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冬季 伯耆大山へ [Guide]

年末の帰省客に混じって富山駅から米子駅へ。
4本乗り継ぎは長い!

富山から金沢は北陸新幹線。
富山駅は朝早くて駅弁買えず、金沢駅でも買えず…。
 
イライラ…。
 
サンダーバードに乗ったら、隣の列にいる3人組のガテン系が大声で騒いでいる。
しまいに、座席回転させて対座しようとしたので、「こらうるせー、静かにしろ」と怒鳴ったら、3人で「すいませんでした」と素直に謝って来た。
 
そしたら、意外にも車両全体がシーンと静まり、以降誰も話をする人がいなくなってしまった。
後ろに座っていたカップルも黙ってしまった。
ヤバい、そんなつもりじゃなかったのに…。
 
どうやら、怖い人が乗っていると思われたらしい。
京都まで2時間ほど、いたたまれない雰囲気で、席を立てずトイレにも行けない。
 
京都でもホームの弁当屋、KIOSKはクローズ。

岡山駅でようやく弁当が買えた。
その弁当がまた問題で…。
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米子駅でレンタカーを借りた。
2022年雪山ガイドの〆は伯耆大山。
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宿泊は寿庵。
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食事は料理上手な山下ガイドが作ってくれた。
牡蠣三昧のパーティ!
生牡蠣、牡蠣フライ、焼牡蠣…。
佐世保餃子に、境港の蟹などなど。
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ほどほどに酒を飲んで、就寝。

さてと、大山へ登ろう。
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霧氷が綺麗だ。
雪は多いが、登山者も多いので、トレースバッチリ。
ワカンを持って来たが要らぬ。
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えびの尻尾だらけ。
 
六合目避難小屋を過ぎたら、ホワイトアウト。
しかし、風は大したことないので問題なく山頂へ。
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なにも見えなかったけど、達成感はある。

ちょうど30年前、ザイルパートナーが広島転勤中に、ここ大山北壁で亡くなった。
私が30歳の頃で、彼はまだ26歳。

あれから一度、いつだかの二月に北壁を登ったがそれ以来の伯耆大山。
再び手を合わせることができて良かった。
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下山して寿庵へ。
 
また、来年も来たいと思う。
今度は板も持って来て、長くゆっくり滞在したい。
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弾丸ツアーの伯耆大山だったが、まずは2022年も無事に終わり、新しい年を迎える事ができそうだ。
 
今は帰りの新幹線車内にて!
富山は遠い…。

師走寒波 [Guide]

師走はなにかと慌ただしく、仕事以外でもいろいろ走り回ってしまう時期。
そんな中でいきなり待望の本格的な寒波がやって来た。
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ずっと山にいても暖かい日々が続いていたので、とても寒く感じる。
 
歳も関係あるのだろうか。
周りの人達より寒がりになった気がする。
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スキー場も続々とオープンラッシュ。
 
新雪降ったら来てくれる臭覚優れた方と全面オープン初日に47へ。
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少し上の様子を眺めるも、薮はまだ倒れておらず、山はまだ仕上り不足。
ゲレンデ内をひたすら滑り込み。
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硬い下地の上に載る薄いパウダーが気持ちいい!
 
とにかく、この時期はたくさんの距離を滑って脚を作る。
 
寒さに慣れる。
 
ポジション確認。
 
…この冬を良きシーズンとする為にやるべきことはたくさんある。

しかし、とにかく寒くて何度もレスト。
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なにを間違えたか、ソフトクリームを注文(涙)
認知症が始まったのだろうか…。
 
松本へ移動して忘年会。
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今年お世話になった皆様と。
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大人数の飲み会は苦手だけど、大人の忘年会は好きだ。
 
そして、やまきふ共済会イベントに講師参加。
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雪山の歩き方やポールワークを講習しながら歩いたが、吹雪で寒くて、ゆっくり講習できる状況ではなく、途中から白駒荘へ辿り着く事が目的に変わった。
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白駒荘のご主人と、はじめまして!
 
なんと白駒荘は100周年を迎えたそうで、記念手拭いを参加者スタッフ全員にプレゼントしていただいた。
 
屋内に入ったら、世の中にこんな豪華な山小屋があったのかと驚いた。
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食事、風呂はもちろんのこと、雰囲気が素晴らしい。
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クリスマスの雰囲気も!
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華美にならないセンスの良い装飾品や行き届いた清潔感には感動した。
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綺麗な風呂で冷え切った身体と強張った顔を温めて!
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机上講習はヤマレコ的場社長のアプリの使い方。(写真はやまきふ共済会井関社長)
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ヤマレコをひとりで開発した稀有の天才。
有効な使い方を解説してくれた。
そして、自身が体験した遭難の話は参加者にはとても有益だったことだろう。
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ヤマレコ開発者から直接質問回答してもらえる場は貴重だ。
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ヤマテン猪熊社長は大人気。
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懇親会では、各社から協賛いただいたクリスマスプレゼントを猪熊社長とジャンケンで!
 
