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過ぎ去る冬を追う [大好きなスキー]

今日で2月も終わり。
 
段々と凍てつくような寒さもなくなり、過ぎ去りし冬を想って日々を大切にしたい。
 
豪雪地帯へ期待を込めて移動。
ガイドキャンセルになった日は、松之山温泉へ。
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一度は訪れてみたかったローカルスキー場。
春のシャバ雪だったが、東北奥地を想い出させる雰囲気は気に入った。
 
高校野球部時代四番ピッチャーだった同級生が松之山出身で越境入学していた。
良く一緒に遊んだが、どうしているやら。
松之山出身だからスキーは得意で、それで私も本格的にスキーをやるようになったのだ。
今はどうしているやらと、想いながら滑った。

高校の時はスキーはOLIN、ブーツはLANGE、ビンディングはLOOK、そしてストックはSCOTTだった。
母にねだって買ってもらった。
スキーは195cm、ブーツは痛かった想い出しかない。
あの道具はどこへ行ったやら。

翌朝、お客様と合流して魚沼へ。
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まずは阿寺山。
駐車場は凄い混雑かと思いきや駐車車両無し。
軽くて良い雪が降り続く中、急登に喘ぎながら高度を稼ぐ。
しかし、尾根の左右はデブリだらけで、まだこれから雪崩そうな雰囲気があり良い斜面を選んで滑ってきた。
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なかなかドライなパウダーで気持ち良かった。
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あっという間に駐車場へ。
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時間も早いので、八海山ロープウェイを利用してハジパウを戴いた。
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ミシュランに選ばれた美味しい蕎麦屋に寄ってから長岡泊。
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回転寿司で宴会。
長岡はなかなか寿司レベルが高い。
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最近、日本酒を飲むと記憶が消えて困る。
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翌日は再び降雪の中、守門岳を目指す。
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晴れたり、吹雪いたりの目まぐるしい気象変化。
 
この春に来た時は最高のフィルムクラストを楽しむことができたが、今回は間違いないパウダー。
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大岳まであと1時間くらいのところでお客様のビンディングがハイク不能となり、シートラで更に先を目指すが、次に来る吹雪は長そうで視界が良いうちにドロップすることにした。
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写真を撮っている暇もない素晴らしい沈降パウダーを滑ることができた。
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やはり、守門は裏切らない!
また、春に来たい!
 
ガンガン雪降る魚沼を後に、次は富山へ。
利賀の片折岳。 平日なのにまさかの駐車場満車。
さすが大人気の金剛堂山。
ワカン、スノーシューのトレースでガッツリ踏み固められていた。
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山頂標識は低い。
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片折岳山頂からは素晴らしい展望。
3月以降にガイド予定の笈ヶ岳、白山などが良く見える。
この好天は日本海側では珍しい。
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そして、北斜面は裏切らない。
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下部はさすがにストップだったが、楽しい最終日を迎えることができた。
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登山口で、この日のラッセル隊と出会うことができた。
私のことを知っている方がいて一緒に記念撮影した。

今日は2月最終日。
富山は気温が上がり、春のような見事な快晴。
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春が近づくと日々剱立山へ向かうことへの様々なプレッシャーが覆いかぶさり複雑だ。 温かな人々と穏やかに楽しく過ごせた冬が過ぎ去る寂しさ。 明日から3月だけど、もう少し冬が続いて欲しい。
 
4月からどうしようか…思案中!

シーズンアウト [アイスクライミング]

天皇誕生日は湯川の予定だったが、大雨後、暖気流入、混雑などコンディションには恵まれないだろうと、久しぶりに岩根山荘へお邪魔した。
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朝は他に1パーティいらしたが、すぐに帰られたので、まさかの貸切になった。
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雨の影響か氷表面がテカテカで綺麗だ。
ツルツルとも言う笑。
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いろんな練習方法を紹介して、足の使い方をトレーニングした。
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足は丁寧に正確に!
落ちないためには必要な課題のひとつだ。
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ここはアプローチがないので、遠い富山から訪れてもたっぷり登れて良い。
 
