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山のマナーって [Guide]

連日の猛暑で疲れも溜まってくる頃です。
水分を取り体調を整えて、山に登りましょう。

台風10号の影響を考慮して今日からの赤木沢は厳しい状況で、これからを思案中です。
夏の時期は登山者が増えて、いろいろ感じることも多いです。
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まずは、挨拶。
「こんにちわ」と挨拶することは基本的に良いことだと思います。
しかし、何十人ものツアーにやられたら、さすがにシンドイです。
下山者が多い午後も同様です。
そういう時には、黙礼だけするようにしています。
この夏の午後、雷鳥坂を登っている時に、降って来る男性に黙礼したら「なんか言えよ!」と言われました。
挨拶の強要は、どうなんでしょう。
ちなみに、私は子供からの挨拶は必ず全部返事をするようにしています。
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次にスレ違い。
基本は登り優先なのでしょう。
しかし、登りで充分なスレ違い幅のある道で、下山者に遠くから待たれると精神的に辛いものがあります。
スレ違いできる場所で、スマートに譲り合いたいものです。
お客様の体調が優れずに登りで時間が掛かる時に下山者へ「先に降りてください」と言っても「登り優先だから」と動かない頑固者もいます。

また、スレ違い時は山側で待つように教育を受けているので、動いている登山者は崖側を歩かねばならない。
技術、体力、経験がある登山者は、時に危険な場所では崖側で待ってあげる余裕を持ちたいものです。

多くの方が、一番踏まれている場所から絶対動かないので、登っている方がガレ場やザレ場などの登りづらい道を登らねばならない。
静止している人が安全な場所にいて、動いている人が危険な場所を歩くという変な構図になる。
登山者のために、一歩ズレて道を開ける指導をして欲しいものです。

そして、熊鈴。
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これは実にうるさい。
雷鳥も逃げてしまうし、私も逃げたくなる。
昼間の登山者だらけの雷鳥坂で熊と出会えますか。
必要を感じない時はしまいましょう。

大声で話しながら、歩く人々。
山は本来静かな場所です。
それを楽しみに来ている人がいます。
仲間達と気が大きくなって騒ぎながらの登山は危険以外のなにものでもありません。
山と関係ない世間話をしながら歩く人々は、迷惑なので、人がいない山でやってください。

最後に写真撮りながら。
タテバイやヨコバイなどの名所での撮影しながら登山は、渋滞の原因になります。
私も登山中に写真を撮りながら行動しますが、止まった状態で時間に余裕がある時に撮ります。
後ろで人が待っている時や動いている時には撮りません。
撮影時は視野が狭くなりますし、撮影に集中してしまうので次の行動への集中に切り替えが難しいで危険にも繋がります。
私のお客様で、危険な場所でも歩きながら撮影している方がいて何度注意しても辞めないので、以降ガイドを拒否したケースもあります。

山に登山者が増えることは、とても嬉しいことです。
数が増えると問題も生じますが、みんなが快適に過ごせるよう、他人を気遣って行動したいものです。
たたし、危険なことにはシビアに立ち向かいたいです。

立山ガイド協会研修会 [Guide]

石垣島から富山へ帰り、直ぐに剱沢へ。
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海も良いが山も良い。
灼熱の島から残雪の山々へ。
日本は縦に長いことが素晴らしい。

立山ガイド協会研修会へ参加してきました。
私は一泊しか参加できなかったが、ルート整備も兼ねた四泊五日の濃い研修会だったようだ。
夏本番を迎える前に、このような研修は大変意義があることと思う。
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立山ガイド協会である以上は、剱岳との関わりは密でありたいし、剱岳を深く勉強して、お客様をより安全に楽しく導くべく、このような研修会を定例にできたらと思う。
この夏も沢山の登山者が訪れることを期待しております。

天気次第 [Guide]

富山を早朝に出発して、お客様と小渕沢で合流。
南アルプスの展望台 日向山へハイキングガイド。
関東にいた頃は、冬はこの辺りでアイスクライミングに良く来ていたが、無雪期に来るのは初めてです。
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新緑が眩しくて、整備が行き届いていて、良いハイキングコースでした。
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下山後に河口湖へ移動して、翌日のガイドに備えたが大雨で中止。
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朝からピラニアに行って、夕方に佐藤小屋に上がる。