GRIPWELL山口社長もいらして、トレッキングポールの大盤振る舞い。
キャラバンさんからは登山靴、トレランシューズを9足も協賛いただき感謝感謝…。
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白駒荘の夜も更ける。
 
翌朝は新雪たっぷり。
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白駒池も埋まっている。
 
ダイブしたくなる気持もわからなくはない。
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童心に帰る人(笑)
ヤマテン社長がいるので天気予報も直接聴ける。
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吹雪の国道をラッセルするなんて嬉しい体験。
 
ここは八甲田か?
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これほど豪華な講師陣と直接話ができる機会はなかなかないだろう。
総勢34名、盛大に開催できたイベントは何年ぶりだろうか。
やはり、参加者の皆様もオンラインではなく、直接人と話す機会をずっと欲していたのだろう。
 
強烈な寒気の到来も、本来の雪山を経験できたと考えるなら貴重なことだ。
この経験を活かすも殺すも自分次第。

イベントは無事終了。
誰も凍傷にならずに済んだかな。
かなり心配!
 
有志で更に午後の部へ。
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超寒いピラタスで滑り込み。
師走は時間があれば滑り込み!
もっと脚を鍛えるのだ!

そして、私は雪の低山ガイドへ。
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福地山か十石山を予定していたが、大荒れ敗退間違いないので、鉢伏山へ変更。
それでも寒風がキツく、高齢のお客様達の凍傷を心配しながら登ることになった。
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山頂下では部分的に膝ラッセルとなったが、持ってきたワカンを使うほどではなかった。
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今年も毎月1〜2回、定期的に参加してくれたお二人。

継続は力なり。

前夜に「いくつまで歩けるかな」と話していたけど、80歳を過ぎても続けていればきっと大丈夫。
 
モンブランに始まり、ネパール、アンデスなど多数の高峰をご一緒した。
 
想い出に残るのは、今はもう政情的に登れないトルコのアララット。
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ここがアララット山頂。
 
山頂の素晴らしいパウダースノーが懐かしい。
いつかスキー持って行きたいと思っているうちに登れなくなってしまった。
山は本当に逃げるんだと知った。
 
もう一緒にヒマラヤ登山は行けないかもしれないけど、身体と相談しながら、その時にベストな選択をしましょう。

そして、シャルマンへ。
積雪150cm。
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私の道場だ。
 
しかし、ガラガラのプライベートゲレンデ状態。

放山のシーズンまではあと1〜2mの降雪が欲しい。
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シャルマンらしい踏み応えあるパウダーが気持ちいい。
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雪の世界はなんて素晴らしいのだろうか。
 
しかし。しかし。
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楽しみにしてた蟹いくら丼の夢は覚めた。
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更に追い討ちが…。
 
なかなか思い通りにならない日もある。
 
腹が減ったが、腹は立つ。
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でもね、救いの神はいるものだ。
 
冬になれば富山を離れて旅することが多いけど。
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帰れば、やっぱりこの山が一番だと思う。
 
あー富山の寿司とラーメンが恋しい!

初夏の入笠山へ [Guide]

梅雨晴れの平日に入笠山へ。
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平日なのに登山者で賑やかだった。
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初夏の入笠山は初めてだが、花が沢山咲いていて平和な世界に癒される。
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長いお付き合いのご夫婦と一緒にのんびりと歩く。
山頂は風が強いので長居せず。
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大阿原湿原へ降りると人もほとんどいなくなる。
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テイ沢は穏やかな流れで清涼感たっぷりだ。
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渡れない橋もあるので、少し渡渉も入る。
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そしてお楽しみのマナスル山荘本館でランチ。
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代表メニューのビーフシチューは安定の旨さ。
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そして、試作メニューのハンバーグをいただいたが、これは大人気メニューになること間違いなし。
私はカレーを添えて食べたが、様々な食べ方ができるだろう。
メニューに記載されるのが楽しみだ。
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こんなテラスもあって、日帰りなのが勿体ない。
やはり、ここは泊まりでのんびりと過ごしたい。
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マナスル山荘本館は、人生に疲れたら訪れるべき場所。
オアシスのような癒される時間がゆっくりと過ぎて行く。
怒涛の夏が終わり、秋になったらまた来ようかな。

