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もうすぐ春ですねー [ハイグレードハイキング]

上市の富山百山へ。
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久しぶりに気温が上がり、春の定番リスクオンパレード。
 
一番嫌なのは花粉( ;  ; )
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高い杉からの落雪、沢穴、重雪ラッセル、花粉、スラッシュ、霙、雨…いろいろあり過ぎて、困りました。
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雪の状態が悪すぎて時間が掛かり、予定の山には
行けず、隣の山へ方向転換。
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長年お付き合いいただき、ありがとうございます。
80過ぎても元気に登れそうですね!
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〆は都。
剱岳が見えるラーメン屋。
営業時間が過ぎてましたが、頼んだら入れてくれた。

結果、楽しい一日になったと思います。

真田の里へ [ハイグレードハイキング]

この週末は海谷周辺ガイドの予定だったが、日本海側は気圧の谷の通過で絶望的な天候になりそう。
 
転進先は無難な妙義エリアも考えたが、定番過ぎてあまりにも芸がなく、海谷山塊の代案としては場違いだ。

なので薮岩求めて信州上田へ。
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岩薮好きな登山者が楽しめる山が数多くある上田は新幹線の停車駅でもあり、東京からのアクセスも良い。
 
西の妙義とも言われるが、趣は違う気がする。
 
上田は独鈷山が有名だが、この山にも様々な特徴的な登路がある。
まずはバリエーション入門的な帰望峰から竜王山を経て独鈷山へ。
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沢を跨いで、枯葉ラッセルして苔蒸した岩稜を行く。
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上田の街並みが眼下に見える稜は気持ち良いが寒風がきついアクセント。
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楽しいチムニーから這い上がったりして、アップダウンを繰り返す。
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帰望峰。

ラッペルしてコルに降りて、また登ると。
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竜王山。
 
泥道を下降して、また登ると。
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上田を代表する独鈷山に。
 
夜は…。
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なんとなく惹かれて入ってしまった。
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戦国時代のヒーローを真田幸村をコロッケにしたらしい。

次は猿飛佐助が修行したとされる角間渓谷へ。
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3歩上がって2歩退がる的なズルズルの足場を騙し騙し登ると鬼ヶ城。
 
ここにはなぜか立派な鎖場がある。
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鬼ノ塔。
 
ここはトラロープはあるが、なんとなく嫌な予感がして、スタカットで登った。
 
鬼ノ戸渡のトラロープはフィックス先が支点から外れていた。
何も考えずに荷重したらフリーフォールだ。
 
残置されたロープは絶対疑わなければならない。
 
我々は時間は掛かっても、ラッペルして安全圏に脱出した。
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通過してから看板があったが、先に言ってくれという感じ(笑)
 
その後、ジャンクションピークを超えて、またズルズルの急斜面を上がる。
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薮を超えて雲雀峰に到着。
 
周囲の山々には雪が載っている。
この辺りはまだまだ先に繋げられるスリリングな山が多く、今後も研究してみたいところだ。
 
参加されるお客様方には、この先に何が待っているのだろうというドキドキ感をたくさん楽しんでいただきたい。
そのためには、ガイドする側が足跡を追いかけるだけじゃなくて、常に開拓精神を持たねばならぬと思う。
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下山後は、美味しい信州新そばを食す。
これは「幸村」という名前の3人前の量だが、予想より多くてお客様に手伝ってもらった。
 
上田を出て、上越に入ったら土砂降りの冷たい雨が続く。
冬の足跡が近づいて来た。

日本海側の山は、このまま季節は冬に移り変わるだろう。
今冬もたっぷり雪を楽しめるような気がする。
 
さて、そろそろ冬の準備をしよう!

白き山々の展望 [ハイグレードハイキング]

2023年10月17日の富山は秋晴れ。
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大辻山から見る立山は真っ白で、このまま下地になってくれたら、来月の立山スキーガイドが楽しみだ。
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剱岳も少しずつ冬の装いとなり、段々と心も躍る。
 
相変わらず、剱岳は恥ずかしがり屋で顔を全部見せてくれない。
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白岩川から登り、岩場でロープワーク講習。
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手っ取り早く結果を得ようとする登山者が多い中で、こういう事を学びたいと思う方がいることは嬉しいし、なにより本人の登山に対する姿勢として正しいと思う。

頭で考えるより、慣れて身体に染み込ませるべきこともある。
それが洗練された無駄のない動きに繋がる。
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大辻山は黄色が美しい。
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素晴らしい展望を堪能できる秋晴れの一日になって良かった。
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今日は自分も60歳最終日。

男の還暦は厄年でもあるので、この一年なんとか乗り切ったなぁ…
 
とか…考えながら本道ルートをのんびり降りていたら、林道直前で熊にバッタリ!
 
