SSブログ
北アルプス ブログトップ
前の10件 | -

懐かしの穂高へ [北アルプス]

剱岳へ頻繁に通うようになり、すっかり足が遠のいてしまった穂高へ。
A73C7C93-64A0-4164-A6A3-D52E143882B9.jpeg
西穂から奥穂のルートは東京でガイド活動を行っていた頃、頻繁に訪れていたが、10数年ぶりになるだろうか。
CD9A8E77-0F36-4F36-B011-A7484152A6F0.jpeg
まずは西穂山荘へ。
夕立が来る前に到着した。
割と空いていて個室でゆったり過ごせた。
 
翌朝は雨が残り、予定出発時間を遅らせてスタート。
463382C3-DED1-491F-A7E1-CD043BF55939.jpeg
霧雨の独標を越えて、濡れた岩場が嫌らしく感じる。
740CA524-BCA6-40B1-A14C-20F2072C230A.jpeg
ピラミッドピークを越えたら、ブロッケンが出た。
チャンピオンピークというのができたらしいが、どれだかわからない。
B423B9FF-9993-455A-86D4-450B25445CE8.jpeg
西穂山頂でようやく、青空が見えた。
ここからロープを繋いで、ジャンダルム、奥穂を目指す。
E5ADFAB6-9B6D-42B6-B3E2-BA43E8973120.jpeg
目指す峰は遥かに遠い。
 
間ノ岳あたりから、以前の記憶が蘇ってきた。
C724DBD3-DB97-4A7C-BD91-57A2E85F5AA0.jpeg
逆層スラブを越えて、天狗へ。
8EB5B3C0-722D-4877-BC31-197D277D7DF3.jpeg
まだまだ先は長いのでゆっくり歩いているつもりが、いつの間にかガイドグループの先頭になってしまった。
FB1E71FC-B340-4528-9A53-B4E4185A1E59.jpeg
ようやく、ジャンダルムを望む場所に出た。
飛騨尾根にロープが見えたので、誰かガイドがいるのだろう。
誰だかすぐにわかった(笑)
飛騨尾根も良くガイドしていたが、今回は普通にノーマルルートから登る。
2F5AEEB0-D2AD-4956-9751-6C6830708A6A.jpeg
飛騨尾根をガイドしてたA君に撮ってもらった。
E8636730-03B9-4A5C-836D-AA13FC0C12F4.jpeg
ロバ耳周辺は一番気を使う場所。
以前は、もっと岩がカチッとしていたが、繰り返される地震の影響なのだろうか、随分と悪く感じた。
453E08CD-EF83-4430-81B8-54ED1E20483B.jpeg
そして、フィナーレの馬の背は快適に登れた。
1161C247-084E-47F5-9F1B-BF5BCB300B08.jpeg
奥穂に到着。
 
安定した技術を持ち、タフなお客様方のおかげで早い時間に穂高岳山荘へ。
DC9ECF59-87EF-48F6-8881-6EA4577224F2.jpeg
穂高岳山荘は混雑していたが、個室対応していただいたおかげで快適な一夜を過ごすことができた。
 
腕利きの山岳ガイド、国際ガイドと多くの再会があり、楽しい時間を過ごせたことも嬉しかった。
D51F5616-5074-42E8-AF6E-19C796B5E412.jpeg
最終日は朝焼けが美しかった。
この展望テラスは素晴らしい。
お世話になった穂高岳山荘から白出沢ルートへ。
2020年の地震でルート崩壊して、2年間通行止だったが、穂高岳山荘の尽力で復旧したばかりと聞き、降りてみたかった。
過去に2回降りたことはあるが、そうとう昔なので、ほぼオンサイトだ。
3845E344-14FD-4BBB-A54F-A4D2DA0331FB.jpeg
上部は、不明瞭な部分もあるが、慣れた登山者ならルートロストすることはないだろう。
2CA66B3B-E4D5-4D6E-9C4C-152D152F09B4.jpeg
アビナイヨ(笑)
F6996EE7-3BCC-485D-A70E-28171E521635.jpeg
新しい鎖場はまだまだ足元は不安定で注意が必要。
2668F7D7-4183-4A92-9ED5-CF093B3512B8.jpeg
長いハシゴや鎖場、高巻きを繰り返す。
足元はかなり不安定で、ヘルメット必須。
CE4A8775-2415-4138-9F63-3D3BFA3AC2F4.jpeg
この橋を渡ると悪場は終わり、平和が訪れる。
あとは枯れ沢を数ヶ所渡り、樹林帯を抜けるだけだ。
EC1B4978-1373-4680-A5F2-12FE4D37E88D.jpeg
白出沢登山口に至る。
涸沢側と比べると、ほぼ無人と言って良いくらいの静かなエリア。
上高地の喧騒が苦手な方にはお勧めかも知れない。
ただし、それなりの登山力は必要だが…。
9992C73D-828A-41E1-A76E-E1DE1925B74A.jpeg
穂高平小屋でカキ氷を食べて、スッキリ!