早春の山々へ [Guide]

繰り返しやって来た寒気団に作られた最高の冬シーズンも終わり、ようやく早春を迎えた昨今。
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妙高でガイド仲間と沈降したパウダーをロングに楽しむ。
元気バリバリな山岳ガイド達に付いてくのは大変だったけど、俺もまだまだ負けてられない、一層頑張ろうという気にさせてくれた。
 
そして、妙高スキーガイド。
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様々な事情があって、なかなか山に来れなかった御夫妻とまったりとスキーツーリング。
山を歩いて滑れるって幸せなことだ。
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赤倉ユアーズインに泊まって、深夜まで小笠原さんと深酒しながら山の話を。
やはり、昔からの重厚な山男の話は好きだな。
 
そして、八ヶ岳へ。
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アイスキャンディも柔らかくなってきたが、まだまだ登れる。
アイスクライミングが初めてのおふたりに体験していただいた。
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今シーズン最後の赤岳ガイドは地蔵尾根から文三郎道下降。
強風で敗退するパーティも多くて、とても空いていました。
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感動の登頂をサポートさせていただくことは最高に嬉しい。
山岳ガイドでいて良かったと思う瞬間。
次は剱岳で会いましょう!
 
そして、また妙高へ。
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晴れると確信してたが、霧雨で視界なし。
パンツまでずぶ濡れになる。
 
ようやく、富山へ戻って高落場山へ。
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ワカン履いてシャバ雪ラッセル。
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富山、石川にある数々の名山を望む山頂。
早春の山は、暖かくて気持ちいいけど、冬が終わってしまう寂しさもあり、なんだか複雑な感覚にさせてくれる。
 
まずは、冬シーズンのガイドが無事終わったことに感謝して、そろそろ春夏のガイドへゆっくりシフトして行こう。
 
ウクライナ侵攻となかなか終わらないコロナに未来は楽しくないと感じる人も多いけど、私は来てくださるお客様に山を通じて楽しいことを提供できるよう日々頑張ります。

やまきふイベント [Guide]

二月最後の週末は、やまきふ共済会のイベントでマナスル山荘本館へ。
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まずランチは、美味しいマナスル山荘のカツカレー。
初めて食べたが、ホント美味しい。
ビーフシチューも凄いが、カツカレーには感動した。

そして、スノーシュー体験で入笠山へ。
ちょっとトレースを外して、ふわふわ感を味わってもらいながら山頂へ。
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今回は小学一年生も参加。
こういう参加は嬉しいです。
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それから、伊藤先生の遭難事例講座。
山にある危険を知り、対応することを学びます。
山から得られる楽しさと厳しさ、山を長くやっていると常にそれが繰り返しやってきます。
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今回は豪華ゲストで、ヤマテン猪熊さん、ヤマレコ的場さんも。
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夕食はマナスル山荘名物の塩釜焼きローストポークを中心に豪華メニュー。
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当然、夜は楽しかった。(参加者の一部です)
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二日目は雪洞体験。
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今シーズンは雪が豊富なので、楽しいことがたくさんできます。
 
このようなイベントを機会に、さらに深く雪山登山を目指す方が多くなれば幸いです。
 
皆様、ありがとうございました!

豪雪 [Guide]

今シーズンは雪が豊富。
というか、降り過ぎ。

2月23日は雪山ガイドの予定だったが、予定した山は寒冷強風で凍傷リスク高し、ラッセル登山で転進先を妙高と考えた。
前夜集合だったので、昨日集合前に現地の登山口をいろいろ回ってみた。
昼なのに除雪車が走り回っていた。
 
いろいろ模索したが、どう考えても安全に楽しんでいただけるイメージが浮かばず、無念だがお客様に当日中止を連絡した。

雪の存在は、私の仕事にはとても有難いものだが、ほどほどにして欲しいと思うのは身勝手だろうか。
 
今週末からは気温も上がってきそうなので、厳冬期パウダーは今回で終了となり、季節は春に向かいそうだ。
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昼ご飯を食べる暇もなかったが、閉店準備していた食堂ミサに飛び込んでチャーハンを食べさせていただいた。
富山までの帰路は長かった。

2022年2月2日 [Guide]