梅雨入りしたようだ [Guide]

6月7日に北陸も梅雨入り。
一気にテンション下がる時期。
しかし、土曜日は雨にも負けず、今夏に剱岳を目指すお客様5名と県内某所で事前講習会。
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岩と雪がある剱岳は、しっかりと準備して臨みたい。
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日曜日はガイド中止になったが、こういう日こそ天気が良かったりして皮肉なものだ。
ガイド殺しの季節が始まった。

年度末を晴れで迎えて [Guide]

この週末は北陸の山へ行く予定だったが、大荒れ間違いなしとのことで。
日曜にピンポイントで北信州が晴れそう。

風や許される行動時間を考えて飯縄山へ。
降雪で白く化粧した山を楽しめた。
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周りの山々は雲に隠れて、この辺りだけが晴れているような。
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山はいろんな楽しみを与えてくれる。
胃が痛くなるような山もあれば、心身癒される山もあり。
今回はまさに後者。

平成最後の年度末。
今日は新元号が発表されるそうな。

私にとって平成の時代は25歳から56歳にあたり、少々強引に様々な経験をさせてもらった。

次の時代は、自分の身の丈にあった仕事をやりながら、生きている幸せに日々感謝しながら過ごしたい。

冬と春の間で [Guide]

2月があっという間に終わりました。
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雪がないとか暖かかったとか言いつつも、日々アイスクライミング 、スキー、除雪と雪に関われる仕事ができたことは楽しかった。
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近年、立山の除雪作業に加えていただき、この時間がとっても楽しい。
チームとして纏まり、黙々と雪を掘り、作業が進んで行く達成感は今までの人生にはなかった経験でとても良い時間だ。
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剱立山に関わる岳人達とのバカ話も愉快だ。
私はガイド業の合間に入れていただいているが、スケジュールの都合で、この冬は作業終わりで寂しい限りだ。
今日から3月。
冬と春の間を感じながらの仕事が始まる。
今まで、20年以上なんとか山岳ガイドをやってこれて、素晴らしいお客様に恵まれて、周りに助けられて、感謝の想いしかない。
しかし、近年いろいろこの業界も様変わりして、嫌な部分を感じることがあるが、負けずに頑張り続けて行きたい。
嘘が蔓延するなかで真実を見極めること。

春を感じて [Guide]

このところ平日は富山の某所にて除雪に勤しんでおりますが、日々暖かく雪の量も少なく、まだ2月なのに寂しい冬です。
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今週末は、先週に続いて赤岳鉱泉へ。
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今シーズン3回目の鉱泉道場へ。

私の担当は今回で終わり。
少しは役に立つことができただろうか。

今日は滝へ行ったが、暖かくて拍子抜け。
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やはり、氷は硬くないと寂しい。

もう一度くらい寒波が来ると良いのだが!

と言っても仕方ないので、良い氷を探す旅に出ようかと思う。

開拓精神を忘れない [Guide]

昨日まで南東北へ6日間のスキーへ行ってきました。
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新年あけてから、南東北へ行く機会が増え、富山にいる日よりすっかり多くなりました。
明日からは登山の仕事に復帰します。
今日は某大手新聞社からの取材を受け、私のガイド活動についてインタビューされました。
記者があまり山に詳しくない人だったので、様々な新鮮な質問を受けた。
自分の仕事を説明する中で、私の仕事はいったい何なのかを改めて考える機会となりましたが…。
最近は少し安易な方向へ流されていないか?
有名で人がたくさん入る山、アプローチが楽な山、荷物が軽くて済む山ばかりをガイドルートに選ぶ傾向にあり、良くないと考えます。

日本海側のトレースがない深いラッセルが必要な山、登山道などない聞いた事がない藪山...など、本当に山岳ガイドが必要な山で仕事しなければ、私の存在価値などなくなってしまうと危惧しています。 例えば、剱岳をガイドする中でも定番ルートだけではなく、廃ルートの再登や人が入らない縦走などをもっと調べて活動して行きたい。

