霜月の薮納め [ハイグレードハイキング]
グリーンシーズン最後のガイドは大猫山。
ここから新雪を纏った剱岳を見せてあげたいと馬場島へ。
おろし蕎麦。
夜は立山ポークのしゃぶしゃぶ。
そして、池田さんが作ってくれたオジヤが美味かった。
そして、一献。
楽しい夜を過ごす。
夜は雨が降ったので、ゆっくり出発。
大猫山は登山口からいきなりの急登。
日本三大急登などとは比較にならない急峻な登り。
ホンモノの急登とはここのこと。
1400Pで一度傾斜は落ちるが、再び急登になる。
上部は年々、薮化が進んでいる気がするので、大猫平に着く頃には薮漕ぎで全身ずぶ濡れ。
低体温症にならないよう、防寒着をたっぷり着る。
強い寒気で初冬の洗練を受けた。
しかし大猫平は深山幽谷の雰囲気あり。
多数現れる池塘にも癒される。
大猫山分岐のお地蔵さんも寒そう。
霧氷を無表情で眺める…余計寒い 笑
チングルマの綿毛が凍っている。
大猫山からは剱岳は見えず。
残念ながら往路を戻る。
標高を下げてきたら、猫又山が見えてきた。
しかし、気温はどんどん下がり、おそらく氷点下。
休憩も短めで動かないと耐えられない。
そして、急峻な下降で虐められる。
1400Pまで降りたら、ようやく白い剱岳が見えた。
もっと上から見せたかったよ。
馬場島荘に帰る。
最後の蕎麦ということで、特別な蕎麦粉で打った十割蕎麦をいただく。
過去最高に美味かった!
春のオープンからお世話になった馬場島荘とも暫しのお別れ。
恒例のカレンダーも今年で引退するそうだ。
ガイド引退の時もそうだけど、池田さんの引退タイミングは実に勉強になる。
私もタイミングを間違えないようにしたい。
夜中、疲れて爆睡していたら、「どカーン」と何度も轟音で目が覚めた。
富山の初冬名物「鰤起こし」だ。
そして今朝、室堂からまとまった降雪のニュースが来た。
いよいよ、明日から雪の世界でガイドをスタートする。
今シーズンも白い世界でお待ちしております♪
2022-11-16 00:57
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