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メモリアルエリア [アイスクライミング]

某ツアー会社のアイスクライミング体験会で岩根山荘で2泊お世話になった。
ツアーの仕事はかなり久しぶりで、今まで敬遠してきたのだが、昨年こちらのツアー会社社長と偶然、雷鳥荘でお会いして「年齢を理由に山を諦める人々を受け入れている」という話に感銘を受け、ご縁をいただくことになった。
 
私も今年、62歳を迎え、やれることはどんどん限られて、今後どのように山と向き合って行くかをいつも試行錯誤している。
 
普通にできた事ができなくなって虚勢を張ったり、頑張り過ぎた時期もあった。
無理して頑張り過ぎたら取り返しのつかない事故に繋がるのが、この仕事の怖いところ。
 
できもしないのに、できるフリして無理することはない。
人は人と、今の自分を認めて頑張り過ぎないよう気をつけながらガイド業を続けている。
 
しかし、山で感動する景色に出逢うたびに、刺激を受けて元気と勇気をもらっているので、山とはどういう形でも関わりを持ちたい。
今回参加されたお客様方は、私より随分先輩だが、アイスクライミングという未体験のアクティビティに出逢い、皆様目が輝き笑顔で帰られた。
 
私自身がお客様方にいろいろ教えていただいた良い機会であった。
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雨が続いたので、とても心配していたが、安全に登れるレベルにコンディションがキープされていた。
 
初日は夕刻に岩根山荘集合。
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懐かしい風景。
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スティールと遊ぶ。
そして翌朝。
 
上部に浮いてる危ない氷を除去してから、スタート。
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最初はできなくて「くやしい〜」と言っていた方も含め、全員が完登。
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やればやるほど、上手くなっていく。
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皆様、満足されたので、ちょっと遠いが遠征。
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やはり、来る価値はある。
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マロは寒そう。
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自然の中にある氷も見せてあげたいと行ってみたが、賞味期限切れ。
 
ここはシーズン終了だな。
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最終日は雨なので、廻り目平を散策。
昔はなかった看板。
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懐かしいビクター。
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皆様、ボルダリングの真似事をしてみたり、チャレンジ精神旺盛。
天候には恵まれなかった三日間だったが、精一杯楽しんでいただいた。
また、必ずの再会を約束して、皆様を見送った。
 
久しぶりに小川山の岩に触ってみたり、岩根山荘に泊まり、徒歩ゼロ分のアイスクライミングを楽しんだりできて嬉しかった。

15年前に母が亡くなった日も岩根山荘に泊まって小川山のクライミングガイドをやっていた時だった。

いろんな出来事を思い出させてくれた。

シーズンアウト [アイスクライミング]

天皇誕生日は湯川の予定だったが、大雨後、暖気流入、混雑などコンディションには恵まれないだろうと、久しぶりに岩根山荘へお邪魔した。
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朝は他に1パーティいらしたが、すぐに帰られたので、まさかの貸切になった。
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雨の影響か氷表面がテカテカで綺麗だ。
ツルツルとも言う笑。
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いろんな練習方法を紹介して、足の使い方をトレーニングした。
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足は丁寧に正確に!
落ちないためには必要な課題のひとつだ。
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ここはアプローチがないので、遠い富山から訪れてもたっぷり登れて良い。
 
ここ数日、腰痛に苦しんでいたが一発で治ってしまった。
アイスクライミングのムーブは腰痛改善に効果ありと思っていたが、やはり今回も実感した。
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数年ぶりに訪問したのに、岩根山荘の皆様はとても温かい対応で嬉しかった。
変わらないものの中で、テツがスチールに変わった。
 
テツとよく散歩したのが懐かしい思い出だ。
私の飼犬も先月亡くなってしまったが、しばらくは飼えそうもない。
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春の気配を感じる昨今。
まだまだ登れる氷瀑はあるだろうが、私のスケジュール帳では、これでアイスクライミングは今季終了。
 