顔が会った瞬間に熊が逃げて行ったので良かったが、そろそろ気をつけないといけない時期だね!

上高地の裏山へ [ハイグレードハイキング]

この日はとても寒い朝だった。
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上高地の河童橋からは穂高連峰が目に付くのだが…。
誰も注目しない、右後にはひっそりと目立つ岩山が存在する。
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この六百山は登山道がない岩と薮のバリエーションで、以前は何度もガイドで残雪期に登っていた。
 
自分の中ではこの山の存在はすっかり忘れていたのだが、この山に登ってみたいというお客様のリクエストで、おそらく15年ぶりに登ることになった。
入山口も変わっていて、ルートも随分変わった印象を受けた。 
 
入山者が増えたのだろうか。
 
ピンクテープもあり、踏み跡もあるが、それなりに残雪と薮と脆い岩に慣れた登山者が対象とする山だろう。
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薮を掻き分けて、ガレ場を登ると背中には岳沢から広がる穂高連峰を望むことができる。
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急峻な雪渓を処理して、ガレ場や草付きを登る。
頂稜に取り付くと傾斜は一気に増して、転滑落は許されない。
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脆い岩場は緊張感を持って登りたい。写真はダメな例(笑)
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朝は寒かったので、岩からはツララ。
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ホールドにしたい岩は氷が張り付いて、難度は上がる。
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この辺りの岩が凍っていて、核心だった。
立木でビレイして引き上げる。
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山頂まで指呼の距離。
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霞沢岳が同程度に並ぶと。
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360度の展望が見渡せる六百山ピーク。
 
お客様はいつもと違う角度から見る穂高連峰、笠ヶ岳、焼岳、乗鞍岳…に大喜び!
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岳沢小屋が下に見えている。
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そして、こういう山は下降が危険であることは常なので慎重に事を進める。
 
沢に降りても、不安定な足場は続き、疲労は蓄積する。

ようやく、河童橋に降りたら、一気に別世界へ戻る。

「楽しかった」「また、登ってみたい」という声に、この山を春の定番メニューに再び加えるのも悪くないと思った。

久しぶりの六百山。

40歳代の体力、気力、技術が充実していた時には解らなかったこの山の魅力が、今の自分にはとても刺激になったガイド山行だった。

脆い岩、変化が激しい雪渓、びしょ濡れの草付き、凍り付いた岩…この先に何が待っているのだろう。
次々に現れる困難が楽しみで、クリアするたびに今日の山行が益々充実するのだ。 

晴れて暖かくコンディションが良い日ならば、また違う印象を持つのだろうが、山は登ってはならない日もあり、日々状況変化があるから、そこが魅力なのだろう。

里山WEEK [ハイグレードハイキング]

三月に入り、一気に春へ向かって加速中。
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富山市内からの剱岳ビューも冬の終わりを感じさせる。
 
冬山も終わり、三月からは春山。
残雪を楽しむシーズンが始まった。
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三月一日は、怪我リハビリ中の方と立山を拝みに来た。
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素晴らしい眺望。
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なぜか、天狗山が真っ白に見える。
  
最近、山だけではなく家で怪我する方も多い。
皆様、気をつけてくださいね。
 
さて、翌日は飛騨高山の原山から松倉山への周遊コースをご案内した。
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原山からは遠く剱岳がバッチリ見えた。
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松倉山は、高山市内と薬師岳から黒部五郎岳が良く見える。
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乗鞍岳と平湯周辺の山々。
とても喜んでいただいた。
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80歳の方で剱岳北方稜線のガイド依頼をいただいた。
錚々たる登山歴がある方だが、まずは一緒に歩いてみましょうと。
10分も山を一緒に歩けば、その方がどのような山をやってきたかは、すぐわかる。
そこで、目標に向けたアドバイスをして準備していただいたら、様々な疑問点がクリアになり本番がとても楽しいものになるはず。

私は年齢で、ガイド申込を断ることはしない。
 
過去に89歳の方を西穂から奥穂へガイドしたこともあるし、70歳代後半の方をチンネへガイドしたことも数回ある。
 
逆に40歳代、50歳代でいつまで経っても弱い方はいるし、年齢では括れず要はその方次第なのだと思う。 

剱岳北方稜線に向けたアドバイスにも真摯に耳を傾けていただき、きっと目標を達成するに違いないと思う。

そして、翌日は富山百山「大乗悟山」へ。
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今まで2人で自己流でやって来たので、自身の登山スキルを上げるために!
先月に引き続き、次のステップへ。
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大乗悟山を普通に登るだけではなく、薮を漕いだり、崖を降ったり、ロープを使って登下降したり…。