新穂高へ無事に到着して、周回終了。
天候に恵まれた素晴らしい三日間。
このタフな周回は、体力気力が必要で、核心は復行なった白出沢の下降だった。
今後、登山者が入って道が安定するのか、または雪や地震の影響でどう変わるのか。
興味深く通っていきたい。
 
槍穂高で再びガイドしてみようと思う。
お世話になった皆様に感謝!

フラワーガイド初心者マーク [北アルプス]

コロナ再拡大し、世の中も落ち着きなく、ガイドキャンセルが続いているが、流れに任せるしかない。
 
私のスケジュールが空いたら来ていただける常連様には感謝しかない。
 
剱立山周辺ルートはだいたい登り尽くした方々なので、志向を変えてフラワートレッキングで獅子岳へ。

小雨降る中、室堂到着。
7A85E868-67EC-4732-A970-D6718B8408BA.jpeg
雨具を着用して歩き始めたが、室堂山荘前で雨は上がった。
A666C576-43A1-4B3A-8780-C50E38DC8F7F.jpeg
このくらいは私でもわかる。
しかし、今年はタテヤマチングルマに一度も会わないな。

浄土山の尾根にでたら雷鳥だらけ。
404A3F57-A41D-4A26-B27F-38F7256126FC.jpeg
どこにいるか解るかなぁ。
 
まぁ、それにしてもいろんな花があるものだ。
私も努力して、随分覚えたがキリがない。
20C7A293-BEE6-43FC-949B-B0FB40993F47.jpegC304BEB0-78F4-4B8C-BEB9-91C30B62897D.jpeg
今回はお客様2人ともすごく詳しいので、教えてもらいながら歩む。
これで、ガイド料金をいただくのは、かたじけない。
 
鬼岳東面にはまだ雪たっぷりで、ピッケル、アイゼン、ロープを用意してきた。
しかし、ちょうど五色の皆様が雪切りしている最中で、有り難く作り立ての階段を使わせていただいた。
FCF2ECC4-F919-4C5D-87B6-20DDA6AC2D98.jpeg
まだまだ、しばらくアイゼンは必要かな。
F981BD83-DA29-4E85-9D20-D2A43042FC8F.jpeg
そして、獅子岳。
残念ながら展望なし。
でも、花は当たり年で、雷鳥もいっぱい見れたから充分満足したらしい。

帰路、突然「ほんごー」と呼ぶ声がした。
4BA20165-DE28-41B7-8B13-33445C66CBA3.jpeg
私が初心者の頃に、岩と雪を教えてくれた大先輩ご夫妻だった。
この方と出会わなかったら、私の人生は全く違うものになっていただろう。
 
クライミングが楽しくて仕方なかった良き時代が懐かしくなった。
 
あの頃は、山を登ることを仕事にするなんて思ってもいなかった。
ただ、ひたすらに仲間と岩に登って、酒を飲むのが楽しかった。
422AFBC6-7C79-49A0-B42C-132289142594.jpeg
また、雛を引き連れた雷鳥がいた。
親子の会話が聞こえて来る。
雛と母が逸れないようカメラで追い回すのは辞めて、静かに見守りましょう。
この日も雷鳥の生息域にドローンが飛んでいた。
雷鳥がドローンを天敵の猛禽類と間違えて、強いストレスを感じるので辞めましょう。
BEC9518C-6AE7-4078-A4B8-D82FABF468AB.jpeg
独りで立つカッコいいコバイケイソウがあった。
男はこうありたいものだ。