ほとんど登れなかったのは残念だったので、来シーズンは再び、韓国アイスクライミングを目指してみようかと思う。

ご縁 [アイスクライミング]

平日、快晴の二日間。
赤岳鉱泉へ。
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20年のお付き合いになるご夫婦と数年ぶりにアイスキャンディ。
 
アイスキャンディは設置を始めてから20周年という事で是非ご夫婦を連れて来たかったのだ。
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奥様は10数年前だろうか…以前、アイスキャンディカップというコンペがあり、そこで涙の4位入賞を果たしたことがある。
 
私が身体を悪くしてアイスクライミングから遠ざかることになり、更にコロナ禍もあり、随分と氷に触ることから遠ざかってしまった。
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ご主人は御病気からの復帰で、随分と筋力が落ちたが、楽しかったと言ってくれた。
また、新たな目標ができたとも言ってくれた。
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久しぶりに四代目とも話ができて良かった。
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赤岳鉱泉には先代とアイスキャンディカップの中で談笑する若い頃の私の写真が飾ってあり、懐かしい。
 
先代には、私が腰椎ヘルニア手術の際に大変お世話になり、ご自身の経験から沢山のアドバイスをいただき、医師も紹介していただいた。
あれほど熱く、親身になってくれる方を他に知らない。
 
長年お世話になっている赤岳鉱泉とアイスキャンディとのご縁を心から有難いと思う。
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今回は輸入代理店A社長だった故人からいただいた一世代前のノミックを持って来た。
研いでくれたのは、先輩ガイドだったあの廣瀬さん。
残念ながら、廣瀬さんも亡くなってしまった。
東京に住んでいた時に近所だった廣瀬さんはいつも会うたびに「本郷、ガイドは絶対落ちるなよ」と言っていた。
そして、私のアックスを研磨してくれた。
研磨器具もたくさんいただいた。
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今回のお客様ご夫婦は、昨年自主出版で本を作られた。
50年以上に渡るご夫婦の登山を綴ったものだ。
 
後半の約20年はほとんど私との山行だった。
こんなにもたくさんの岩稜、アルパインクライミング、海外の高峰を共にしたのかと驚いた。
「本郷さんと知り合ってからの私達は確実に人生が変わり、青春そのものだった」と。

77歳の今、そう思っていただけることには感慨深いし、本当に嬉しい。
 
他にも長年のお付き合いをさせていただいているお客様数名にもお世話になり、私はガイドとして幸せな人生を歩んでいると思う。
 
全く後悔がない。
 
いまや、一緒に山へ行くお客様がどんどん減っても、ガイド申し込みがなくなっても、噛み合わない人に合わせることはお互いに不幸なり。

どう頑張っても
・去る人は去る
・残る人は残る
・縁がある人とは何度でも出会う

無理して人に合わせて頑張らなくて良いのだと、最近は思うようになった。

仕事始め2023 [アイスクライミング]

あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いします。
 
元旦、2日は少々疲れ気味で、初詣や墓掃除など、ゆっくり休みをいただいた。
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仕事始めはアイスクライミングからスタート。
御嶽山麓の濁河でTR講習。
 
正月三が日なので誰もいないかと思いきや、大混雑で驚いた。
まだまだ発達途上で、気温も高いので氷質は良くないが、氷に触れる感触はいつも楽しい。
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楽しいメンバーと一緒。
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富山の名クライマーは30年ぶりのアイスクライミングだそうな。

当時は、真っ直ぐなアックスで氷に手をぶつけながら、入らないプロテクションに苦労したものだが、ギアの進化に感動し、「楽しい」を連発してた。
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最近はスキーを一生懸命に頑張っているが、アイスクライミングも楽しいよね。
いろいろ通じるものがあるし。
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なかなか気温も下がらず、降雪も局所的、活動エリアの選択が難しい今シーズンなので、計画は状況に応じて臨機応変に考えねばならない。
限られた期間で、雪、氷を精一杯楽しめるように!

