SSブログ

露天風呂へ滑り込め! [大好きなスキー]

春の名クラシックルートへ。
栂池から蓮華温泉、そして木地屋へ降りる20kmのコース。

この週末は雨模様らしいのでギリギリまで催行を悩んだが、今回は雨にも負けないタフな心を持ったメンバーが揃ったので、必ず行けるだろうと考えた。
C8CE053D-34D9-4FE2-BD40-EC9E7251E93F.jpeg
幸い雨はパラパラ程度で、成城小屋から上は雪に変わった。
天狗原も視界良く、雨も止んで快適な滑走を楽しめた。
E2BC619C-2C2A-4E39-83EB-5E7E66A91F21.jpeg
時々引っかかる春の雪だが、これぞ山スキー。
B0458438-D94C-47DA-B11A-A4CF2BA17AEC.jpeg
振子沢は早くも沢割している部分があり、ハイトラバースを繰り返す。
4BE0BB0A-79CD-4C16-8946-6B46AEF78706.jpeg
天狗原から1時間少々、あっという間に蓮華温泉に到着。
今回はC社のOKさんにテールガイドを務めていただいた。
A3BFD069-610D-435B-92D7-32FBB4B310F2.jpeg
さっさとビールを買って仙気の湯へ。
天気予報が悪かったので、他のガイドツアーは全て中止になったらしく、貸切でゆっくりと露天風呂を楽しむことができた。
23EF3612-DA74-42DD-AF01-807873B8EB06.jpeg
雪倉岳や朝日岳に囲まれた素晴らしい景色の中で温泉に浸かりビールを飲む…これ以上の贅沢はあろうか。

薬師の湯は女性優先ということで、更に良かったらしい。
40993E88-14A4-43C1-8E34-5DE6E9BCEA4F.jpeg
15時から宴会スタート。
糸魚川名物の謙信はなんと一瓶650円。
何本飲んだのだろう?
D9EF83BA-C0D5-4E19-866C-9116272C2CBE.jpeg
豪華な夕食メニュー。
記憶がなくなる事をブラックアウトというらしい。
144DD86E-A99E-4EAB-A4D2-C8271E6B5E51.jpeg
朝風呂に入って、のんびりと。
C00B7787-4300-4DA0-B00B-2B96F24930D4.jpeg
朝食後にゆっくり出発。
73A8F113-9939-4A9F-9817-E882904091DD.jpeg
ご主人の田原さんに見送られて出発。
ホスピタリティ溢れる素晴らしい温泉宿で、何泊でもしたい場所だ。
 
来シーズンは雪倉岳も入れて2泊しよ。
363A1693-84B8-4048-A34E-2F99F9EFAB89.jpeg
少し雨は降っているが、木地屋まで気合入れて頑張ろう!
2DC1A654-6A6B-42DE-9C20-748136C73056.jpeg
橋を渡り、弥兵衛沢へ。
53216BBB-E129-4EE5-A7CC-AB22A55CF2D1.jpeg
雨で板が走り気持ちいい。
55306A72-A926-42A1-9B8F-311541DB91B4.jpeg
ヤッホー平へ渡るために弥兵衛沢左俣を跨ぐが、トレース付いたスノーブリッジが崩壊していて、強度あるブリッジ選択が必要。
324D8657-9BA4-4175-A375-008BCA276069.jpeg
角小屋峠への登りで、プシュっと。
B7689388-4A38-4E99-82C1-691654CFD2D4.jpeg
ハイライトのバーンは重い雪で慎重に。
 
ここからはウド川をハイトラバースしたり、雪が少なく地形が出ていて細かなアップダウンを繰り返し、体力を奪われる。
ワサビ沢のスノーブリッジは微妙だったが、ギリギリ通過できた。

そして、ストップスノーと走るザラメが繰り返し出てきてデリケートな雪質に神経を集中させてひたすら滑る。
  
地形図見るとまだまだ遠い…。
時々聴こえる泣き言は無視して、黙々と里を目指す。

白池を越えて、最後は林道ボブスレーでハイエースをデポした木地屋に滑り込む。
6BF95E77-8B0F-4836-9172-702291D21C35.jpeg
誰か感動で泣くかと思ったけど、誰も泣かなかった^_^

