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虚無僧 [北陸]

富山県魚津市から見て最も堂々とした山は僧ヶ岳。
 
前日から本降りの雨で、雨が止んでからスタート。
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雪が消えた導水管を登る。
長さ600m標高差300mはなかなかだ。
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そして傾斜もなかなかだ。
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導水管をクリアしたら、ワカンを装着して雪山歩き。
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しかし、藪漕ぎが箇所が多くて、再び雨も降ってきて敗退。
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僧ヶ岳は遥かに遠い。
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降りてきたら蕗の薹だらけ。
熊にも会い、導水管尾根の賞味期限は切れていた。

年度末 [北陸]

3月最終土曜日の糸魚川駅では桜が咲いていた。
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先週までの寒気も抜けて、春到来。
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焼山温泉からは雪切れも多数で今週最後になりそう。
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新田山山頂から滑ったが、形成されたザラメは板が良く走り状態は想定通り。
しかし、肩を痛めてしまった方が出て、大変申し訳ない結果となった。
 
翌日は白木峰へ。
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黄砂の影響なのか、白木峰らしい展望がなかったが、突然太陽が現れた。
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年度末にハロ。
 
空を見上げて、幸運のメッセージと受け止めた。
年度末を機にガイド業務の転換を計りたいと思う。
自分らしい、自分にしかできない仕事に取り組んで行く。

雨上がりの山 [北陸]

北陸は一日中、強い雨が降り続いたが、翌朝は雨が上がり好天が見込めそうだ。
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向かった先は、富山岐阜県境の高落場山。
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ズボズボなので早急にワカンを履いて、重い雪の中を一歩ずつ進む。
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久しぶりに見た青空とブナ原生林。
 
スピードは上がらず時間はどんどん経っても、誰もいない静かな山を歩いていると、生きているという感じがする。
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山頂からは白山や人形山、三ヶ辻山などの大展望。
眼下には砺波平野。
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下山中には雪の中から逞しいフキノトウもいた。
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帰宅中に見えた山は存在感抜群。
 
そろそろ冬が終わり、春到来の予感がします。

白山遠景 [北陸]

雪たっぷりの白山は日本海側の風景として不可欠なもの。
 
福井の取立山へ。
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剱岳の眺望とは異質な荘厳たる山容は見事である。
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日曜日で時間を遅めに出発したので、トレースはバッチリで途中でワカンを外した。
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頂稜に出たら天空に飛び出したような感覚。
これは石川、福井の山によくある風景。 

周りの山々に抱かれたようだ。
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白山の大展望は期待通り。
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前夜、えび寿司で購入したシャツも光り輝く。
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今シーズンは登る機会がなかったが、冬季白山はガイドメニューとして絶対外せない。

スキー、登山ともに来シーズンは皆様是非ご一緒してください。

暑いぞ白木峰 [北陸]

本日の富山は気温22度。
 
名峰「白木峰」は半袖赤パンでも暑かった!
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時々、ズボズボなのでワカン要。
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三月初旬なのに、随分と雪は減ってしまった。
冬向けのショートカットは雪切れしている部分もあり、安易に地図アプリの過去ログを追うとハマる。
春の雪道は変化が激しく、昨日通過できたから、今日も通過できるとは限らない。
踏み抜き転落に要注意!
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白木峰の山頂付近は日本海からの風雪により樹林が大きく育つことなく、360度の大展望が広がる。
 
春霞かPM2.5か、あるいは黄砂か、周囲の山々は霞んでいるけど、白木峰の雰囲気はあの世のようだ。
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風景の美しさを楽しんでいただけて良かった!
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先月、一緒に登った「金剛堂山」が大迫力だ。
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春山にはコカコーラが似合う。
 
帰路は素晴らしいザラメが形成されていたが…こんな時に限って板がない。
 
白木峰はいつも素晴らしい一日を提供してくれる。
ありがとうございました♪

降雨後の雪山 [北陸]

日曜日はマナスル山荘でも激しい雨が降り、ずぶ濡れになってスキーで下山した。
 
富山への帰路、上高地に近づくと広域消防の車両と何台かすれ違った。
山で何かがあったらしいと感じたが、後で雪崩事故と知った。
 
今シーズンは厳冬期であっても雨が降る。
雨の後、雪山はどう変態するか、どのようなリスクがあるか、良く考えねばならない。
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翌日は、剱岳を眺めるために赤谷の頭へ。
予報より気温は下がらず、青空も見えていた。
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しかし、前日の雨で全層が濡れたザラメで歩きにくい。
薮も立ち、時々ブロックも落ちてくるので、早々に敗退。
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すぐ近くの安全マージンを充分に取った山へ転進。
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トレースは雨でグズグズなので、ワカンが良い。
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山頂からは剱岳は見えずだが、大辻山や富山湾は見えた。
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ワカン初めてのホッピーさんは楽しそうに転んでいた(笑)
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夜は富山の美味しい寿司を楽しんで無事に一日は終わるはずだった?

