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懐かしの穂高へ [北アルプス]

剱岳へ頻繁に通うようになり、すっかり足が遠のいてしまった穂高へ。
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西穂から奥穂のルートは東京でガイド活動を行っていた頃、頻繁に訪れていたが、10数年ぶりになるだろうか。
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まずは西穂山荘へ。
夕立が来る前に到着した。
割と空いていて個室でゆったり過ごせた。
 
翌朝は雨が残り、予定出発時間を遅らせてスタート。
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霧雨の独標を越えて、濡れた岩場が嫌らしく感じる。
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ピラミッドピークを越えたら、ブロッケンが出た。
チャンピオンピークというのができたらしいが、どれだかわからない。
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西穂山頂でようやく、青空が見えた。
ここからロープを繋いで、ジャンダルム、奥穂を目指す。
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目指す峰は遥かに遠い。
 
間ノ岳あたりから、以前の記憶が蘇ってきた。
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逆層スラブを越えて、天狗へ。
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まだまだ先は長いのでゆっくり歩いているつもりが、いつの間にかガイドグループの先頭になってしまった。
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ようやく、ジャンダルムを望む場所に出た。
飛騨尾根にロープが見えたので、誰かガイドがいるのだろう。
誰だかすぐにわかった(笑)
飛騨尾根も良くガイドしていたが、今回は普通にノーマルルートから登る。
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飛騨尾根をガイドしてたA君に撮ってもらった。
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ロバ耳周辺は一番気を使う場所。
以前は、もっと岩がカチッとしていたが、繰り返される地震の影響なのだろうか、随分と悪く感じた。
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そして、フィナーレの馬の背は快適に登れた。
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奥穂に到着。
 
安定した技術を持ち、タフなお客様方のおかげで早い時間に穂高岳山荘へ。
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穂高岳山荘は混雑していたが、個室対応していただいたおかげで快適な一夜を過ごすことができた。
 
腕利きの山岳ガイド、国際ガイドと多くの再会があり、楽しい時間を過ごせたことも嬉しかった。
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最終日は朝焼けが美しかった。
この展望テラスは素晴らしい。
お世話になった穂高岳山荘から白出沢ルートへ。
2020年の地震でルート崩壊して、2年間通行止だったが、穂高岳山荘の尽力で復旧したばかりと聞き、降りてみたかった。
過去に2回降りたことはあるが、そうとう昔なので、ほぼオンサイトだ。
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上部は、不明瞭な部分もあるが、慣れた登山者ならルートロストすることはないだろう。
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アビナイヨ(笑)
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新しい鎖場はまだまだ足元は不安定で注意が必要。
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長いハシゴや鎖場、高巻きを繰り返す。
足元はかなり不安定で、ヘルメット必須。
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この橋を渡ると悪場は終わり、平和が訪れる。
あとは枯れ沢を数ヶ所渡り、樹林帯を抜けるだけだ。
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白出沢登山口に至る。
涸沢側と比べると、ほぼ無人と言って良いくらいの静かなエリア。
上高地の喧騒が苦手な方にはお勧めかも知れない。
ただし、それなりの登山力は必要だが…。
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穂高平小屋でカキ氷を食べて、スッキリ!

新穂高へ無事に到着して、周回終了。
天候に恵まれた素晴らしい三日間。
このタフな周回は、体力気力が必要で、核心は復行なった白出沢の下降だった。
今後、登山者が入って道が安定するのか、または雪や地震の影響でどう変わるのか。
興味深く通っていきたい。
 
槍穂高で再びガイドしてみようと思う。
お世話になった皆様に感謝!