雨に降られず、室堂へ着いたが、バスに乗ったら本降りになった。
また、今回も良い山を楽しませてもらった。

穂高の瞳 [北アルプス]

久しぶりに上高地へ来た。
0DD15082-4258-404D-B261-B746F1F7C26F.jpeg
前に来たのはいつだったか…。
記憶にないくらい。
3716FC08-03C2-4956-BB4C-B09D78649C60.jpeg
変わったものが売ってたので食べてみたが…。
う〜ん( ;  ; )
F3FF91A8-C175-4A4C-A602-98A8F02930A5.jpeg
やはり、上高地は明るく華やかだ。
私も柔和になってしまった。
お客様方も久しぶりの上高地に大ハシャギ。
 
上高地から横尾へ向かって歩き始めると、さまざまな過去が思い出されてきた。
ここを春夏秋冬、何度往復したことか。
いろんなことがあったエリア。
 
この単調で変化のない道は、「歩くこと」と「考えること」は良い相関関係にあるのだと感じさせてくれる。
B2F6D8A4-13DC-4350-AE6B-6BAAD5D7F1C5.jpeg
今回は徳沢でテントを張る。
B92345ED-883B-49C9-868C-8950F21BC184.jpeg
夕食は、おでん、焼餃子、生ハム、チーズ…最後にラーメン。
ワインが美味しい。
やはり、テントは自由で良い。
F2E9142F-B862-4F4B-8629-E2B5A2E7B75A.jpeg
知り合いのガイドさんも遊びに来てくれた。
 
翌朝は暗い時間に出発。
新村橋を渡り、奥又白池を目指す。
熊対策でシリトリしながら進む。
パノラマ分岐からは急峻な尾根を上がる。
転落は一発アウトのポイントもある登山道。
松高ルンゼの展望台を過ぎると雪が出てきた。
45C24A6D-4E48-4C87-8FE8-7654C73A31F4.jpeg
下地が笹や氷の部分もあって時間がかかる。
最後のトラバース部分では膝ラッセルとなる吹き溜まりもある。
途中に熊が歩いた跡もあった。
 
山は少し苦労があった方が感動は大きい。
F8DCEAEB-A89A-47A3-BDF6-BCE1D1659FD7.jpeg
雪の奥又白池。
通称「穂高の瞳」
 
ガス濃く前穂北尾根方面が見えず残念だったが、それはそれで幻想的で良い雰囲気だ。
369EE817-7B0F-486F-BA3A-8405D72BCD88.jpeg
瞳と言うにはかなり大きいよね。
ここをベースとして秋に四峰正面壁や前穂東壁に向かっていたのだ。
久しぶりに来たけど、なにも変わっていなかった。
3DC35EB5-C7F6-4ACC-BE51-4BA8096FF735.jpeg
奥又白池から降り出したら視界が開けた。
1C747EDB-14A4-452D-A16C-EB70ABAF1396.jpeg
居づらくなった排他的な場所に拘らず、ここでガイドを続けるのも良いなと思う。
2CD9CE0D-126E-48CC-BCD3-153E4A51A075.jpeg
新村橋を渡ると、また喧騒に戻った。
3A48A95E-AD91-4873-BE11-1DC094AE46EC.jpeg
ソフトクリームには少し寒いけど。
15805B42-22AD-4C2F-93EB-B4B56C858E95.jpeg
ソフトクリームのハシゴも似合う場所。
 
久しぶりの穂高エリアは楽しかった。
また来年、いろいろ新しい企画を作成しますので槍穂高でもご一緒しましょう!

かつての路を訪ねて [北アルプス]

佐々成政伝説(諸説あり)、立山新道跡など歴史とロマンの路として、一度は通過してみたかった針ノ木古道。
24869CCC-3157-43EE-88E3-E70041164AE9.jpeg
過去にも何度か計画していたが、なぜかその度に台風到来で中止してきた。
しかし、今回は台風10号と9号の隙間の二日間を絶妙なタイミングで捉えることができた。
F0656CE2-8BA4-4295-9C4D-EB6796A73C39.jpeg
今回は扇沢からスタート。
D4AF4853-F1DF-4D9C-965C-CE1BF3011AF2.jpeg
なんだこれ?
立山側の地味さに比べたら、こちらは華やか。
81BBDCD7-9232-4CBF-A290-7DE84CA78ECA.jpeg
黒部ダムの虹もひとつの演出に思える。
BADF7F9F-CEC5-4EB7-86E5-4DB9133B6521.jpeg
黒部ダムから平ノ小屋までは平坦ではなく、アスレチックジムが微妙に疲れる。
8DCDFCF7-5168-4664-B330-D0D5EEEDB301.jpeg
初めて来た、平ノ小屋。
釣りキチ三平のモデルらしい御主人様はユニークそのもの。
とても、詳細はここでは書けません。
987B73F2-DB24-4EE3-A005-02E520F74EE3.jpeg
岩魚の刺身は臭みもなく天下一品。
 