20kmの古典的スキーツアーが無事に終了。
BF2096AD-579A-4402-83CD-7B6E8F302D1B.jpeg
栂池に戻って、ふるさとの蕎麦で打ち上げ。
 
想い出に残る充実した春のスキー旅。
やはり、最も重要な装備は「折れない心」なのだと改めて思う。
 
雨にも負けず、悪雪にも負けず…参加者の皆様お疲れ様でした♪
そして、ありがとう!

春のロングハイク [大好きなスキー]

春分の日を境に夜より昼の時間が長くなる。
気温も上がり、たっぷりのんびり山を歩きたくなる。
AA9BFA35-29D2-49FC-89C0-61C1969EFB5C.jpeg
焼山温泉から海谷最奥「昼闇山」を目指して!
12BD2228-E662-4952-9E34-BDBF3F4C4B0E.jpeg
昼闇谷までは長いが、こんな日は永遠に歩きたい。
94A72622-18FF-4DFB-A0AB-CD0E3C8B37E7.jpeg
昼闇谷からは谷底を経て、左岸尾根へ取り付く。
85831FFD-1413-49B8-B9DD-DD3176C803F5.jpeg
大好きな鉾ヶ岳が雄大だ。
そう言えば、今シーズンはまだ登っていない。
行かねばならぬ!
9921FFAE-7FB5-419D-A78E-E2E0FEBBFBD9.jpeg
烏帽子岳、阿彌陀山など…。
この海谷山塊は日本最後の秘境と言われる。
 
昼闇山とは何という名前か。
名前は怖いが、例えようのない明るさと独特の雰囲気を備える。
E765B4CA-FE3B-47BF-874A-D080ABE2BC5D.jpeg
昼闇山の上には彩雲か…。
気温が上がり、各ルンゼのほとんどからデブリが出て、谷底を埋めているようだ。
18日降った湿雪がそれを隠して、見えない罠が恐ろしい。
 
慎重に全員が怪我せずに帰るラインを探した。
2C731437-968F-4868-816F-735103A8EF08.jpeg
春スキーは楽しいねー♪
2023スキーシーズンはまだまだ続くよ!
738B9E0E-70FD-4C26-B579-EE86F62B6DC7.jpeg
せっかくのザラメに載った湿雪が緩みきらず、滑りは最高ではなかったが、みんな楽しかったと言ってくれて良かった。
E0EEB6E6-A719-493A-8DF0-91A3280D1C42.jpeg
安全地帯まで降りたら、自分へのご褒美に…スカッと爽やかコカコーラ♬
誰も覚えてないだろ?こんな唄。
 
WBCは日本がサヨナラ勝ちしたし、皆様、春分の日に素晴らしい一日をありがとうございました♪

忘れかけたパウダー [北海道]

今冬は気温の高い日が多く、雪が降ってもすぐに減っての繰り返し。
特に2月中旬頃からは晴れる日が増え高温続きで、例年より1ヶ月以上早く融雪が進んでいる気がする。
 
時々、パウダーに当たる日もあるが、2月にして早くもザラメ狙いに照準を変えなければならない日もあった。
3月上場の八甲田ですら雨に濡れて、アイスバーンやザラメを滑る春スキー、夏スキーのような体験をすることになり、それはそれで楽しいのだが、まだもう少し冬を味わいたい。
 
今後の冬はこのようなパターンが増えるような気がする。
 
だからこそ、チャンスを逃さないためにアンテナは敏感に、そしてフットワークは軽くあらねばならない。

そして、今回の3/19のように、明らな警戒日には行動選択を慎重にせねばならない。
 
押すべきか、引くべきか、駆け引きが重要で欲望のまま動かないよう気をつけたい。
83794A26-BDB5-4E3D-B052-1C72698AE5C0.jpeg
忘れかけたパウダーの感触を求めて、北海道へ。
CF8C231E-53F0-4490-AF90-6791D52902E4.jpeg
まずは勝手知ったる富良野へ。
運が良い事に、前日降雪があり、朝イチからゲレンデパウダーを堪能することができた。

