懐かしの御嶽山へ [御嶽]
チーム安全登山の皆様と御嶽山清掃に行ってきました。
ニノ池ヒュッテは初めて泊まります。
さっそく清掃開始。
寒風の中での清掃。
たくさんのゴミが集まりました。
夜の部は各社の社長と有意義な意見交換会。
翌朝、私は二回目のワクチン接種のため、一足先に下山しました。
せっかくなので山頂に寄ります。
2014年9月27日に御嶽山は噴火。
多くの犠牲者を出すことになった。
この日はオーストラリアのアラプリーズへクライミングトリップに出ていた。
御嶽山噴火の映像をホテルのテレビで見た時は、どこかの国のいつかの映像だろうと眺めていた。
しかし、LIVEで御嶽山だと知り衝撃を受けた。
すぐに御嶽山周辺の方々に連絡を取り、無事を確認し詳細を知ることになった。
過去、御嶽山周辺では様々お世話になった。
チャオでは、ガイドが休みの平日にパトロールをさせていただいた時期があった。
スキー場のレスキュー講習を担当させていただいた時期もある。
そして、御嶽山のアイスクライミングや雪山登山をガイドメニューとして、頻繁に訪れていた。
しばらくして、スキー場内にアイスクライミングウォールを作ろうという計画ができて、構想から数年後の2014年冬にマイアでようやくスタートすることになった。
アイスクライミングを多くの方に知ってもらい、安全で楽しく遊ぶための講習を開催したい、アイスクライマーを増やしたいと希望に溢れていた。
しかし、この御嶽山噴火で全てが終わったと思った。
御嶽山が危険で暗いイメージを持たれ、スキーリゾートとして客数激減が予想される絶望の中、マイア社長が新たな試みとしてアイスクライミングウォールの設置を継続してくれた時は感動した。
これが、最初に試登した時の写真。
老若男女問わず、沢山の方々がアイスクライミングを体験してくれた。
このウォールを維持管理してくれた方には感謝しかない。
イベントもたくさん開催した。
御嶽山を前に多くの笑顔が溢れた。
しかし、採算が合わずマイアからチャオに場所を移したり、またマイアに戻ったりしながら数シーズンでこの企画は終了することに。
つくづく、自分の無力を痛感することになった。
それから、御嶽山とは疎遠になってしまったが、今回この想い出が詰まった場所にまた来ることができた。
御嶽ロープウェイを利用して、老若男女たくさんの方々が登山を楽しんでいた。
再び御嶽山に笑顔で人々が訪れる姿を見て感無量。
今度は冬に訪れよう。
2021-09-14 07:06