さて、翌朝は黒部湖横断の舟からスタート。
2B96DB42-0253-4B9E-8E31-44D34CD2F6BE.jpeg
気さくな船頭さんとお話しながら、湖面の穏やかさを楽しむ。
40003763-9156-45F8-90ED-8D0B5456F63B.jpeg
さあー、いよいよ針ノ木への途が始まる。
2BFAD8D4-0141-4B07-82E3-638F755260F5.jpeg
登山というより、沢歩きのパートが多く、渡渉と薮漕ぎの連続。
慣れない人はかなり消耗するだろう。
EF220A1B-1954-462F-AAC6-E4743B81F61D.jpeg
特に船窪分岐からは不明瞭で、山と高原地図に実線ルートで示されていることには見直しが必要だと思われる。
エスケープの困難さを考えれば、気軽に入れるルートではない。
もちろん、スマホの電波も入らないので救助依頼も困難だ。
57262326-83BA-4DC5-AA51-0EBB00496373.jpeg
針ノ木峠が近くなると急登の中にある御花畑に癒される。
 
針ノ木小屋が近づくに連れて、喧騒も近づく。
3FD3E473-43C0-46BC-A88F-6E6F62FB0AEB.jpeg
誰にも会わない静粛な山旅もこれで終了。
3D6E015C-CC0B-47FA-8CC5-957D5BC53E78.jpeg
ずーっと、けたたましく喋り続けているグループにうんざりして、休憩もそこそこに扇沢へ下降開始。
C48C79D8-C9ED-42E9-981A-1036504326EA.jpeg
今までの道程から比較したらハイウェイ。
9D2CDA1A-0A40-4185-A522-A0093BABF925.jpeg
針ノ木雪渓は意外にも硬く、アイゼン持たない我々は苦労した。
平ノ小屋を出てから11時間半。
水量や経験、体力で所要時間は大きく変わるだろう。
たった二日間だったが、とても濃い時間だった。
たぶん、私はこれから何度も訪れることになるだろう。
 
今回、扇沢に向かう途中で、非常に関係の深かった先輩ガイドが滝谷で死亡した報を聞いた。
失望落胆を抱えたままの山となったが、彼が私に教えてくれたことを思い出しながらの山は忘れられないものとなった。
 
奇しくもこの日は「山の日」。
山って、なんなんだろう。
山岳ガイドって、なんなのかを考えさせられた日だった。

黒部源流の旅 [北アルプス]

シルバーウィークは未知の世界へ。
      
初日は、またも薬師沢小屋へ。
D5659998-D8BA-4A62-AB3A-41844ABEA1F5.jpeg
foxfireの松下氏と久しぶりに再会。
短い時間だったが、久しぶりにフライフィッシングを楽しむ。
95F5A242-C303-47BA-8F50-F9F792A7BA9D.jpeg
イワナさんと御対面。
一匹だけ、釣れました。
0F394193-F8CB-4F2A-BAF3-4DCB08BAA2CD.jpeg
そして、楽しい一夜をありがとうございました。
           
