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雷雨の中 [剱立山]

昨日は岩稜が終わってから雷雨となりずぶ濡れになりました。。
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高齢のお客様はバテバテで足が前へ出ない。

雷鳴が離れたり近づいたり、気ばかりが焦る。
ザックをふたつ背負って、ロープで引っ張り、低体温にも注意を払いながらの行動でした。

剱沢小屋を出てから9時間半、なんとか室堂に着いた。
途中、剱御前小屋と雷鳥荘で休ませてもらい、小屋の有り難みと温かさを感じた。

結果、何事もなく天狗平山荘へ入ることができたが、天候判断やルート選択などガイドとして考えさせられる日だった。
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天狗平の夕陽を見ながら無事に登山が終わったことに感謝した。

梅雨の時期、判断ミスは致命的となる。
慣れ親しんだ場所でも決して油断はならない。
今後更に最新の注意を払って行動したい。

そして、自分は剱岳へたくさんの人をお連れしたいという思いが強すぎて、考えが偏り少し無理をしてきたかもしれないと感じた。
人それぞれに合った山があるし、それをお客様にアドバイスすることも大切だと感じた。