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平和な日 [妙高]

長く続いた大雪が終わった日、平穏を取り戻した妙高へ。
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白く深い雪の中を青空の下、汗かいて登った先には妙高山、黒姫山、頸城の大展望。
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童心に帰って山に遊ぶ。
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スノーハイクという新兵器を使ってみた。
これを山で使うにはアイデアが必要だが、場所を選び、雪を選ぶと相当楽しめる。
新たな遊び道具を見つけると子供に帰れる。
山でいろんな遊び方にチャレンジしてみたい!
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日本海へ沈む夕陽に向かって富山へ帰る。

こんな平和な日にロシア軍事侵攻を聞いた。
馬鹿なことをしてくれたものだ。

豪雪 [Guide]

今シーズンは雪が豊富。
というか、降り過ぎ。

2月23日は雪山ガイドの予定だったが、予定した山は寒冷強風で凍傷リスク高し、ラッセル登山で転進先を妙高と考えた。
前夜集合だったので、昨日集合前に現地の登山口をいろいろ回ってみた。
昼なのに除雪車が走り回っていた。
 
いろいろ模索したが、どう考えても安全に楽しんでいただけるイメージが浮かばず、無念だがお客様に当日中止を連絡した。

雪の存在は、私の仕事にはとても有難いものだが、ほどほどにして欲しいと思うのは身勝手だろうか。
 
今週末からは気温も上がってきそうなので、厳冬期パウダーは今回で終了となり、季節は春に向かいそうだ。
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昼ご飯を食べる暇もなかったが、閉店準備していた食堂ミサに飛び込んでチャーハンを食べさせていただいた。
富山までの帰路は長かった。

ここに来れて良かった [八甲田]

東北を転戦しながら八甲田へ。
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二月は北東北へ向かうことが好きだ。
雪、地形、風、雰囲気、食、素朴な人々など魅力は尽きない。
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参加していただいた方、参加したかったけど叶わなかった方、縁が切れてしまった方…。
来シーズンこそは、たくさんの方々と笑顔で向かいたいと思う。
今シーズンは中止にしようかと思ったけど、やはり来て良かった。
新たな発見や学ぶことがあり、他へ逃げていたらその機会を失くすことになっていたのだ。
次に繋がるよう一層精進して行きたい。
青森へ気持ちよく来られる世の中になりますように!

お気軽にご相談ください [剱立山]

剱岳ガイド新規予約につきまして、要望があります。
 
新規予約は大歓迎ですが、それなりに危険を伴う山ですので、過去の登山歴や体力、技術、知識、装備などについて数多くのやり取りをさせていただいてから、新規予約を受け付けております。
 
少なからずの時間と少なからずの金を掛けた剱岳へチャレンジを残念な形にしたくないし、来る者拒まず的なガイドはやりたくないからです。
 
剱岳のルートや雪と岩の状況などをお伝えして、そのルートの適期を考慮しながらガイド時期も決めています。
能力的に不安がある方は、ガイド受付を断るか、事前にレベルを下げたガイド山行への参加を提案し、剱岳を登るにあたっての準備をしていただくようお願いしております。
そのようなやり取りを経てから、予約していただきますが、その後すぐにキャンセルという方がいます。
1月に、9月や10月のガイド予約を入れて、1週間後にはキャンセルメールが来たりします。
それはご本人の都合や、私の落ち度でキャンセルとなるケースは全く問題ではないのですが、明らかに剱岳の情報を得るためだけにガイド予約をしてくる方もいます。
今まで、延数千人の方をガイドしてきたので、メールや電話のやり取りで、この方は一緒に行く気はないなと確実に解ります。
以前は、そのような方はシーズンに2、3人だったでしょうか。
なぜか、今年の1月は非常に多くて困惑しております。
「ガイド申し込みはしないけど、剱岳の情報を教えて欲しい」と聞いていただけたら、快く答えたいと思っています。
それが、剱岳でガイドさせていただいている者の使命だと考えておりますので、予約、キャンセルという無駄な手間は掛けなくて大丈夫です。
希望される方はお気軽にご相談ください。
不安要素を取り除いて、準備万端で剱岳を楽しみましょう!
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山小屋や山荘に、天気の相談や「自分に登れますか」的な相談をしても対応はできませんが、私はできる範囲でお応えしたいと思います。