翌日は、大東新道から高天原へ。
実は私、薬師沢小屋から橋の向こうは初めてです。
(昔、上ノ廊下へ行ったことはありますが、記憶が薄いので…)
お客様の脚が速く、3時間ちょっとで高天原温泉に着いてしまいました。
889A9499-B9C9-4A69-8D9D-B2904D951901.jpeg
せっかくの秘湯なのに、YouTuberが大騒ぎしていて興醒め。
4連休だから、仕方ないか。
E520BDD5-62AA-4E08-8B8D-0B357F4EC577.jpeg
せっかくなので、竜晶池と夢ノ平も行きました。
4A113ADD-8350-4BA2-BF61-21FBA844ED63.jpeg
翌日、3日目は温泉沢へ。
残念ながら、ツアーの16名パーティが先行していた。
こんな静かな山深い場所で喧嘩に巻き込まれたくないので、間を開けてゆっくり登っていたが、ツアーがルートから外れて、どこかへ行ってしまったので、スムーズに抜くことができた。
CF3E226E-5247-41FE-98FE-CF2BAB3008E5.jpeg
後の薬師岳と高さがどんどん近づいてくる。
このルートは、標高を一気に上けることができて気持ち良い。
B5A24457-4B5F-4228-8CA2-533836C5F98D.jpeg
温泉入口から2時間で頭へ抜けた。
54A17D27-ED4E-48C4-B05E-D6232366E0D0.jpeg
この後、水晶岳、鷲羽岳を経由した。
北鎌尾根や硫黄尾根が望めて、懐かしい。
CE2D9655-7096-46D5-AF73-9C5F5AD4C9B0.jpeg
雲ノ平山荘のランチは美味しかった。
こちらで、檢見崎ガイドと合流して宿泊。
伊藤二朗さんとも、初めてお会いし、ワインを楽しみながら、雲ノ平の話を伺った。
雲ノ平も初めてなのたが、会う人々に「なぜ、本郷さんがここに?」と違和感を与えたようだ。
     

最終日は、折立へ。
517E472B-0076-46AC-B52F-E13ADCC9BEF1.jpeg
太郎平で、山行報告をして下山。
緑と水に囲まれた4日間、最高でした。
お世話になった皆様、ありがとうございました。
初めての山域でしたが、皆様のアドバイスに助けられました。
この山域の奥深さに惹かれましたので、来年は、更にいろいろチャレンジしてみます。
      
最後に、大和景子画伯の新作
FDBB2465-D6F9-43D6-8253-9FD067A385AB.jpeg

充実した登山 [北アルプス]

週末は鹿島槍ヶ岳赤岩尾根へ。
大谷原から西俣出合に来ると、登山口から上はまだ夏道が出ていて、雪の少なさにがっかりした。
赤岩尾根は、毎年冬季にガイドしていて、無雪期には来たことがない。
北脵本谷を渡る時にトンネルを潜ったのは初めてだ。
しかし、登るにつれ雪はそこそこあり嬉しくなってきた。
前日の金曜に降った雪は不安定で、20kgを優に超えたザックはなかなか疲れさせてくれる。
高千穂平でテントを張り、素晴らしい景色を楽しんだ。
FF3C1C3B-2BC4-4AE5-855E-2369867AC063.jpeg
翌朝はワカンをテント場にデポして、アイゼンで出発したが、私が先行してラッセルに出たら腰までの深さでワカンを取りに戻った。
雪は引き続き不安定で、各所でデブリも出ていて、リッジはグズグズで緊張感があった。
69F29F6D-FC39-4E6F-A5FC-6F79B002D1D2.jpeg
主稜線直下の核心部分は、もう少し雪が欲しいところ。
6D9CC1E6-DFFD-41A6-9D4F-36BEF83CABC7.jpeg
結局、時間切れで頂上には届かなかったが、全員いろいろ出し切れた満足できる山行だった。

12月に入ってから、高妻山、戸隠、鉾ヶ岳、鹿島槍ヶ岳と入ったが、他の登山者とは誰も会わず。
こういう雪山登山は人気がないのだろうか。
948361C1-C194-4AD3-A8ED-9B46C6432685.jpeg
トレースが全くない雪山を重荷背負って、ラッセルして登れることは最高に幸せなことで有り難いと思うのだが、週末の鹿島槍ヶ岳で誰にも会わないとは思わなかった。
営業小屋のあるトレースが付いた山に人気が集中しているのだろうか。

頂上には届かなかったけれど、今回参加してくれたお客様から「とても楽しく充実した山行でした」と言われ、ガイド冥利に尽きる山でした。

日本海を目指して [北アルプス]

体調を崩して、暫しガイドできる状態になく、2件ガイドを中止してしまいました。
ご迷惑をお掛けしたお客様には、この場を借りてお詫び申し上げます。

やっと気力、体力が復活して、栂海新道に臨むことができました。
薬を飲みながらの栂海新道でしたが、お客様の中に医師がいらしたので、アドバイスをいただきながら歩くことができ感謝で一杯です。
さらに保険屋も帯同していましたので、色々と心強かったです。