ドライで柔らかなパウダーは求めていた雪そのもの。
巨大な富良野スキー場の全コースを滑り、この日だけでも大満足。
D64958FC-2700-4236-969F-222961C19D6F.jpeg
夜は福寿司へ。
 
コロナ禍で沈み掛けた店もすっかり喧騒を取り戻し、主人も変わらず元気な顔を見せてくれて嬉しかった。
8BA745AA-6F09-4900-B035-65CD537EB977.jpeg
そして、ここには花粉がない事が嬉しい。
避粉地として最高だ。
 
黒岳へ移動しようと思ったら、強風でロープウェイは運休。
6A5EC6D3-C815-4C94-BA27-327241FC80B6.jpeg
旭岳で二日間過ごした。
パウダーはガンガン落ちてくるが、視界は足元しか見えず…。
 
でも、やはりパウダーは嬉しい。
EBF81923-D019-43ED-8ACC-D77A8419EE0A.jpeg
今回宿泊した温泉宿にあったヒグマはデカい。
こりゃ勝てそうもない。
ツキノワグマには良く会うが、ヒグマはデカい。
41年前の夏に白雲岳でテントを張っていたら、夜に周りをグルグル回り出して、その月明かりで映ったヒグマの大きさは恐怖だった。
あれ以来、北海道の山中でテントを張ることはなくなった。
99EF7C75-FB33-4893-8E40-4FAF5EB5B3B7.jpeg
翌日も旭岳ロープウェイからハイクアップしたが、ホワイトアウト。
時々、視界はあるものの滑るには危険なので諦めた。
175A7C18-7583-40D4-AC74-BCE236C90BEC.jpeg
降りようとすると視界は出るがまた30秒経つとホワイトアウトの繰り返し。
こんな日は無理しないことだな。
 
忘れかけていたドライパウダーを滑れただけで大満足。
424D101C-EA64-4579-BD78-CCDC5354A782.jpeg
毛蟹も美味いし、男山も美味い。
 
素晴らしい雪に恵まれる毎年恒例の北海道スキー旅。
このような機会を与えてくだる方には感謝しかない。
 
富山へ帰ったら素晴らしい景色。
EAABE655-2D31-45FB-B9B6-7A56234C44F8.jpeg
あと少しで剱立山へ戻る日がやってくる。
きっと素晴らしいパウダーが待っていることだろう。
心技体を整え山へ向かおう!

花粉地獄 [Guide]

青森からの新幹線の車内で花粉症が酷くなってしまった。
新幹線は6〜8分で車内の空気を入れ替えているらしいが、その度に花粉を振り撒いているのではないか。
翌日、別な用で病院へ行ったので、ついでに花粉症の薬をもらった。
あまり、効いてないようで具合が悪い。
 
そして、信州は黒姫山へ。
 
今シーズンからスキーを始め、山スキーの道具を揃えて、カッコいいスキーウェアを買ったと同時に自宅で階段落ちして鎖骨を折りリタイア。
8DAC7BB8-BA37-41AE-A184-EB44859173E6.jpeg
しかし、早々に復活したど根性の持ち主。
9E051285-2D68-4E2C-92DC-F677B172D07F.jpeg
ヘルメットに今や貴重な魔除ステッカーを貼って参加!
 
2度と骨折しないと誓った!
 