次回は岩を登る予定。
 
今夏に剱岳をガイドする予定だが、きっと目標を達成することだろう。

昨シーズン、初見で剱岳のガイドを受けて、登れなかった方が2グループいて、やはり事前講習はお互いにとってメリットは大きいと思う。
 
シューズの選択ミス(近年はシューズ崩壊も多い)、完全なる経験不足(登山歴を詐称する方もいた)、ガイドとの相性不一致(笑)などを防ぐことができると思う。
 
単に剱岳に登って終わりではなく、どうせ登るなら剱岳の素晴らしさ、隠された魅力を沢山お伝えしたいし、大好きになってまた何度も剱岳へ帰って来て欲しい。
 
だから、別山尾根や早月尾根は技術体力に余裕を持って笑顔で登って欲しいと思うのだ。
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岩窟有する里山へ [ハイグレードハイキング]

信州筑北村の岩殿山へ。
戸隠や飯縄の修験道との密接な関わりがあり、深い谷と荒々しい岩が点在する標高1000m超とは思えない楽しい山。
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北アルプスの眺望が素晴らしい。
 
登り出しは降雪があり、足元は泥々になったが、フカフカの落葉でシューズも綺麗になった。
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今回は来夏に剱岳を目指す方々。
不安定な滑りやすい斜面の歩き方、岩場での疲れない歩き方、バランス良い筋肉の使い方などを説明しながら登る。
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稜線上では青空も見え出し、岩場の上からの景色も楽しい。
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控えめな山頂標識。
分岐へ戻って、三社権現へ。
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明治の初期に奥の院伽藍は焼失したらしい。
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奥の院は大きな岩窟の中にある。
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我々は岩窟の裏側に登り、続く岩稜で岩場トレーニング。
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高度感ある岩稜帯を楽しむ。
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こうして、自分の目標である山へチャレンジする前に準備していただける方々は本当に有難い。
 
装備やトレーニングへのアドバイスもできるし、お互いを良く知ることで同志としての関係性も築くことができるのだ。
 
来シーズンはきっと楽しく剱岳に登れることを確信している。
 
前向きにチャレンジする方々はご一緒していて楽しいし、精一杯応援させていただきたい!

霜月の薮納め [ハイグレードハイキング]

グリーンシーズン最後のガイドは大猫山。

ここから新雪を纏った剱岳を見せてあげたいと馬場島へ。
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馬場島荘シーズンラストの宿泊客として利用させていただく。
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おろし蕎麦。
 
夜は立山ポークのしゃぶしゃぶ。
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そして、池田さんが作ってくれたオジヤが美味かった。
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そして、一献。
楽しい夜を過ごす。
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夜は雨が降ったので、ゆっくり出発。
 
大猫山は登山口からいきなりの急登。
 
日本三大急登などとは比較にならない急峻な登り。
ホンモノの急登とはここのこと。
 
1400Pで一度傾斜は落ちるが、再び急登になる。
 
上部は年々、薮化が進んでいる気がするので、大猫平に着く頃には薮漕ぎで全身ずぶ濡れ。
 
低体温症にならないよう、防寒着をたっぷり着る。
 
強い寒気で初冬の洗練を受けた。
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しかし大猫平は深山幽谷の雰囲気あり。
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多数現れる池塘にも癒される。
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大猫山分岐のお地蔵さんも寒そう。
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霧氷を無表情で眺める…余計寒い 笑
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チングルマの綿毛が凍っている。
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大猫山からは剱岳は見えず。
残念ながら往路を戻る。
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標高を下げてきたら、猫又山が見えてきた。
しかし、気温はどんどん下がり、おそらく氷点下。
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休憩も短めで動かないと耐えられない。
 
そして、急峻な下降で虐められる。
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1400Pまで降りたら、ようやく白い剱岳が見えた。
 
もっと上から見せたかったよ。
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馬場島荘に帰る。
 
最後の蕎麦ということで、特別な蕎麦粉で打った十割蕎麦をいただく。
過去最高に美味かった!
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春のオープンからお世話になった馬場島荘とも暫しのお別れ。
 
恒例のカレンダーも今年で引退するそうだ。
ガイド引退の時もそうだけど、池田さんの引退タイミングは実に勉強になる。
私もタイミングを間違えないようにしたい。
 
夜中、疲れて爆睡していたら、「どカーン」と何度も轟音で目が覚めた。

富山の初冬名物「鰤起こし」だ。
 
そして今朝、室堂からまとまった降雪のニュースが来た。
いよいよ、明日から雪の世界でガイドをスタートする。
今シーズンも白い世界でお待ちしております♪

晩秋の戸隠西岳縦走 [ハイグレードハイキング]