今日はMRI検査。
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重症だった腰椎椎間板ヘルニアが消えてしまった。
昨年の今頃を思い出したら奇跡のようだ。
手術をしなくても、治ると断言してくれた担当医師には感謝しかない。
膝前十字靭帯断裂の時もそうだが、どの医師と巡り会うかで人生は大きく変わってしまう。
私と親しくお付き合いくださる医師の皆様からも沢山の良きアドバイス、指導を戴いて乗り切ることができた。
そして何より、私を支えてくれたお客様方、誠にありがとうございました。
この二年間、嫌なことばかりが続いたけど、やっと光が刺して来たような気がする。
これからも腰痛、膝痛と上手く付き合いながら、自分らしいガイド活動を続けて行こうと思う。
私が良き医師に出会えたように、お客様が良きガイドと出会えたと思えるような。
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2022年2月2日は忘れられない日になりそうだ。

マナスル山荘でクリスマス [Guide]

メリークリスマス!
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マナスル山荘さんでクリスマスを過ごす「やまきふ共済会」イベントへ。
 
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初日は、まずは入笠山へ。
天気が良いうちに、山頂から景色を堪能しました。
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そして、旧ゲレンデで登山における歩行技術講習。
 
普段、山で漠然と何となく歩いている人は多いのではないでしょうか。
自分も若くて体力がある時はそうでした。
しかし、近年膝や腰に痛みや痺れを感じるようになり、身体に負担を掛けない歩き方を強く意識するようになりました。
 
アルパインクライミング、アイスクライミング、スキー、なにをやろうともベースは正しく安定して歩ける事だと思います。
 
基本なくして応用なし。
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ヤマレコ的場社長の講習は実に貴重なお話でした。
アプリを作成した本人から使い方を説明してもらえる機会は得難いもので、もっと多くの方に聞いて欲しいと思います。
私自身はガイドのツールとして更に有効な使い方をしたいと考えています。
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的場社長の安全登山に対する意識も伝わって来ました。
アプリに全て頼るのではなく、先に地図を読めることが前提ですね。
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なんでも美味しいマナスル山荘の選べる夕食は、好きな物を好きな量だけ食べられます。
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このローストポークは絶品です。
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こうやって作るんですねー。
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懇親会では、gripwell山口社長からサプライズプレゼントも。
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マナスル山荘さんのクリスマスケーキも。
山口社長に感謝いたします。
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ケーキ入刀。
めちゃくちゃ美味しかった。
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翌朝は朝食後に、ヤマレコを使って入笠山の周辺を徘徊。
 
大雪被害を考慮して、予定より早めに解散しました。
富山へ帰れるか不安でしたが、安房トンネル周辺は雪も少なく問題なかったです。
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富山に入ってからはパトカー先導で帰りました。
 
二日間のイベントでしたが、こんな時代だからこそ人と会って話すということの大切さを改めて感じました。
人との繋がりは大切で、人と会わないことを良しとする今はやはり異常なんだと。(今は仕方ないですが…)

ご一緒させていただいた皆様、ありがとうございました。
マナスル山荘さん、各社さん、これからもよろしくお願いします!

山にあるもの [Guide]

この週末も立山スキーへ。
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雪は少ないが質は良い。

山にはリスクが点在している。
そこに存在するリスクを理解して、対応することが自分の仕事だ。

しかし、全てのリスクを排除することは無理だ。
失敗して学ぶことで、成長してきた面もあるのだと思う。
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リスクを恐れて、山に行かない選択肢は最終手段であり、学びの機会損失であろう。
 
たくさん山に登って、たくさんガイドして、たくさんの経験を積んで、日々得たものを周りに伝えて行きたい。
 
自分はこれで良いのだと思う。

GWを終えて [Guide]

全国各地で山岳遭難が目立った今年のGW。
私はお客様を怪我させてしまいました。

本来、5/1から5日間予定のスキーガイド。
悪天候が続く予報で日程短縮と山域変更。
5/4の好天を掴むため5/3からの入山として立山へ。
 
初日、立山ケーブルのラッシュで室堂に上がれたのが、14時過ぎ。
室堂は強風ホワイトアウトで視界不良。
雷鳥荘へ向かうが、迷っている登山者、親子連れなどを拾いながら到着。
 
翌朝は予定通りの快晴。
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雷鳥荘からキャンプ場に向かって滑り込むが、お客様が転倒。
自力で歩けなくなった。
気温が上がりだし、ちょうど難しい雪になり始めていたのに、私の注意が充分でなかったことが原因。
雷鳥荘スタッフにお世話になりながら室堂へ搬送、そして病院へ。
 
5/4という歴史的好天の山を楽しむことができた人達がたくさんいる中で、お客様に怪我をさせ辛い思いをさせてしまったこと。

この責任は重いと思います。
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GWが終わり、今日の富山は快晴です。
しかし、私はこの山々をガイドする資質があるのかを考えねばなりません。
このまま、ガイドを続けることで周りに迷惑を掛け続けるなら、誰も幸せにできないなら…と思う。