この日のテーマは「絶対転けない」
 
リフトトップから黒姫山へハイクアップしようかと思っていたら、雪が少なく薮だらけ。
花粉飛散も酷くて、私は辛かった。
D2A6CE2C-DD64-49B4-8527-747CCAE17081.jpeg
時々、見える妙高山と三田原山が見守ってくれる中、無事に終了。
6D9BC673-10A6-48B9-A049-E521C0468E29.jpeg
下山後の黒姫蕎麦は美味かった。
 
そして翌日は、富山のキラズ山へ。
1FB5F944-844F-41CA-849C-49C1C69EC230.jpeg
冬季ルートは、雪が全くなく、急斜面はドロドロで、大きな浮石だらけで敗退した。
 
そして、キラズ山の対面にある冬季限定の山へ転進。
2E41EB64-63E5-4EEC-A21F-D97585D8A444.jpeg
しかし、やはりまったく雪はなく、背負っているワカンが虚しい。
 
久しぶりの壮絶な藪漕ぎ。
 
そして、風が強く吹いて花粉が飛びまくり、鼻水が止まらず…薮で顔を叩かれ、花粉で鼻水が止まらず顔が痛い。
B129CC0C-EA7E-4EF2-8841-9D24A8567F4D.jpeg 
折れない心を持って薮ラッセルして、ようやく毛勝三山が見える位置まで上がった。 
987D164E-209F-476D-8CBB-20F6653A1740.jpeg
更に頑張って、剱岳の山頂が見える位置まで上がってギブアップ。
 
私の顔と脛は薮でキズだらけ(涙)
膝は血だらけ…ここで敗退させていただいた。
DE749A5F-BA04-4BA0-B58D-AE9A2A52A19B.jpeg
今回のお客様は、もう20年のお付き合いになるK様だが、一緒に行くと私は痛い目に遭うことが多い。
 
事例1
残雪期剱岳早月尾根の獅子頭直下で大きな浮石が雪面を落ちて来た。
2人をロープで繋いでいて、石がお客様に向かっていたのでマズイと思い、私は石に向かって止めに入ったが、そのまま引きづられ肘と膝に怪我をした。
K様は「私は石を避けれたのに、なんで自分からぶつかるの?」と…。
出血したまま、剱岳山頂まで行って、下山してから病院に行ったら、肘を13針、膝を17針縫う怪我だった。
 
事例2
三月下旬の唐松岳。
前夜にかなり降雪があったが、女子大生3人組が先頭でラッセルしてくれていた。
丸山ケルンの先で先頭に追い付き、「お疲れ様。あとは私が山頂までラッセルするから、ゆっくり休んでね」とカッコよくラッセルを変わった。
「さすが、ガイドさんのラッセルは速いですねー」と褒められた。
後にいる後輩のガイド達は、一定距離を空けて、全く変わろうともしない。
大量降雪で形成された山頂直下の雪稜が私の足元後から黒部側に崩れた。
2人をロープで繋いでいたので、私は白馬側に飛び込んでピッケルを雪面に叩き込んでロープを止めた。
狭いリッジ状に着地したので、ピッケルのピック先端がシューズにあたり、貫通した。
その姿を見ていた前にいたお客様は「私を停めてくれて、ありがとうございます」と言ってくれたのだが、後にいたK様は成り行きをわかっておらず、「なんで、本郷さんはそっちに1人で落ちてるの?」と…。
 
唐松岳からの下山中、あまりの痛さに早々にアイゼンを脱いでツボ足で下山し、ゴンドラ降りて右足のシューズを脱いだらシューズ内は血だらけ。
レントゲンを撮ったら、小指の付け根が開放骨折していた。
 
他にも、事例は多々あるが、私の努力が報われない痛みであることが多い。
 
でも、いつも参加者全員分に配る饅頭を買って来て、皆が疲れた時に饅頭をくれる良い人。
昔、選挙戦のウグイス嬢をやっていたので、声がデカく喋り出したら止まらない。
私は良い人に恵まれて、幸せなガイド人生を歩んでいる。

八甲田2023 [八甲田]

八甲田は毎年二月のトップシーズンに10日間前後訪れることが常だが、今年はお客様を集客できず中止にした。
 
しかし、八甲田が未体験の方々を中心に是非行こうという声が集まり、三月第二週末に弾丸ツアーを組むことができた。
とても嬉しい出来事で、参加してくれた四名には感謝しかない。
 
