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能生の怪峰 [頸城]

昨日は4月になって初めての仕事、鉾ヶ岳ガイドでした。
日本海に近い豪雪地帯にある山。
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人が入った気配はなく、下部は激しい藪漕ぎを伴い、上部は不安定な雪壁と雪庇の処理をクリアする必要がある。
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山頂からは火打、海谷山塊、栂海新道、360度の大展望を楽しむ。
9時間掛かって、久しぶりに充実した登山ができた。

考えてみれば、コロナで2月中旬から仕事が減り始め、最近はまともに雪山を歩いていないので今朝は心地良い筋肉痛。

今回のガイドは、深く悩みながらリスクを考えながら、クルマで登山口まで安全に来られる方と日帰りで行った。

発信力がある方々から繰り返される何がなんでも登山は許さないという同調圧力を感じながらも、そんな中で許される行動は何かを自分の責任において考えた。

山小屋の営業も厳しい環境の中、今まで通りの三密は不可能で経営が更に困難になると予測されるが、なんとか関わる人全員の知恵で運営できるよう願いたい。

緊急事態宣言が発せられた都府県の登山者は、更なる厳しい自粛状況になり、周りの人を感染させないための行動が求められる。
緊急事態宣言解除の際、我慢を解き放たれた登山者達の反動リスクも怖い。
あまり極端過ぎる自粛に走り過ぎて自分を見失うことがないよう、息抜きも大切にして欲しいと思うな。