春分の日 [アイスクライミング]

春分の日はシーズンラスト赤岳鉱泉へ。
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いろいろ状況を考えて、参加者の皆様には二日間アイスキャンディを沢山本数登って身体に覚えさせてもらうことをベストと考えた。
四名のうち三名が初めてのアイスクライミングで、基本的なことを中心に講習した。
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まずはアイスクライミングは楽しいと知ってもらうこと。
しかし、基本から外れた行動をしたら、重大な事故に繋がるのも、またアイスクライミングの怖いところである。
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アイスアックスが氷に刺さる快感やパワーに頼らないムーブができた時の爽快さは独特なものがある。
そこは伝えられることができたかなと思う。
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宿泊は「赤岳」の部屋で快適に楽しく過ごすことができた。
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久しぶりに気持ち良く心から大笑いすることができた二日間。
ご参加ありがとうございました。
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私も今シーズン最後のアイスキャンディは一発づつ感謝を込めて叩かせてもらいました。
 
昨シーズンはヘルニアが重症化し、裏同心ルンゼを一回ガイドしただけで、赤岳鉱泉にも一泊しか出来なかった。
そして、アイスキャンディには一度も触ることなく終わったので、今シーズン少しは回復したようだ。
左下腿の麻痺も徐々に良くなっていると感じる。
来シーズンはもっと数多くの滝に触れるよう更に頑張ろうと思う。
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いつも声を掛けてくださる長谷川さん。
また、来シーズンもお会いできますように。
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いつも赤岳鉱泉で山岳ガイドが活動しやすい快適な場を用意してくれる太貴社長には感謝しかない。

また、来シーズン元気に赤岳鉱泉へ戻って来れますように!
その頃にはきっと世の中が平和であると信じている。

2022登り始め [アイスクライミング]

2022年1月3日。
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とても良い天気だが、赤岳は風が強そう。
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大同心と小同心は厳しそう。
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晴天下だが極寒…アイスキャンディ。
昨シーズンは腰ヘルニアが悪化して、ほぼアイスクライミングはできず、すっかり登り方を忘れてしまった(笑)
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でも、段々と感覚を取り戻すことができた。
アイスクライミングはやっぱり楽しい。
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NEWシューズもめちゃくちゃ良い。

赤岳鉱泉周りも三月かと思うくらい雪が多かったです。
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除雪する社長と従業員も楽しそう。
やはり、冬山は雪がたっぷりあった方が楽しい。
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夜はお正月メニューで本ズワイガニ+ステーキです。
妥協を許さない赤岳鉱泉は凄い。
ワインと日本酒でじっくりと楽しむ。
正月ですから…。
 
翌朝は赤岳鉱泉にいても、ビュービュー風の音で目覚めた。
どう考えても、稜線での行動はリスクが高いので、予定ルートは中止して、アイスキャンディでトレーニングすることとした。
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ほとんどの登山者は、朝の天気で諦めて下山して行ったが、我々にはアイスキャンディの存在が有難い。
このところの安定した寒気と強風で、氷が良い育っていた。
山には雪が多く、育たないまま終わったルートもあるが、こういうシーズンは低い標高帯アイスエリアのコンディションが良くなるものだ。
それを探すのも楽しい。
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2022年は、寅年、年男、還暦、絶対良い年にすべく全力プレーで頑張ります。
楽しいことを拾いながら、関わる全ての人々が幸せになる年にして行きたいと思います。

よろしくお願い申し上げます。

アイスキャンディなめんなよ [アイスクライミング]

晩秋恒例のイベントへ行って来ました。
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赤岳鉱泉アイスキャンディ設営作業。
クライミング系ガイドが一同に会するイベント。
 
諸事情により遅れて、O俣ガイドと一緒に上がって行ったら、ガイド仲間が続々と下山して来て、「もう終わりましたよー」とすれ違った。
年々、手際が良くなりスムーズに進んで行くようだ。
 
