SSブログ

大雪警報の週末は [頸城]

金曜夜から災害級の大雪が降るとされていた週末。
予定は鉾ヶ岳だったが、これだけ報道で脅され続けるとお客様も不安だろうと、中止でも良いよと伝えたが、お任せしますと嬉しい言葉。
 
自分でどう調べても、それほど酷い雪が降るとは考えられなかったが、土曜朝に最終決定することにして、変更オプションを5パターンくらい用意しておいた。
5D95AEFC-59B1-4B59-A8DD-A191433AB991.jpeg
土曜朝はこんなもの。
いつ本降りになるかと待っていたが、青空も見えだした。

なので、予定通りに糸魚川前泊。
7AC9382F-47FC-4CF8-B566-11C0EACF43EA.jpeg
作戦会議という名の寿司三昧。
結局、土曜夜も大して降らず。
 
しかし、翌朝は西風がもの凄く強くて東側登山口へ移動。
吹雪で山は見えず、行動できそうにないので、オプションのひとつである放山へ転身。
 
パトロールに登山届を提出しに寄ったら、「どうせ、山頂には届かないでしょ」みたいな感じで…。
ABA80584-E651-4FAA-8378-715A70A731F1.jpeg
薮は濃く、思ったほど積雪量は多くない。
822187BA-1A11-4142-BFEB-E48F908B9968.jpeg
ワカン履いて、だいたい膝下。
吹き溜まりで股くらい。
 
尾根上は風が強いが行動には支障なく、ラッセルを楽しむ。
00217263-EEB5-48BC-8EEC-BAA2BCE48669.jpeg
快調にラッセル回して、2時間で山頂へ。
F7F719AF-02B3-4819-88AD-B3E40C891D2A.jpeg
景色もなにも見えないが、妙な満足感がある。
トレースがない、誰もいない、風の音しかしない山は実に楽しいのだ。
山の価値は自分で決めるもの。
A9DA2FE0-F5CE-45A9-B460-1129187C5975.jpeg
なにか変な動物がいた。
9E6FED1B-6DDE-4F85-AB2F-D3FBAC5A9E6F.jpeg
シャルマン山頂に戻って、楽しみにしていたカニ丼。
今シーズンは何回食べれるかな。
3B3689D0-11A5-49AB-9511-CD6E3BF4B89A.jpeg
豪雪シャルマンで新雪降ったら滑らないわけには行かないー!

そのあとはスキー開始。
一度で二度美味しいシャルマン。
 
午後から冷えて板が良く走る。
ラッセル登山&スキー、そして寿司&カニ。
お客様も大満足の週末だった、はず…。

「下山の道路が通行止になりました。迂回路はありませんのでスキー場でそのまま待機してください」と場内アナウンス。

マジかー?
 
2012年に雪崩で通行止めになり、スキー場で缶詰になった時のことを思いだした。

どうやって帰るんですかー?とお客様。

ヘリで食料投下してくれるから心配するな!と自分。
 
人生はまさかの連続だ。
 
結局、クルマの単独事故で一時間ほどで降りれるようになった。
事故のクルマは黒焦げになっていたが、大丈夫だったのだろうか…。