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フラワーガイド初心者マーク [北アルプス]

コロナ再拡大し、世の中も落ち着きなく、ガイドキャンセルが続いているが、流れに任せるしかない。
 
私のスケジュールが空いたら来ていただける常連様には感謝しかない。
 
剱立山周辺ルートはだいたい登り尽くした方々なので、志向を変えてフラワートレッキングで獅子岳へ。

小雨降る中、室堂到着。
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雨具を着用して歩き始めたが、室堂山荘前で雨は上がった。
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このくらいは私でもわかる。
しかし、今年はタテヤマチングルマに一度も会わないな。

浄土山の尾根にでたら雷鳥だらけ。
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どこにいるか解るかなぁ。
 
まぁ、それにしてもいろんな花があるものだ。
私も努力して、随分覚えたがキリがない。
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今回はお客様2人ともすごく詳しいので、教えてもらいながら歩む。
これで、ガイド料金をいただくのは、かたじけない。
 
鬼岳東面にはまだ雪たっぷりで、ピッケル、アイゼン、ロープを用意してきた。
しかし、ちょうど五色の皆様が雪切りしている最中で、有り難く作り立ての階段を使わせていただいた。
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まだまだ、しばらくアイゼンは必要かな。
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そして、獅子岳。
残念ながら展望なし。
でも、花は当たり年で、雷鳥もいっぱい見れたから充分満足したらしい。

帰路、突然「ほんごー」と呼ぶ声がした。
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私が初心者の頃に、岩と雪を教えてくれた大先輩ご夫妻だった。
この方と出会わなかったら、私の人生は全く違うものになっていただろう。
 
クライミングが楽しくて仕方なかった良き時代が懐かしくなった。
 
あの頃は、山を登ることを仕事にするなんて思ってもいなかった。
ただ、ひたすらに仲間と岩に登って、酒を飲むのが楽しかった。
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また、雛を引き連れた雷鳥がいた。
親子の会話が聞こえて来る。
雛と母が逸れないようカメラで追い回すのは辞めて、静かに見守りましょう。
この日も雷鳥の生息域にドローンが飛んでいた。
雷鳥がドローンを天敵の猛禽類と間違えて、強いストレスを感じるので辞めましょう。
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独りで立つカッコいいコバイケイソウがあった。
男はこうありたいものだ。

雨に降られず、室堂へ着いたが、バスに乗ったら本降りになった。
また、今回も良い山を楽しませてもらった。