山は楽しく続けたい [RESCUE]
長くこの世界にいると山岳遭難のニュースには慣れてくる。
しかし、一度でも私がガイドした方、講習を受けた方の遭難となると別物だ。
今まで述べで千人を超す方々と関わりを持ってきたが、残念ながら少なくない人達が遭難してしまった。
冬山での活動やクライミングに類する活動を続ける以上、遭難は絶対なくならない。
しかし、避ける努力は必要だ。
なぜその方は遭難してしまったのかを考えて、自分の活動を顧みることがまずは重要だ。
次に、今は勘違いをさせる情報が多くていろいろ惑わされがちだ。
自分の実力を図り間違えないよう気をつけたい。
SNSでは、自分のカッコいい面しか晒さないものだ。
ホントは命辛々登って降りて来ても、カッコいい表現で自分を飾ってる情報を見抜く力も必要だ。
あの人がこれぐらいやったから、自分もやらなくてはと思うことが遭難の第一歩。
人は人、自分は自分で良いではないか。
自分らしい生き方でいいじゃないか。
誰かにどう思われてもいいじゃないか。
と思うのだ。
2019-03-30 18:01