大雪警報の週末は [頸城]
金曜夜から災害級の大雪が降るとされていた週末。
予定は鉾ヶ岳だったが、これだけ報道で脅され続けるとお客様も不安だろうと、中止でも良いよと伝えたが、お任せしますと嬉しい言葉。
土曜朝はこんなもの。
いつ本降りになるかと待っていたが、青空も見えだした。
なので、予定通りに糸魚川前泊。
作戦会議という名の寿司三昧。
結局、土曜夜も大して降らず。
しかし、翌朝は西風がもの凄く強くて東側登山口へ移動。
吹雪で山は見えず、行動できそうにないので、オプションのひとつである放山へ転身。
パトロールに登山届を提出しに寄ったら、「どうせ、山頂には届かないでしょ」みたいな感じで…。
薮は濃く、思ったほど積雪量は多くない。
ワカン履いて、だいたい膝下。
吹き溜まりで股くらい。
尾根上は風が強いが行動には支障なく、ラッセルを楽しむ。
快調にラッセル回して、2時間で山頂へ。
景色もなにも見えないが、妙な満足感がある。
トレースがない、誰もいない、風の音しかしない山は実に楽しいのだ。
山の価値は自分で決めるもの。
なにか変な動物がいた。
シャルマン山頂に戻って、楽しみにしていたカニ丼。
今シーズンは何回食べれるかな。
豪雪シャルマンで新雪降ったら滑らないわけには行かないー!
そのあとはスキー開始。
一度で二度美味しいシャルマン。
午後から冷えて板が良く走る。
ラッセル登山&スキー、そして寿司&カニ。
お客様も大満足の週末だった、はず…。
「下山の道路が通行止になりました。迂回路はありませんのでスキー場でそのまま待機してください」と場内アナウンス。
マジかー?
2012年に雪崩で通行止めになり、スキー場で缶詰になった時のことを思いだした。
どうやって帰るんですかー?とお客様。
ヘリで食料投下してくれるから心配するな!と自分。
人生はまさかの連続だ。
結局、クルマの単独事故で一時間ほどで降りれるようになった。
事故のクルマは黒焦げになっていたが、大丈夫だったのだろうか…。
2021-12-20 16:22