新幹線とレンタカーで八甲田ロープウェイへ。
CC1C8A04-D37F-4AAE-B672-0EDC31EF3DD4.jpeg
しかし、金曜は雨と視界不良でロープウェイは運行中止。
4A66DED5-1AE8-42A1-A4DD-8F705BDFE971.jpeg
さらに八甲田国際スキー場も臨時休業に…。
こんなことは初めて(涙)
C0CB0BCA-1F5B-4001-8242-34A91C82DC55.jpeg
なので視界がある北斜面をハイクアップして足慣らし。
視界不良の森を黙々と歩いていると高倉健になった気がする。
  
青森の夜は長い。
EDD89F7F-9531-4047-94D4-FD88431ECA59.jpeg
WBC韓国戦を観ながら飲む。
CA8ED9D5-385E-482E-A692-A21DCB134D84.jpeg
酒が美味いので長くなるのは仕方ない。
E2116CE4-B7E1-4CB9-8D30-0F620302E55A.jpeg
刺身も美味いし…。
 
土曜は快晴。
ロープウェイ始発で上がる。
EF3942E9-5014-4EFB-9C06-2146E669223E.jpeg
しかし、昨日の雨でガチガチの氷で歩くことすら難しい。
他のルートでは滑落事故があったらしい。
緩み待ちしてから南斜面を探りながら滑る。
6416C086-C276-4BF0-AF35-1908E2728FA3.jpeg
まだまだ硬いけど、時間とともに安全に滑れるように緩んできた。
 
できたばかりのフィルムクラストが最高に気持ち良かった。
滑るタイミングが重要!
3412972E-0F87-44C8-9F7D-2F3B5D02FA58.jpeg
天空の楽園「毛無岱」でゆっくりランチタイム。
厳冬期にはとてもできない贅沢な時間だ。
BBC65C12-8823-4890-905D-C8A7493F3A88.jpeg
もちろん、酸ヶ湯温泉も!
53C1B7B2-DA76-436A-873F-4E0F11A53474.jpeg
夜は青森ローカルな寿司を楽しむ。
F9E52656-4BC4-499D-9BB6-7596943CBD8A.jpeg
ウニ巻物が特に美味かった。
97948794-9DDD-4B17-838A-4BCA02CA54C3.jpeg
富山とはまた違った旨さだな!
 
日曜は朝からザラメ。
EDE2D7B4-0BA4-4757-8935-4F74F52F4669.jpeg
カモシカを一本やってから、試乗会へ。
8E4D1E11-3621-4949-9BB8-7783AE79698C.jpeg
RMUの太板借りて、全面ザラメを滑る。
E213E17E-13E0-4D1C-9DF0-69F8AC864E78.jpeg
いつも我々スキーチームがお世話になってるOKさんも合流。
E4E2F2D1-B749-482C-815A-0895185573BB.jpeg
RMUのグラフィックは綺麗だ。
97E51042-D7D7-4552-9EBD-D4A1C84CECF4.jpeg
最後はいつものラーメンで〆る。
味噌カレー牛乳バターコーンラーメン…。
 
二泊三日の弾丸ツアーだったが、やはり今年も八甲田に来れて良かった。
 
すっかり春になり、八甲田名物の白い粉を浴びることはできなかったけど、アイスバーン、フィルムクラスト、ナイスザラメといろいろな雪を味わうことができて、皆さん経験値が上がったことと思う。
 
パウダーばかり追いかけて、パウダーじゃなきゃハズレみたいな雰囲気はどうなんだろう。
今や、冬の山でも雨は降るし、気温も異常な高さになることがあり得る。
自然相手のスキーを嗜むためには、パウダー以外も楽しめるようにしたい。

とはいえ、来冬は八甲田らしい深いパウダー、岩木山のドライパウダーも楽しみにまた青森へ帰って来ようと皆で約束した。

春の雪もいいぞ [大好きなスキー]

ポカポカ陽気の妙高へ。
F7EE8752-3091-43F3-8C54-22138A393BF1.jpeg
山スキー、初めての方と。
ザラメが良い状態になるまで、ゲレンデ回す。
雪山登山を何度かガイドした方だが、スキーをご一緒するのは初めて。
 
