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シルバーウィークガイド [沢]

9/16からスタートしたシルバーウィーク。
 
シルバーウィークとは知らずにうっかり山小屋予約したら、予定通りに予約できず…。
 
予定を変更して、ガイドスケジュールを組み直し。

初日は、立山の一ノ谷へ日帰り。
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水は冷たくて気持ちいい。
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今まで見たことがない少ない水量で寂しいので、釜にどんどん浸かって楽しんでいただいた。
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そして2日目からは赤木沢へ。
太郎平小屋への登山道は綺麗になっている。
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ラーメン食べてから、薬師沢小屋へ降りる。
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大和景子様と飲むために、とっておきの飛露喜を持ってきた。
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小屋のテラス席で黒部川を眺めながら、飲む酒は美味い。
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夕食は名物角煮定食。
山渓の記事を読んでから、余計有り難みを感じる。
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夕食後は神戸牛A5の焼肉を食べながら一献。
 
人生を語る。
 
翌日のために早く就寝。
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翌朝は予定通り、赤木沢へ。
 
水量が少ないので、黒部川は全て水線突破して快適に進む。
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赤木沢出合にスムーズに到着。
 
今回も岡ガイド同行で楽しい時間を過ごせた。
 
沢グッズ「渓流」を担当する岡さんから、来シーズンの商品とか見せてもらったり、こちらから商品の改良アイデアを出したり、とても有益な機会でもある。
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水量が少なく、ワンランク優しい赤木沢だが、やはり天国であることは間違いない。
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笑顔が絶えず、楽しい沢登り。
 
素敵な方々と素敵な場所で過ごす時間はとても素晴らしい。
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釜があれば、どんどん浸かって身体を張って楽しむ。
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大滝も水が細い。
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夢のような時間はいつかは終わり、中俣乗越に出る。
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折立までの下山は長い。
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下山したら、えび寿司へ。
 
無くてはならない貴重な時間。
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今回もお世話になりました!
 
そして、9/19は富山百山ガイド。
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どこへ行くかは、お任せのミステリーツアー。
 
暑くて疲れ気味なので、短い元取山の周回コースへ。
  
さて
 
明日からは最近留守がちな剱岳へ戻ります!

秋風月 [沢]

7月も終わり、はや8月となる。
暦の上ではもうすぐ立秋。
この頃から急に月日が早く過ぎるように感じだし、気付けば秋になり冬になる。
夏の終わりを感じ始めると寂しいものだ。
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天狗平山荘に泊まり、夕陽を期待したが、空は血が混じったような不気味な色で早々に部屋へ戻った。
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昼間は暑いが、朝晩は秋風を感じる。
剱岳も少しずつ秋に向かっているようだ。
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小さな秋を見つける。
   
山荘でゆっくり寛いでいたら、先輩ガイドの訃報が入り、愕然とした。
ひとつの時代に生きた名ガイド。
 
自分が山岳ガイドとして専業になった頃、嫌味を言われたり、小言を言われたりして、小屋にその先輩がいたら一緒にいることを避けていた。
しかし、自分がガイドとして経験を積むうちに、少しずつ言われている意味がわかるようになり、酒を酌み交わすようにもなったし、さまざまなアドバイスを素直に聴けるようにもなった。

5、6年前だったか、ペアを組んで一週間ずっと一緒に剱岳をガイドしたことがあった。
「良くわかってんだから、おめーがメインガイドだ、先に行け!」と後に付かれると検定されてるみたいで超やり辛かった。

私自身の環境がここ数年で大きく変わり、酒を酌み交わすことはなくなったが、山で会えばいつも声をかけていただいた。
もう一度でいいから、昔みたいに怒られてみたかったし、いろいろ話もしたかった。
 
熊さん、ありがとうございました。
御冥福をお祈りします。
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翌朝は天狗平山荘名物のラジオ体操をやって身体はスッキリ。
弥陀ヶ原へ降りて、チングルマの綿毛を見ながら、一ノ谷へ歩く。
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前回の増水時と比べたら、かなり水量は少なめ。
でも、この暑い時期に冷たい水は爽快この上ない。
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困難とは程遠い沢登りなのだが、気を抜かず丁寧に行動した。
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光が入ると渓相は一気に変わる。
沢は雪と同様に変化が激しい。
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来る度に楽しい場所だと思う。
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天狗平山荘に戻り、美味いラーメンで身体を温めて下山。
 
下界に降りたら再び灼熱の世界。
まだまだ、暑い夏は終わらないようだ。
 
明日から剱岳へ戻る。
人の命を預かり山へ連れて行くという事の重大さを忘れずに!
「おめー!なにやってんだ!」と言われないように!