赤岳鉱泉に着いて、まずはお風呂へ。
私は風邪気味だったのだが、O俣ガイドが気を利かせて、先に入って水をガンガン注入してくれました。
さすが、一流ガイド!
30分ほど温まるまで粘ったが…。
お陰様で、さらに具合が悪くなりました。
その入浴シーンの写真があるのだが、ここでは見せられません(笑)
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赤岳鉱泉のディナーは豪華絢爛。
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さらにワインで温める。
 
本日は予想通りの雪景色になりました。
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K山ガイドも合流して作業開始。
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右隅の35度スロープを作りました。
K野ガイドの歩行講習用なのだが、私も今シーズン使ってみよう。
雪山初心者のお客様も数名いるし、雪山は正しく歩くことを学ぶことが最重要ですから。
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今シーズンもアイスキャンディを活用して、楽しく安全に雪山ガイドをやっていきます!
赤岳鉱泉でお会いしましょう♪

八ヶ岳の四日間 [アイスクライミング]

赤岳鉱泉ではアイスキャンディフェスティバルが開催されていたが、今年は関係がなくなり普通にガイドの仕事でした。
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初日はアイスキャンディで登り込み。

翌日はバリエーションの予定だったが、お客様の体調優れず、文三郎から赤岳へ登ってきた。
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素晴らしい快晴に恵まれた。
でも、雪がかなり増えたので、いろいろ注意が必要かも。
午後からお客様が入れ替わり、ジョーゴ沢へ。
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その後、アイスキャンディフェスティバルに関係ないガイド達は行者小屋へ引越し。

三日目は、氷を探してウロウロと。
埋まってしまった滝もあり、氷がある滝は人が集中して順番待ち。
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マイナーな滝を登った。

人が集中する滝は、避けることが賢明でロクなことがない。

夜は八ヶ岳山荘へ。
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全てが豪華で驚いた。
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スキヤキが最高でした。

四日目は、いろいろ悩んだ結果、岩根山荘へ。
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やはり、人工氷瀑が一番安定して沢山登れるかな。
知り合いガイドが多かったので、ロープもシェアできて、本数が登れるので効率よく練習できた。
久しぶりに上田社長ともゆっくりお話できたし、岩根山荘へ行って良かった。
テツがいないのは寂しいけど。
一緒に朝、散歩に行ったのが懐かしい。

岩根山荘から富山への5時間ドライブが腰に来る。

まだまだ [アイスクライミング]

先週少し冷え込んだので、少し期待して行ったが。
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暖かいんだね。

大きな落氷がたくさんあったので、誰か登ったんだろう。
このシーズン全体を考えたら、我慢して欲しかったけど、自分さえ良ければという人も増えたから。
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ミクロトワンソンはしっかりしていたので、登れました。

これからの冷え込みに期待しましょう。

アイスキャンディ組立 [アイスクライミング]

ガイドスケジュールが入っている日は雨が降り、休みの日は晴れるという皮肉な流れには逆えず、耐え忍ぶことが必要な時期を過ごしています。
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晩秋の風物詩である赤岳鉱泉アイスキャンディ組立作業に今シーズンも参加してきました。

アイスクライミング初心者が安全に体験スタートできる場として、そして山岳ガイドにとってもTRが楽に張れる講習場所として貴重な存在であると思います。
今シーズンで16年目になりますが、私もネパールへ行く期間と重ならない限りは毎年最優先行事としてお手伝いさせてもらっています。

このアイスキャンディでの体験をキッカケにアイスクライマーの道へ進んだ方もいるし、コンペの道へ進んだ方もいるし、様々沢山の方の人生に影響を与えた場ではないでしょうか。

私は、近年諸事情あり、アイスクライミングガイドの活動は縮少しました。
最近は、雪山においてアックス&クランポンを有効に安全に使えるようにという主旨で、アイスキャンディを使って講習をしています。
雪山では様々な傾斜や雪質に対応できなければ、安全に登下降できません。
アイスキャンディでの練習はきっと経験として大きな影響を受けるはずです。

もちろん、アイスクライミングそのものが、とても楽しいのでアクティビティとして追求することもお勧めです。

今シーズンもアイスキャンディを沢山の方々が利用されますように!
私も待ってますよ。

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