大寒波は里山巡り [北陸]

1/24-25の大寒波。
確かになかなかの寒気だったが、積雪は大したことはなかった。
とはいえ、雪崩や交通障害など様々なリスクを考えて、1/26-27ガイド予定の雪山は中止して富山百山の里山を巡ることにした。
 
まずは富山を代表する里山へ。
常願寺川沿いの道路でクルマが3台ほど落ちていた。
やはり、幹線道路以外はヤバい。
 
無事、登山口に到着。
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ブルーモリスのスノーハイクでラッセル。
ソールにウロコが付いている。
 
しかし、さすが人気の尖山。
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トレースバッチリでラッセル不要。
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でも雪崩は充分あり得る。
ヤバそうな斜面下は素早く過ぎ去ろう。
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山頂からはまぁまぁの眺望。
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せっかく山頂に着いたのに、2人はいつも探しもの…笑

夜はお客様とえび寿司へ。
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いまや、有名イラストレーターとなった帰国子女とバッタリ。
 
翌日は意表を付いて稲葉山。
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道の駅から歩いたら、結構長かった。
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牛の管理のためなのか除雪バッチリで拍子抜け。
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しかし、最後は山頂までラッセル要。
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ラッセルあって良かった!
三角点は綺麗に埋まっていた。
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残念ながら景色はイマイチ。
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登山口まで降りたらミゾレでしっかり冷えた。
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富山を代表する美味いラーメンを食べて温まる。
 
「令和五年の大寒波」第一弾は大雪とはならず。
災害レベルに至らなかったことはとても良かった。

しかし、週末の第二弾にも警戒は必要だろう。
私はしばらく日本海側を離れるが…何事もなく過ぎますように!

美しき富山の名山 [北陸]

降雪あった翌日に良いタイミングで金剛堂山へ向かう。
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先行トレースはあるものの、平日なのでフカフカの雪を踏む。
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ワカンを履いて、霧氷の間をひたすら登る。
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森林を抜けると剱立山の眺望が素晴らしい。
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山頂は強風で寒く、長くはいられない。
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降雪後の山は溜息が出るほど美しい。
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そして、下山後のえび寿司は美味い!
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冬の富山へ来たれ!

雨の晴れ間に [北陸]

今週の富山はずっと冷たい雨が降る日が続いている。
剱立山は見えないが順調に積雪深は進んでいることだろう。
 
またも朝から冷たい雨。
昼まで雨が続く予報だが城ヶ平山へ。
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青空が広がって富山平野の眺めが良い。
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稲葉山が見える
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富山百山はほぼ登り尽くしたお客様。
日本百名山も終わっているそうだ。
城ヶ平山などは目を瞑っても歩けるだろう。
 
バリエーションガイド申し込みがあったのだが、一度顔合わせを兼ねて一緒に山を歩いてみましょうということで。
人間同士、相性というものもあるし、厳しい山に向かう前にお互いを知ることは重要だ。
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頑張ってみよう。
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なんだこれ?
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下山後の金龍素麺を楽しみにしてたのにガッカリ!

雨具を着ることなく、こんな大人気の山で誰とも会わず、束の間の晴れ間を楽しんだ良き低山歩きでした!

富山のまったり低山 [北陸]

秋晴れが続く昨今。
登山を初めて間もない方々と富山県砺波市の低山へ。
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水芭蕉で有名な縄ヶ池を山腹に有する高清水山。
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登山口からは砺波平野が良く見える。

砺波市と南砺市に跨る東山連峰の最高峰である高清水山を基本的な山の歩き方を講習しながら目指す。
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鏡のように見える水面。
剱岳にある池もそうだが、写真は実際に見た景色より鮮やかだ。
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急登が適度に入るがなだらかな登山道。
そして、大きな杉があるのも富山らしい。
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お月様の頭。
ここで皆既月食を眺めたら良かっただろうな。
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禅宗道。
明るくて気持ちいい。
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山頂は地味な方が好きだ。
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冬が来る前の低山はふかふかで気持ちが良い。
 
山は多様な楽しみを与えてくれる。
高く厳しいばかりが山の楽しみではなく、景色を眺めながらのんびりと歩く時間も大切だ。
 
お客様は砺波在住なので、山の上から見る住処は格別のものを感じただろう。
私も剱岳山頂に立つたびに、海沿いにある自分の住処を探してしまう。

しかし、この時期の富山の低山は熊に注意。
単独は避けて、時々お喋りしながら、熊鈴ならして、熊スプレーを持って、武器を持って…。