飛騨の癒し沢へ [沢]

前日は立山駅へ向かう道路が土砂崩れで通行止めになるほどの豪雨が降り、大変な騒ぎだった。
 
飛騨にある初心者向けの沢登りガイドに向かうが高原川も濁流で水量が多い。
 
しかし、沢上谷を見たら、水量は普段より多いが遡行できないレベルではない。
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今回はこちらのベテラン1名と沢登り初体験2名の参加者。
 
滑らないためには、どこに足を運んで行くか、滑らないポイントの探し方を説明しながら進む。
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ナメが続く通称デート沢は健在だ。
 
途中、2箇所の支流に見応えある滝があるが、この日も時々黒い雲が出たり隠れたりで本流を進む。
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水量も多めなので、ロープを使って補助しながら進む。
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大迫力の蓑滝!
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皆様も感動!
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二股のナメ滝は残置フィックスが怪しいので、ロープで引き上げ。
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この後も美しいナメが続くので、全く飽きさせない。
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レンゲツツジが脇に彩りを与える。
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平日貸切の天国でした。
 
沢登り初体験のお二人も最高のデビューでしたね!
沢登りは隠れたリスクが満載しているので、はじめは山岳ガイド同行で体験してみて、危険察知能力を徐々に高めながら対応力を身につける必要があるアクティビティだと思う。
 
沢はロケーション的に安易な方向に偏りがちだが、プロテクションが取れる乾いた岩を登るフリークライミングより遥かにハードルは高い。

はじめての沢登り [沢]

ガイド品質を保つため、しばらく梅雨休みをいただいた。
夏の繁忙期を迎える前に身体のメンテナンス、精神疲労の回復に時間が必要だった。
これからも歳相応の休息は取りながら活動したい。
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よく晴れた日曜日。
 
富山を代表する登山用品店「マンゾクスポーツ」主催の沢登り体験には多数の方に参加していただいた。
ガイド2名、元消防士レスキュー隊2名のスタッフ4名という盤石の体制で望んだ。
 
沢登りは水を介在した滑る環境下での敷居の高いアクティビティ。
ガイドの立場からすれば、非常に困難で神経をすり減らす仕事だ。
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しかし、日本古来のジャンルを知って欲しいし、やはり暑い夏の日にシャワーを浴びながら進む快感も体験して欲しい。
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今回は沢グッズの老舗ブランド「渓流」を取り扱うキャラバンからのレンタル協力があり、最新最強の装備を全てのお客様に提供することができた。
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全て水線突破していただき、たっぷりのマイナスイオンを浴びてもらった。
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皆様の満面の笑顔を見せていただき、この企画を是非今後も継続したいと思った。
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トレランやってる人が多くて、登高ペースが速く、おじさんは少々疲れました(笑)
 
せっかく出逢えた沢登り、是非皆さん続けましょう♪
そして、マンゾクで渓流ブランドの沢グッズを揃えましょう!

伊藤新道38.4kmの山旅 [沢]

秋晴れ続いた週末、三俣山荘営業最終日に伊藤新道へ。
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この地に精通した検見崎ガイドとのコラボツアーで計画。
水量や水温を始めとするコンディションにより難易度が大きく変化する伊藤新道は、この場の経験を数多く積んだガイドの存在が無ければ安全は保てないし、快適なガイドは成立しない。
 
初日は高瀬ダムから晴嵐荘へ。
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最後は吊橋を渡って、到着。(写真は検見崎ガイドのバックショット)
 
湯俣へは、冬季とGWに硫黄尾根と末端からの北鎌尾根を登りに来て以来20数年ぶりで、全く様子が変わっていた。
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こんな看板も覚えがない。
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水量チェックを兼ねて湯噴丘へ。
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還暦を迎えるにあたり、髪を切りすぎて微妙な頭になってしまった。
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晴嵐荘の夕食も湯噴丘カレーでビックリ(笑)
美味しくて、珍しくお代わりしてしまった。
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翌朝はいよいよ伊藤新道へ。
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渡渉、ヘツリの繰り返しだが水量と水勢を判断しながら行動は変わる。
沢は生き物なので、その日その時の相手次第だ。
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核心部のひとつ「ガンダム岩」
親交あった佐藤英明氏が昨年遭難した場所に手を合わせることも今回の目的のひとつ。
偶然、線香を手向けていた方に詳しい事故状況を教えてもらった。
 