滑り始めるまでは緊張感がビンビン伝わってきたが、お貸ししたスキーにすぐ慣れて気持ち良さそうに変わった。
凄くスキーが上手くて、問題なく山を滑れると判断し赤倉山へお連れした。
9DFC928C-B478-42A5-B79B-33A700E48DE4.jpeg
赤倉山稜線からは目の前に妙高山が見事。
37C19532-645F-4B1A-9466-B05BAF548454.jpeg
山が初めてとは思えない上手さに驚いた。
そして、狙い通りにトップからボトムまで素晴らしいコーンスノーに恵まれた。
D7BCD477-383B-4BE8-8FC9-ACE217514A86.jpeg
これから、スキーを通じて人生が楽しく豊かになることだろうと思う。

とても嬉しい日となり、ブラボー!

暑いぞ白木峰 [北陸]

本日の富山は気温22度。
 
名峰「白木峰」は半袖赤パンでも暑かった!
5109845D-1452-45DF-89E8-4EF1C7F1B313.jpeg
時々、ズボズボなのでワカン要。
6F66F7D2-2E4D-40C8-B27C-BAB03D841EBF.jpeg
三月初旬なのに、随分と雪は減ってしまった。
冬向けのショートカットは雪切れしている部分もあり、安易に地図アプリの過去ログを追うとハマる。
春の雪道は変化が激しく、昨日通過できたから、今日も通過できるとは限らない。
踏み抜き転落に要注意!
D0BD02AF-9B72-4474-94EC-F9018227C0D1.jpeg
白木峰の山頂付近は日本海からの風雪により樹林が大きく育つことなく、360度の大展望が広がる。
 
春霞かPM2.5か、あるいは黄砂か、周囲の山々は霞んでいるけど、白木峰の雰囲気はあの世のようだ。
69DD0F49-0A96-4791-9B2F-228EA8AC5235.jpeg
風景の美しさを楽しんでいただけて良かった!
F3AB4CF1-EC7F-42FC-B000-3916031F81AB.jpeg
先月、一緒に登った「金剛堂山」が大迫力だ。
D6846714-AA5B-4F0F-A9D2-48EAEF4030F2.jpeg
春山にはコカコーラが似合う。
 
帰路は素晴らしいザラメが形成されていたが…こんな時に限って板がない。
 
白木峰はいつも素晴らしい一日を提供してくれる。
ありがとうございました♪

戸隠の絶景と共に [戸隠]

富山でのガイドを終えて、斑尾へ移動して夕方のソロトレーニング。
915B487A-3222-4321-855E-90376F725AC3.jpeg
今週は登山ばかりだったので、少し滑らないと。
 
そろそろシーズン終了のスキー場も増えてきたので、滑れる時間は大切にしたい。
0026E897-B7BF-4B29-A767-8E75E6726AB3.jpeg
樹林間から野尻湖。
 
そして翌朝は戸隠スキー場で集合。
 
山スキーを始めてくれたお客様を迎えて(涙)
新たなチャレンジは全力で応援します!
9133604B-F624-4F96-8500-E6C9D5018B57.jpeg
瑪瑙山のテッペンは気持ちいいね。
北斜面から落とそうと思ったら、朝はカリカリで厳しいので、緩むまでゲレンデ回して楽しむ。
61EEAF87-EED9-415E-8560-BE600AF89BBE.jpeg
暖かくなってポカポカハイク。
6C42AA3D-EB91-443A-97A1-7CD2AFBC1AD4.jpeg
メローな高デッキへ。
 
謙虚な山頂標識と後立山の絶景が最高!
D542F61C-72FD-43BC-82D3-D4E1B98DD893.jpeg
ここは気持ち良く滑れました。
下はストップ気味だったけど。
EC4ECE2D-9C6E-4829-9F11-1A41B03E5539.jpeg
戸隠連峰が目の前にあり、たまらない絶景!
昨年一緒に縦走した方々が感慨深げに眺めてる。
私は苦労して登ったダイレクト尾根に目がいってしまう。
FC59A3CD-7924-4DFA-B29E-91C0B8BBA737.jpeg
中社に移動して、誰もいない素晴らしいザラメを繰り返し滑る。
残念ながら、この日で中社ゲレンデは今季終了だそうなんです。
8C1824F3-ED11-4C03-9A68-F1C17427DE10.jpeg
最後に美味しい蕎麦をいただきました。
 
来週からはラストパウダーを楽しみに北上するぞー!

