、スキーウェアを着込んで、外で待機する。
通過するクルマは沢山いたが、みんなシカト。
その中で一台だけ、デリカD5が通過した後、戻ってきた。
「ひょっとして、本郷ガイドさんですか?」と若者が現れた。
「初めてお会いしますが、JMGAの末端にいる者です。何かお手伝いできることありますか?」って。
ホントに困っている時に、こういう声は有り難いものだ。
ロープで引っ張る提案もしてくれたが、「JAF呼んだから、大丈夫だよ」と、そのまま待機。
こういう素晴らしい人格のガイドもいるんだと感心した。
1時間半ぐらい待ったか。
当然、ランクルかハイラックスが来るのだと思っていたら、到着したのは、まさかのジムニー。
私もジムニーオーナーだが、四駆ハイエースの巨体を引き上げられるのかと心配になってきた。
しかし、この二人の若者は素晴らしい腕前でホレボレする作業だった。
ウォーンのリモコンウインチを使いながら、枕木を足しつつ、あっさり引き上げてしまった。
私がJAFを呼んだのは、初めてだったが、仲間やお客様のクルマトラブルでJAFの作業は今まで何度も目にしてきた。
この二人は間違いなくプロだった。
ホスピタリティも素晴らしかった。
しかも、無料。
JAFは入っておくべきだ。
人間は必ず間違える。
お客様を乗せていて、脱輪するなんて恥ずべきことで、あってはならないことで反省しきり。
しかし、良い体験ができたと言われて、少しは救われた。
クルマにも、皆様にもダメージなくてまずは良かった。
酒田に戻り、蔵王でお世話になっている青山さんと合流し、みんなで「久村の酒場」へ。
ここは素晴らしい。
異次元ワールドだ。
今回もご一緒いただき、ありがとうございました。
日曜は朝早く、祓川へ。
駐車場はまだ余裕だった。
白馬のブロガーガイドJや八甲田のイケメンガイドTもいて賑やかだ。
やっぱり、この景色はテンション上がる。
しかし、風は強く非常に寒い。
背景が開けて、天国のようなハイクアップは他の山域では味わえないお楽しみ。
避難小屋を過ぎるとフィルムクラストができているが、強風で氷が飛んできて痛い。
だんだん、ウインドパックして雪面も堅くなり、九合目でほとんどの滑り手は帰って行った。
鳥海山、初めての方もいたので、何とか頂上へ連れて行きたくて、あともう少しまで頑張ったが、これ以上はヤバいという所で撤退。
ダメな日はダメなので…。
かなり寒くて、厳しい風の中、私の行動食は冷やし中華(涙)
いつも暑い中登って、山頂で冷やし中華を食べるのが、私のルーチンワークなのだが、この日ばかりは地獄絵図だった。
凍える身体に、冷やし中華(涙)
そして、滑走!
最初はパックしていたが、途中から走るフィルムに変わり、最高。
皆様の笑顔が何より嬉しい。
途中で聞き覚えがある声がした。
種村ガイドがソリ遊びをしていた。
↑写真撮ってもらいました。
山頂には届かなかったが、鳥海山のロケーションを味わいながら、良い雪を滑れて満足していただけたようだ。
道の駅「象潟」に寄ってランチして…どうしても外せない鳥海山の〆は2つある。
花立牧場のジャージーソフトクリーム。
そしてババヘラだ!
ババヘラは永遠に不滅です!
こうして、春の定番イベントも終了したが、今回は反省が多かった。
また、来年リベンジよろしくです♪
2022-05-16 07:01
Facebook コメント