私もなんの予備知識も持たなければ、同じラインを辿ったかもしれない。
 
今回は簡単に下から回り込む事ができたが、初見で水の流れが止まるポイントを見出すのは相当困難だと思う。
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水は冷たいけど…。
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半ズボンの変態ガイドと遭遇したが、暑いと話していた(笑)
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伊藤新道の絶景に、とにかく全員が楽しそう!
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引き返す勇気のペイントは薄くなっていた。
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快晴が約束された一日はのんびりと進むのが贅沢。
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だんだん、上流に近づくと景色も変わる。
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全員集合!
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熱水変質で赤茶けた花崗岩が綺麗。
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検見崎ガイドお勧めの絶景スポットに寄ってから、いよいよ伊藤新道の尾根筋に入る。
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槍ヶ岳がこれほどまでに美しいポイントはあるだろうか。
剱岳こそ唯一無二のKINGだと思っていたが、槍ヶ岳の存在感は別格だ。
硫黄尾根は二度と行かないが、北鎌尾根はまたガイドしたいかも。(引退宣言したけど)
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あー!
終わってしまった!
寂しい!
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三俣山荘営業最終日パーティに混ぜてもらった。
奥様、ベッピンさんでした。
 
さて、下山日はブナ立尾根へのロングルート。
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山頂など興味もなく、ひたすら疲れないようにペースを保って歩き続ける。
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しかし、この日は朝焼けが凄かった。
思わず撮影タイムを作ってしまった(笑)
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水晶岳の山肌が輝く!
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多くの人は富士山を探すが、私は剱岳を探してしまう性。
この写真から剱岳を見つけられる人は通だね。
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雷鳥も挨拶に来てくれた!

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野口五郎を過ぎて、烏帽子小屋へ。
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ランチは、三俣山荘の娘さん(小学校四年生)が作ってくれた手作りドラ焼き。
凄く美味しくて元気が出た!
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随分昔の冬、ここの避難小屋に泊まったことがある。
吹雪の中、入り口を掘り出したら扉が閉まらなくなり一晩中苦労した。
翌日、ルートロストして沢の中で何晩かビバークして、ようやく高瀬ダム付近のトンネル上から空中懸垂で道路に降りて全員生還。
あの時のメンバー4名のうち、まだ生きているのは私だけ。
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そんなことを思い返しながら、高瀬ダムへ下降。
無雪期のブナ立尾根は初めてだが、良く整備されている。
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対岸には唐沢岳。
幕岩に通った時期が懐かしい。
登れなかった心残りのルートもあり。
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ヤマレコを見たら38.4km。
みんな良く歩いたな!

夢と浪漫 伊藤新道 - 2022年10月14日 [登山・山行記録] - ヤマレコ https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4787992.html

北アルプスの「ラストフロンティア」伊藤新道は、渓谷美、槍ヶ岳の絶景、静粛な原生林から成り立つ冒険性の高いルートとして魅力に溢れていた。
 
この地に精通したガイドと、良いタイミングで訪れたなら、この北アルプス最後の秘境ルートを良き想い出とすることができるだろう。

天空の楽園 [沢]

台風14号が近づく中、薬師沢小屋へ。
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北アルプスのど真ん中。
雲の波が激しく、嵐の前の静けさを感じる。
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まずはビールで乾杯!
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某社の岡ガイドも参戦。
ルアーでイワナを釣る。
ガイド予定は赤木沢。
天気予報は晴れだが、18日昼から雨になるだろうと予想していた。
 
少しでも早く下山しなければならないと考え、北ノ俣岳へ突き上げる薬師沢左俣へ変更することにした。
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大和景子画伯曰く「赤木沢より好きな沢」とも聞いていた。
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ほとんどの滝が登れる。
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美しい造形美に癒されて、皆笑顔が溢れる時間。
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たっぷり歩いて、いよいよ赤木平へ詰める。
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まさに天空の楽園。
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終了点は北ノ俣岳。
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太郎平小屋が見えて来た。
予想より、好天に恵まれ風も大したことなく、取り越し苦労だったかなと思いきや。
三角点近くで、やはり雨が降り出した。
バケツをひっくり返したような豪快な雨。
折立への登山道は濁流となり、全身がずぶ濡れ。
やはり、ギリギリセーフだった。
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締めはみんな大好き「えび寿司」へ。
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二日間の短縮行程になったけど、楽しい時間を過ごせて、参加の皆様に感謝します!

晩夏の沢登り [沢]

悪天候が続いて、お客様を楽しませるにはコンディション的に難しく剱岳ガイドは中止にした。
 
いろいろあって、疲れも溜まっていたので、子供達を誘ってマナスル山荘へ泊まりに出かけようと思い、予約サイトをチェックしたら、まさかの宿泊休養日(涙)

黙々と溜まっていた事務仕事を片付けて、webサイトもスマホで見やすいシンプルなものに変更。
 
せっかくできた休日だが、沢登りに適した日があったので、沢登りしたい?と言ってたお客様を急遽誘って、南砺の沢へ。
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赤い床が綺麗だー
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リスクが少ない癒し系の沢は楽しい。
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滝に打たれましょう!
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蛙を握るのはやめよう!
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滑で寝るのは良いでしょう。
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恵比寿様を囲んで。
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たくさん笑った良い一日でした!
 
皆様、急に呼んだのに参加してくれて、ありがとうございました!
 