山之坊へ [大好きなスキー]

よく晴れた平日に糸魚川の奥地へ。
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青空にノートラックの白い斜面。
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海谷山塊や白馬の稜線が見渡せる。
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眼下にある立派な山。
以前はこの山にある反対側の壁でクライミングガイドをしていたのが懐かしい。
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雪は重くて快適パウダー滑走とはいかなかったが、そんなことよりこのロケーションでスキーができることが最高の贅沢だ。
 
登山口である山之坊集落には1960-70年代頃にスキー場があったらしい。

大糸線の平岩駅から徒歩60分で、新潟県では一番はずれのスキー場。
今でもなんとなく、その雰囲気を感じ取ることはできる。
 
その静かな跡地周辺や林道を、外国人のスノーモービル三台が爆音を立てて縦横無尽に走り回っていた。
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法的なことや規制はよく理解していないが、いろんなことを考えたら、山は穏やかに楽しみたいものだと思った。

寒さに負けた [八ヶ岳]

この週末は八ヶ岳へ。
寒冷に対する覚悟を持って入山したが、やはり寒かった。
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初日はアイスキャンディにて。
夕食の有頭海老フライは絶品。
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翌朝は阿弥陀岳北稜へ。
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先行パーティのトレースがあり、楽をせてもらった。
寒いが風は穏やかで、これは登れるだろうと思っていたが、まさかの渋滞で停滞。
動いている間は、温かいが止まると辛い。
とても抜けるような人数ではなく、登った後も中岳沢を降りれず、北稜を下降しなければならない降雪量だった。
これから先、登って降りるまで、どれだけ時間が掛かるかも読めず、残念ながら下降することにした。
粘れば登れるコンディションだっただけに後髪引かれたが、弱気過ぎただろうか。

2022年2月2日 [Guide]

今日はMRI検査。
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重症だった腰椎椎間板ヘルニアが消えてしまった。
昨年の今頃を思い出したら奇跡のようだ。
手術をしなくても、治ると断言してくれた担当医師には感謝しかない。
膝前十字靭帯断裂の時もそうだが、どの医師と巡り会うかで人生は大きく変わってしまう。
私と親しくお付き合いくださる医師の皆様からも沢山の良きアドバイス、指導を戴いて乗り切ることができた。
そして何より、私を支えてくれたお客様方、誠にありがとうございました。
この二年間、嫌なことばかりが続いたけど、やっと光が刺して来たような気がする。
これからも腰痛、膝痛と上手く付き合いながら、自分らしいガイド活動を続けて行こうと思う。
私が良き医師に出会えたように、お客様が良きガイドと出会えたと思えるような。
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2022年2月2日は忘れられない日になりそうだ。

頸城山塊の絶景スキー [大好きなスキー]

2月1日は、降雪後のナイスタイミングで放山へ。
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シャルマンのクワッドでゲレンデトップへ。
パトロールのアスカさん、スーシュのヒロシさんに挨拶してから入山。
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降雪は15cmくらいとのことだが、谷地形では倍以上のパウダー。
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能生の怪峰 鉾ヶ岳と権現岳。
今回のお客様とは一昨年の冬に登ることができたのだ。
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山頂付近では、我々の影がカッコいい。
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滑る斜面はノートラックで、ワクワク感が止まらない。
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いよいよ放山へ。
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山頂からは焼山北面が美しい。
火打はガスに隠れていた。
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いよいよドロップ。
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写真撮ってる暇もなく、楽しい時間が続いた。
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この橋を渡るとシャルマン最下部へ滑り込んで終了。


 
短い時間だけど、夢を見られます。
残念なのは、楽しみにしていた「あさひ楼」が休みだったこと(涙)
 
富山への帰りは一般道で。
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富山最低山の一等三角点に寄りました。
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17.36mだが、富山の名山が見渡せる海の前。


なんか良い一日だった。