近年SNSでどこそこ登ってきました的な投稿にお手伝いする仕事はとても嫌悪感を覚えています。 定番ルートのガイドは楽だし、ニーズがあるし必要なのも間違いない。 でも、それだけでは誰がガイドでもできるし、きっと飽きられる。
そんな風に考えました。

秋の長雨について思うこと [Guide]

台風21号、北海道地震と日本に災害をもたらす出来事があり、被害を受けた皆様へ心からお見舞いを申し上げます。
これ以上被害が広がらないことを祈るばかりです。

そしてここ最近の北陸は秋の長雨が続いています。

山岳ガイドという仕事は自然に依存するしかありません。
しかし、少し考えたいのは、雨がずっと降り続いているわけではなく、雨予報が出ていても止み間があったり、陽が差すタイミングがあったりします。
そのようなタイミングを上手く捉えて、登れるルートを選択するのも登山の醍醐味なのではないかと思っています。

山行中3日間とも無風快晴をイメージして登山計画を立てたり、またはガイド依頼をされてもそれはまず無理というものです。
2日後、3日後の山の天気を完璧に読み切れる神様のような方は別にして、まずは入山して山小屋で様子を観察するという考えも有りではないでしょうか。

私は剱岳という条件の厳しいエリアでガイドをしていますが、雨予報であっても数時間の登れるタイミングが意外とあることを知っています。

そういう時は入山者数も少ないし、小屋も空いているし、良い事もたくさんあります。
また、美しい虹に出会えたり、ブロッケンが出たり、綺麗な雲海を見たり、快晴では味わえない体験もできたりします。
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ガイド予約される方の中には、月曜にメールが来て富山県の週間天気予報で週末天気が悪そうだからキャンセルさせてくれという方も実際多いです。
キャンセル依頼は受けますが、情報を誤って捉えていることに残念な気がします。

山小屋にも同様のキャンセルは多い様に思います。
これは風評被害です。

天気予報はひとつの情報であって、イコール登山中止と結び付けるのは早計ではないでしょうか。
あまりに無風快晴の3日間を期待しすぎる風潮があるような気がします。

災害レベルは別として、まず入山してみて天気予報と実際の差異を体験することは登山力を養う上で重要だと思います。
私は剱岳に出掛ける日数が多いので、剱岳ならある程度登山できる雰囲気を感じるとる事ができます。

天気予報を見て即登山中止して晴天を待ち続けることも悪くはないですが、大事な体験を逃しているような気もします。
まずは行ってみてはいかがでしょう。

快適な山小屋 [Guide]

私は、夏は剱澤小屋、冬は赤岳鉱泉にお世話になることが多く、そのホスピタリティにはいつも深く感謝する次第です。
その他にもお世話になる山小屋は多々あれど、山岳ガイドとしてお客様が心地良く過ごせる山小屋を選ぶようにしています。
しかし、時に致し方なく不本意な山小屋に泊まらざるを得ないことがあります。
私は山小屋のスタッフが環境的にストレスが溜まるであろうこと、山小屋独自の都合があることも理解しているつもりですが、あまりにも態度が不愉快なスタッフがいます。
最近、久しぶりにそのような悪しき山小屋に泊まりましたが、山が美しく、食事も美味しく、山小屋も清潔なのに、スタッフのほとんどが笑顔なく、暗く下を向いて、話しかけても相手の目も見ずに受け応え。
人を見下したような態度。
山小屋であろうと接客が基本だろうと思うのですが…。
私のお客様の中には、一生で最後と思ってその山行を楽しみにして来られた方もいて、それで不愉快な思いをさせられたら非常に悔しいのです。
山小屋の都合は充分わかりますが、楽しい雰囲気作りを少し気にしてくれたらなと思います。

まあ、そういう人はガイドでもいますけどね。
どうでもいい細かいことばかり、四六時中ブツブツと注意し続ける小言幸兵衛みたいなガイドとか。
みなさん、変なストレスは下界に置いて来ていただきたいものです。
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せっかく山が綺麗なんだから、楽しくやりましょうよ!
写真は本文とは関係ありません!

ちなみに写真は徳沢園
5年ぶりに訪れましたが癒されましたよー