美ヶ谷、いいね[指でOK]

飛騨の名渓「沢上谷」 [沢]

飛騨のデート沢へ向かう。
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高山には変なキャラがいた。
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これはヒダッチというらしい。
イデッチは知っているが、ヒダッチは知らなかった。
 
平湯温泉に泊まって、沢上谷へ。
入渓点までクルマで入れるが、遡行終了点にもクルマをデポしたので、アプローチカットのいいとこ取り!
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水量少なめでルンルン歩ける。
ただ、大気が不安定でいつ雨が降り出すか警戒が必要だったので、五郎七滝は寄らずに岩洞滝に寄る。
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ここは滝の裏にも回れる。
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裏からの風景。(お客様の写真)
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ナメに寝そべると気持ちいい!
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泳ぎたい人はどうぞ。
ただし、泳ぐ時はヘルメットを外しなさいと言ったんだが。
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蓑谷大滝は実に美しい。
 
ここは左岸から巻くが、素晴らしいクラッククライミングルートがあるのをご存知だろうか。
チョーク跡があったので、最近誰か登ったのだろう。
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巻いた後の急下降はデート沢唯一の緊張感があるパート。

沢床へ降りて、ここからが沢上谷の真骨頂。
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どこまでも続くナメ!
これ以上の天国はなかなか存在しない。
 
今回、沢登り初めてのお客様から楽しかったーと。
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初めての沢体験をお手伝いさせていただき幸せでした。
 

沢は時期や水量、天候によるリスク変化が激しく、それが面白いのだ。
この先になにがあるかというドキドキ感こそが楽しみだ。

YouTubeとか山行記録を過剰に予習すると、実際の山行が答え合わせみたいになってつまらなくなるのでは…。
地形図、遡行図を頭に叩き込んで、あとは現物を楽しみたいと思う。
行ったことがないのに、行った気になってしまうことは楽しいことなのだろうか。
 
解散して、高山から富山へ向かう所でバケツをひっくり返したような激しい雨が降り出した。
後続パーティ達は大丈夫だっただろうか。

沢登りもシーズンイン [沢]

クソ暑い日に涼しい沢登り。
平日の晴れ間に五箇山の沢へ。
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ところが、沢を一本間違えて、目的とは別な沢を。
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大雨が降った後なのでヤケに荒れてるなぁと思いながら、渓相が変わったんだなぁと深く考えずに進む。
蜘蛛の巣だらけで、持っているストックで払うとすぐに綿菓子状態になる。
人はこうして遭難するのだろう。
途中で地形図を見て、違う沢にいることに気付いたが、長いローブも持っているし、今いる未知の沢を楽しむことにした。
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沢を間違えた罰として、天敵の蛙と蛇が出没して、罪を悔い改めた。
反省会しながら、クルマまで戻る。
嗚呼、初心忘れるべからず。
 
クルマに乗って、テレビニュースを見て、安倍晋三元総理が撃たれたことを知った。
歴史的悲劇に愕然とした。

癒しの湿原&立ち食い蕎麦 [沢]

平日の秋晴に信州某所の湿原に詰め上がる沢登り。
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水が暖かく快適。
一昨日までいた黒部源流とは水温がえらい違う。 
 
ホントは下流から入渓したかったのだが、前日までの降雨で増水。
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水も早くて危険なので、入渓地点を平和な場所に変更した。
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おふたりとも楽しいとこ取りで良かったようです。
 
当然、我々以外は誰もいない。
マイナーな沢登りはこの時代には適切なアクティビティかもしれません。
安心して遊べます。
おふたりとも後期高齢者ですが、子供の頃に帰ったようです。
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湿原に詰めたら登山道へ。
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綺麗な花だらけ!
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秋の湿原には癒されます。
ストレスフルな生活から逃げてボーッとすることも人生には必要だと思います。
 
この日、一番衝撃だったこと。
私は冬になると、八ヶ岳へ通うことが多くなります。
朝暗いうちに富山を出て茅野駅でお客様と合流することが多いのです。
いつも早めに着いて、茅野駅の立ち食い蕎麦を楽しみにしています。
おそらく日本一美味しいと評判の立ち食い蕎麦屋「白樺」。
 
今回も楽しみに、駅へスキップして走って行ったら…。
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店が変わってました( ;  ; )

自販機に「特上」もなくなってました。
私は自販機の前で気が遠くなり、30秒ほど身動きできず。
店員さんの「どうしました?」の声で我に返って、渋々券を買いました。
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そこそこ美味しいけど、全然違う…。
なんで閉店したの?
納得できず、黒百合ヒュッテの主人に電話して「なんで?」と聞いたけど、わからないとのこと。
引き続きの調査を依頼しました。
 
また、ひとつ大切な宝物をなくしたようです。
しばらく、立ち直ることができません。