今までの栂海新道ガイドは、全て白馬からのスタートでしたが、今回は初めて北又から朝日小屋を利用させていただきました。
B681E649-F858-477A-8EF6-EAD59D7AE56F.jpeg
朝日小屋は北アルプスの最北端にありながら、とてもホスピタリティ溢れる小屋で泊まるだけで幸せになれます。

どこからアプローチしても、とっても遠い小屋ですが、必ず訪れる価値のある小屋です。
A91F644B-FC1E-4206-817F-93DD69285315.jpeg
朝日でアサヒスーパードライも流行となっています。

テラスでビールを飲みながら、寛いでいると。
CE2FADB7-6AD8-4866-A110-2B33C5C0DB61.jpeg
約束通り、14時に保険屋が合流。
夜行バスを利用して、猿倉から白馬を走って来ました。
3D32A298-C93B-40A5-B911-A176FC3CB5B1.jpeg
朝日小屋の夕食は豪華で、どれも美味しいです。
6BE53455-EEDF-4DFA-9FDC-6A5DB70A5B20.jpeg
宴席も楽しみです!
A708CE1D-6251-4B1E-A724-45D08F33D0BF.jpeg
翌日に影響しない範囲で楽しみましたよ。

翌朝は朝食を戴いてから出発!
D41E2109-1BDF-4A73-ABB4-2583D84BCCA3.jpeg
ゆかりさんに見送っもらい、いざ栂海新道へ。
DB1E8580-DFE4-4A86-88FB-566D8741975A.jpeg
雨の予報でしたが、曇天で歩きやすい状態でした。
ACABA1EF-D4EF-4D8C-8F41-C4696D6D6C22.jpeg
紅葉の中、ひたすら日本海を目指します。

栂海山荘は午前中に着いたので、白鳥小屋まで進みます。
4CA89343-AD01-4D16-A27E-8E4AB509812C.jpeg
我々だけの貸切で、贅沢な時間を過ごせました。

水と食材をガッチリ担いできたので、お腹いっぱい食べれました。
E0B953B2-0210-4C60-A517-87C7F930239A.jpeg
もちろん、ホッピーもあります。
382FDD98-E57B-4C15-BCDF-13831357C33F.jpeg
語り続ける保険屋さんは、快調に飛ばしてます。

最終日はいよいよ日本海へ。
だんだんと波の音が聞こえてきて、国道8号線のトラックの音も聞こえてくると終わりが見えてきます。
BB096445-8E24-408A-B735-516FB06B6746.jpeg
この山行中、結局一度も雨具を着ることなく終わりました。

火照った足に、冷たい海水は心地良く。
904A5FE2-D865-432E-ADB4-EA3BF07BA9BC.jpeg
北又の入山から、約60kmの道のりは長かった。
体力はもちろん、折れない心が何より重要です。

ルート上に危険箇所は、あまりないですが、容易なエスケープルートがないので、つまらない怪我は致命的となります。
今回、反省すべきアクシデントがありましたが何事もなく済んで良かったです。

とにかく、確実な歩行技術を持って、体力的に余裕がある方がチャレンジすべきルートです。
118D6E5B-951D-4A33-82AE-B0338B3BA2CD.jpeg
長い山旅の〆は、親不知観光ホテルの蟹尽くし料理です。
D019768E-F060-42B2-B152-531F44116F2D.jpeg
ここで富山湾のダイヤ「ベニズワイガニ」を腹一杯食べて、山行を振り返ることがとても良いのです。

白馬の春を満喫 [北アルプス]

週末は白馬岳主稜へ。
考えてみたら、スキーも含めて今シーズン初白馬でした!

