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バースデーケーキ運搬業 [剱立山]

6月24日は天狗平山荘の佐伯賢輔さんの誕生日。
暑い富山市内から天狗平山荘へこのケーキを運ぶのは、ガイドの仕事より大変でした。
保冷剤とドライアイスをたっぷり詰めて、ゆっくりドライブ。
アルペンルートのバスにもゆっくり走るようにお願いした。
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おかげで原型を保ったまま、ミッション達成!
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61歳の誕生日、おめでとうございます。

本業のガイドの方は、今朝早くから雨だったのだが、小康状態のうちに龍王岳Ⅳ峰北面フランケへ。
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弱点を付いたルート取りだが、危ないことはできない今だから仕方ない。
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山頂からの剱岳。
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いつもいる雷鳥さんも元気そうで良かった。
室堂へ着く頃から再び雨になったがセーフ。

今日の夕方からお天気崩れるそうだが、それがどうした。
発想次第で山はいろいろ楽しめるんです。
私達のベース立山は奥が深いのです。

絶景龍王岳 [剱立山]

剱岳から下山して翌日は天狗平山荘へ。

曇りがちの天候だったが、夕方からは美しい景色が見られた。

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さすが、夕陽の名所。

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前日登った剱岳が大迫力。


私は天狗平から眺める剱岳が最も均整が取れて美しいと思う。


そして


翌朝は晴れていたが、とても風が強かった。しかし、一ノ越へ上がる頃には風も落ち着いてきた。

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黒部側へ降りると、これから登る東尾根の全容が見えてくる。
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この尾根は展望が良く、左に槍ヶ岳や穂高岳、笠ヶ岳などか見え、右には剱立山が見える。

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硬くフリクションが良く効く岩は気持ち良い。
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山頂からは薬師岳が素晴らしい。
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梅雨の晴れ間を利用した楽しい二日間でした。

天気予報はあまり良くなかったが、剱立山は梅雨こそ好天に恵まれることが多い。

梅雨にしか見られない風景もたくさんあります。
雨マークが付くとすぐ登山中止する方々には一生見られない風景です。

天気予報には大らかな気持で、剱立山へいらしてください。

剱岳別山尾根からリスタート [剱立山]

6月19日よりアルペンルートが再開され、県を跨ぐ移動も可能となった。
室堂で入山指導を行なっていたが、平日の雨で登山者は少なかった。

6月20日から剱御前小屋に上がった。
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久しぶりの対面に感激。
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夕陽が素晴らしい。

6月21日、やっと剱岳へ。
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帰って来れた。
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平蔵ノ頭付近は、まだ雪が残る。
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剱岳一本目。
これから倍返しで登りまくろう!
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雷鳥さんにもご挨拶。

コロナ禍で長く遠ざかった剱岳ガイドは厳しかった。
また、鍛え直さなければならない。

剱岳が始まる [剱立山]

梅雨入りした週末は最悪の天気予報だったが、土曜夕方にチャンスはあると思い室堂へ上がった。
しかし、ずっと雨が降り続き山荘待機。
15時過ぎて、もう諦めようと思ったら急に晴れた。
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急いでハイクアップして、一本滑れた。
また、すぐに濃いガスに巻かれ視界はなくなった。
これでいろいろあった今シーズンのスキーは終了かな。
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落ちる夕陽に感喜するお客様方を見ながら、やはり山に来て良かったと思えた。

来たる6/19は、いよいよ立山黒部アルペンルート再開日。
そして、県を跨ぐ規制がなくなる日。
やっと、剱岳をガイドできる時がやって来た。
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剱岳は私には特別な山。

モヤモヤした気持で登るのは失礼な山。

6/1から再開したガイド活動の中、剱岳に向けて貯めて来た。気力も体力も満を持した状態。

剱岳は暖かく迎えてくれるか、冷たく追い返されるか。シーズン1本目は不安と期待でいっぱいだ。

梅雨こそ登山 [剱立山]

今年80歳を迎えるお客様を国見岳へガイドしました。
雪も緩んでいるのでロープを結んでのんびりと。
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薬師岳が美しい!
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そして、もちろん剱岳。
昔は剱岳から薬師岳までを立山と称していたらしい。

6月11日から雨が続きそうだったので、以降のガイドを中止して、昨日下山した。
そして、今日から北陸地方は梅雨入り宣言。

でも、梅雨入り宣言が出ても剱立山は登れる日はいくらでもある。

ベテラン登山者でも梅雨入りと聞くと、ずっと雨が降るとイメージしがちだが、雨が降りやすいというだけで、ずっと降っているわけではない。

私としては、むしろ一瞬の晴れ間を狙った登山を展開できるガイドの腕の見せどころと思っている。

しかも、山も小屋も空いている。


梅雨こそ剱立山へ!

残雪立山を満喫 [剱立山]

ガイド再開後、初めての週末は天狗平山荘ベースで立山スキーでした。
ようやく少し落ち着きが見えてきたコロナ禍で久しぶりのお客様方との再会、それは感無量でした。
天候にも恵まれて、最高に楽しい時間を過ごせました。
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しかし、今まで我慢していた分を楽しみ過ぎました。盛り上がり過ぎてしまいました。
私はコントロールする立場として、ホントに未熟者だと再認識した次第です。
反省し、今の状況を踏まえた行動を再考したいと思います。
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天狗平山荘の皆様には感謝の言葉しかありません。美味しい食事と素晴らしい景色に、皆様大満足でした。

週末を終えて、月曜日の雑穀谷で蜂に刺されました。
天罰だと思って痛みを噛み締めます。
再度緊張感を持って、今の状況を乗り切って行きたいと思いますので、皆様よろしくお願い申し上げます。

静寂の山 [剱立山]

立山に戻ってくることができた。

一時は登山という行為も、ガイドという仕事も二度とできないのかという不安を抱えたが、戻ってくることできた。
お世話になっている方々に深く感謝したい。
これから先も、どう推移するのか全く予測ができないが、今はやれることを考えてやるのみ。
登山を再開するにあたって、最も不安だったことは、「山に集中できるのか」ということだった。
様々な行動指針が出される中で、感染リスクに神経質になり過ぎて、登山における本来のリスクを見逃してしまうことが最も怖かった。
登山を再開して、改めてそこを間違えないことが重要だと感じた。
静寂な山に囲まれていると、不気味で恐怖すら感じる。
ガイド再開四日間で学んだことは、山に入ったら山に集中するという当たり前のことだった。
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