この週末は日曜より土曜が確実に良いコンディションになりそうなので、一日前倒しで戸隠西岳縦走へ。
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鏡池にゆっくり集合。
これから行く山稜を眺めながら気分も高まる。
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入山する人が増えたせいか、昔と比べたらハイウェイのようなアプローチ。
渡渉ポイントも水量は少ない。
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牧草地から見えるダイレクト尾根が迫力だ。
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P1尾根は乾いて快適そのもの。
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P1尾根上部から登って来たルートが良く見える。
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2020年3月3日にP1尾根を懸垂下降した時の残置スリングがそのままで懐かしい。
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やっと着いた。
ここまで駐車場から3時間半。
まぁまあのペースだ。
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西岳に上がる前に大好きなレストポイントで栄養補給。
ここからは戸隠が紅い絨毯のようだ。
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西岳は地味なピーク。
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この縦走路の核心部でもある西岳からの下降路は凍結箇所もあり、緊張感がある。
一瞬、虹のような光が入った。
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本院岳へのキレットからの戸隠。
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ここを越えるとひたすら下降して、もうひと山を登る感じで、体力的に消耗する。
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八方睨でお客様からシャインマスカットをいただいた。
メチャクチャ美味い♫
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今回は三人ともザンバランのサラテ13で揃えた。
このような岩稜ルートにはベストチョイスと言えるだろう。
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鎖場遊園地のような一般道を快適に降りて、奥社で参拝した後、夕方の鏡池へ。
 
これで無事一周♫
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どんぐりハウスは16時までなのでセーフ!
火照った身体に冷えたクリームソーダが染みる。
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今週末を境にいよいよホワイトシーズンに向かう事になりそうだ。
そろそろ冬に向けて、身体も装備も入れ替えなければならない。

秋晴れ感動の御前ヶ遊窟 [ハイグレードハイキング]

秋晴れの御前ヶ遊窟ガイドへ。
 
豪雪地帯で磨かれた大スラブはこの世のものとは思えない美しさ。
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その昔、平家の奥方が隠れ住んだとの伝説が残る御前ヶ遊窟。
 
そんな伝説が真実に思えるこの地に、初めて訪れたのは30年以上も前だが、その感動は何度来ても変わらない。
 
毎年11月の第2週はこの地に来ると決めている。
なぜなら、いつも素晴らしい紅葉が味わえるから。
 
11/6は、津川に着いたら雨だったが、登山口は晴れていた。
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泥と渡渉、約2時間の悪いアプローチをこなす。
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また、今年もこの景色に出会えて幸せだ。
最初だけは濡れて悪いスラブだが。
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紅葉のトンネルを通過して、400メートルと言われる乾いたスラブに入る。
 
あまりの美しさに、我々は放心状態。
日本にこんな景色があるんだ。
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快適なスラブクライミングを楽しむ。
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これが御前ヶ遊窟だ。
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更に山頂へ向かう。
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標高846mとは思えない凄まじい高度感と大展望。
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井戸小屋山を経由して下山。
 
そして、翌日11/7も御前ヶ遊窟へ。
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今度はプライベートガイド。
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夜に降った雨の影響で前日よりは濡れて悪いが、高気圧の影響でコンディションはどんどん良くなってきた。
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何度も歓喜の声を上げながら、スラブを楽しむ。
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前日とはルートを変えて登ってみた。
ここは、そういうガイドができる広大なスラブだ。
今まで、左側から右側まで様々なルートで登ってみたが、指向に合わせられるところも素晴らしい。
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待望の御前ヶ遊窟へ。
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そして、このスラブを感動で泣きながら登っていらした。
これほど、ガイド冥利に尽きることはない。
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尾根に飛び出して、長いスラブは終了。
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この日は白い飯豊山がハッキリ見えている。
 
井戸小屋山から下山。
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落葉でヅルヅル滑りながら。
2回連続の御前ヶ遊窟は素晴らしい紅葉に恵まれた。
登山口でクルマを回収して、富山へ4時間のドライブ。
無事に、えび寿司へ。
お客様も美味しい肴と酒、お寿司に大満足!
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新潟出張四日間は秋晴れ快晴に恵まれた。
良い仕事できたかな!

薮岩泥ガイド [ハイグレードハイキング]

下田山塊にある登山道なき山をガイドする。
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誰も見向きもしない山に価値を見出すことは楽しい。
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泥を登って、薮を漕いで、ポロポロ取れる岩を登る。
時々踏み跡はあるし、ピンクテープも出てくるが、人の気配よりは獣の気配。
道の正解は自分で探し、違ったらリカバリーする、その繰り返し…登山の総合力を問われる。
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時々、真っ赤な紅葉も目を楽しませてくれる。
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ここは快適な薮。
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曇天だったが、晴れたり雨が降ったりでびしょ濡れになりながらクライマーズハイ!
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これぞナチュラルプロテクション笑
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山高きが故に貴からず。
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物の価値は自分で決めるものだ!と思う。

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