土曜はゆっくりとこちらで集合前泊。
969CD7D9-6CB1-405D-99B3-E0DE2BE77295.jpeg
一泊3000円なのに、とっても寛げました。


0AEFEC1D-2121-422C-9B38-A510A7BAD5C6.jpeg
今回はお客様4名だったので、立山ガイドの後輩 岳くんにアシストしてもらいました。

翌朝は3時に起きて猿倉へ。
1F282CA4-BEB1-4B98-9181-C4991F7FA21C.jpeg
白馬尻に着いたら、既に取り付いているパーティがたくさん見える。

後ろからブルークリフの滝本くん達がスキーを持って登っていた。
こういうガイドもやってみたいなと思った。

27BF0BFE-DBDB-44C7-BBFD-7B1B0BE51B60.jpeg
白馬岳主稜自体は融雪も進み岩が出ている部分もあるが、まったく問題ない。

というか初夏のような暑さで、日焼け止めが効かない。
162DC54D-D88E-4F25-B52A-BC2C8B8A4F1D.jpeg
70歳代のお客様を先頭にトップアウト。
よく頑張った!

7F3FDD2E-E610-4A65-BA73-12DB1DC425DE.jpeg
白馬岳山頂からは剱岳もよく見える。
どこから見ても王者の風格。

FD16BF21-B2CE-469A-9254-4CB3C915D5BF.jpeg
アルパインガイド協会時代からの盟友福田ガイドも膝の靭帯再建手術から復活したようで嬉しかった。

白馬のガイド達とも顔を会わせることができた。
CA9F513C-6337-4F7A-A11A-F6966FAA1158.jpeg
ラッピーさんに寄って蕎麦を食べて富山に帰りました。

お天気にも恵まれて快適な白馬の春でした。

なにが正しいのか [北アルプス]

鹿島槍ヶ岳へ登る予定だったが、悪天候で転進を重ねて予定外の山に登った。
BD160D2E-217F-4D54-87B0-3C6249293C6F.jpeg
お客様に力もあったのでギリギリまで悩んだ判断だった。

伝えたいことがたくさんあるので、良い経験は積んで欲しい。
でも、ガイド登山であるからリスクとのバランスを取らねばならない。

私を選んでくれたお客様には、攻め時と引き時を説明して根拠を示すことを心がけている。

でも、答えが明確ではないのが登山なので難しい。
登山はこの積み重ねかなぁと思いつつも。

高山植物の宝庫 朝日岳へ [北アルプス]

7月の最後は朝日岳へ。
ここは北アルプスの北端で高山植物の宝庫。
日本国内では朝日岳より北にこれ以上高い山はない。

どのコースを取っても朝日小屋までは遠い道のり。
asahi2.jpg
私達は北又からピストンするが高額のタクシー料金がネックになる。
しかし、補助金もあるので人数を集めるなどして工夫すると良い。

暑さ厳しい日だったが、下部は樹林帯で時折吹く風が気持ち良い。
昼くらいに朝日小屋へ到着。
御主人の清水ゆかりさんに挨拶して、その日のうちに朝日岳へ。
asahi1.jpg
小屋は台風後の影響もあるのか、空いていてのんびりお酒を飲みながら過ごした。

富山の幸をこれでもかというくらい満載した夕食は素晴らしい。
高山植物や食事の写真は膨大な量になるので私のFacebookでご覧ください。
asahi4.jpg
そして、日本海へ沈む夕陽を見ながら過ごせる時間はこの小屋でしかできない贅沢でしょう。

私は今まで栂海新道ガイドはテント泊で雪のあるシーズンに3回催行してきましたが、晩秋に朝日小屋からスタートするのも贅沢で良い栂海新道と思います。
今年は10月に予定していますので、ご一緒できる方がおられましたら。
asahi3.jpg
受付のゆかりさんに宿泊予約の電話が頻繁に掛かってきていましたが、「出発時間が遅すぎる!」とほとんどの方に注意を繰り返していました。
血圧は大丈夫かと心配になりましたが...。

朝日小屋にたどり着くためには、明るくなってすぐに出発するくらいで良いでしょう。
最近の登山者は山を舐めているというか、他人のデータを鵜呑みにする傾向があります。
ネットに記載される山行記録は自慢ネタが多く、そんなものを鵜呑みにすると危険です。
山はなにがあるかわからない。
なにかあったら、2時間や3時間直ぐに経ってしまいます。
まして、朝日小屋周辺は携帯電話はほぼ通じません。
最近のスマホ依存型の登山者やガイドさんには厳しいエリアです。

余裕を持って早く出発することで、全ての行動に余裕が生まれ、心も身体もリラックスして良いパフォーマンスを発揮できます。

前の10件 | - 北アルプス ブログトップ