里山WEEK [ハイグレードハイキング]

三月に入り、一気に春へ向かって加速中。
34F21E7B-019B-4DDE-B9DC-CC06E47F40A6.jpeg
富山市内からの剱岳ビューも冬の終わりを感じさせる。
 
冬山も終わり、三月からは春山。
残雪を楽しむシーズンが始まった。
0234F779-4D59-43A4-8C85-DE2B197E5077.jpeg
三月一日は、怪我リハビリ中の方と立山を拝みに来た。
81E6ECA8-B06B-4704-A7D3-45DD22AC623D.jpeg
素晴らしい眺望。
2EE72D18-D91D-452E-8527-040BC9548047.jpeg
なぜか、天狗山が真っ白に見える。
  
最近、山だけではなく家で怪我する方も多い。
皆様、気をつけてくださいね。
 
さて、翌日は飛騨高山の原山から松倉山への周遊コースをご案内した。
9131E7F3-D512-4180-BACF-632E426B3BEF.jpeg
原山からは遠く剱岳がバッチリ見えた。
3F538411-5E2A-4BF0-8D23-BDAD9D112EAB.jpeg
松倉山は、高山市内と薬師岳から黒部五郎岳が良く見える。
6DB8FAD8-B85F-4976-B093-0FC9BC39E609.jpeg
乗鞍岳と平湯周辺の山々。
とても喜んでいただいた。
BE0A24D0-D97C-44EB-8C7A-D76951E9B316.jpeg
80歳の方で剱岳北方稜線のガイド依頼をいただいた。
錚々たる登山歴がある方だが、まずは一緒に歩いてみましょうと。
10分も山を一緒に歩けば、その方がどのような山をやってきたかは、すぐわかる。
そこで、目標に向けたアドバイスをして準備していただいたら、様々な疑問点がクリアになり本番がとても楽しいものになるはず。

私は年齢で、ガイド申込を断ることはしない。
 
過去に89歳の方を西穂から奥穂へガイドしたこともあるし、70歳代後半の方をチンネへガイドしたことも数回ある。
 
逆に40歳代、50歳代でいつまで経っても弱い方はいるし、年齢では括れず要はその方次第なのだと思う。 

剱岳北方稜線に向けたアドバイスにも真摯に耳を傾けていただき、きっと目標を達成するに違いないと思う。

そして、翌日は富山百山「大乗悟山」へ。
AB8C63B5-07BC-422D-96F2-65AE2E2F42B8.jpeg
今まで2人で自己流でやって来たので、自身の登山スキルを上げるために!
先月に引き続き、次のステップへ。
DCA980BE-9C07-4C3E-952F-DE125C556FA2.jpeg
大乗悟山を普通に登るだけではなく、薮を漕いだり、崖を降ったり、ロープを使って登下降したり…。

次回は岩を登る予定。
 
今夏に剱岳をガイドする予定だが、きっと目標を達成することだろう。

昨シーズン、初見で剱岳のガイドを受けて、登れなかった方が2グループいて、やはり事前講習はお互いにとってメリットは大きいと思う。
 
シューズの選択ミス(近年はシューズ崩壊も多い)、完全なる経験不足(登山歴を詐称する方もいた)、ガイドとの相性不一致(笑)などを防ぐことができると思う。
 
単に剱岳に登って終わりではなく、どうせ登るなら剱岳の素晴らしさ、隠された魅力を沢山お伝えしたいし、大好きになってまた何度も剱岳へ帰って来て欲しい。
 
だから、別山尾根や早月尾根は技術体力に余裕を持って笑顔で登って欲しいと思うのだ。
132498AE-EC49-41DE-AC53-E4E12F03E567.jpeg