ここ数日、腰痛に苦しんでいたが一発で治ってしまった。
アイスクライミングのムーブは腰痛改善に効果ありと思っていたが、やはり今回も実感した。
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数年ぶりに訪問したのに、岩根山荘の皆様はとても温かい対応で嬉しかった。
変わらないものの中で、テツがスチールに変わった。
 
テツとよく散歩したのが懐かしい思い出だ。
私の飼犬も先月亡くなってしまったが、しばらくは飼えそうもない。
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春の気配を感じる昨今。
まだまだ登れる氷瀑はあるだろうが、私のスケジュール帳では、これでアイスクライミングは今季終了。
 
ほとんど登れなかったのは残念だったので、来シーズンは再び、韓国アイスクライミングを目指してみようかと思う。

降雨後の雪山 [北陸]

日曜日はマナスル山荘でも激しい雨が降り、ずぶ濡れになってスキーで下山した。
 
富山への帰路、上高地に近づくと広域消防の車両と何台かすれ違った。
山で何かがあったらしいと感じたが、後で雪崩事故と知った。
 
今シーズンは厳冬期であっても雨が降る。
雨の後、雪山はどう変態するか、どのようなリスクがあるか、良く考えねばならない。
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翌日は、剱岳を眺めるために赤谷の頭へ。
予報より気温は下がらず、青空も見えていた。
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しかし、前日の雨で全層が濡れたザラメで歩きにくい。
薮も立ち、時々ブロックも落ちてくるので、早々に敗退。
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すぐ近くの安全マージンを充分に取った山へ転進。
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トレースは雨でグズグズなので、ワカンが良い。
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山頂からは剱岳は見えずだが、大辻山や富山湾は見えた。
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ワカン初めてのホッピーさんは楽しそうに転んでいた(笑)
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夜は富山の美味しい寿司を楽しんで無事に一日は終わるはずだった?

豪華絢爛やまきふイベント [Guide]

この週末は「やまきふ共済会」イベントでマナスル山荘へ。
 
富士見パノラマスキー場は凄い賑わい。
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ようやくゴンドラに乗って寛ぐ。
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お天気も良いので、少しだけ滑る。
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アイスクライミングエリアには、関西の三輪さん、嶽さん両ガイドと久しぶりの再会!
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マナスル山荘のカツカレーは是非食べるべき!
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そして、今回のイベントはスノーシュー、ワカン、アイゼン、ピッケル、そしてトレッキングポールなど雪山入門者に用途と使い方を講習。
 
登る山の雪質や雪量に適したアイテムを正しく選ぶ必要性を伝える。
最近は、この辺りを間違って選択する登山者を目にする機会が多く、とても気になっていた。
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gripwell山口社長からもカーボンポールの優位性についてお話しがあった。
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行くぜgo go!
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マナスル山荘に戻り、伊藤岳ドクターの机上講習。
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そして、マナスル山荘名物の豪華ディナー。
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マナスル山荘山口オーナーからは星空講習を。
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夜はヤマテン猪熊社長とオンラインで繋げながらの懇親会。
 
写真を撮る暇がないほど楽しかった。
 
二日目は朝から雨で、予定の講習は出来なかったが、参加の皆様全員と山での失敗談を共有する時間を持てたことはとても有益であった。
きっとこれからの登山人生に役立つ得難い情報であったと思う。

今回参加された方々は、素晴らしい時間を過ごすことができたと確信している。
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マナスル山荘のランチョンマットに掲載されたQRコードには感動した。
 
マナスル山荘は4月より、「ヒュッテ入笠」と名称変更される。
益々の御発展を願っております!
 
今回もお世話になり、ありがとうございました!
 
帰路の土砂降りスキーも板が走り、楽しかった♪

ご縁 [アイスクライミング]

平日、快晴の二日間。
赤岳鉱泉へ。
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20年のお付き合いになるご夫婦と数年ぶりにアイスキャンディ。
 
アイスキャンディは設置を始めてから20周年という事で是非ご夫婦を連れて来たかったのだ。
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奥様は10数年前だろうか…以前、アイスキャンディカップというコンペがあり、そこで涙の4位入賞を果たしたことがある。
 
私が身体を悪くしてアイスクライミングから遠ざかることになり、更にコロナ禍もあり、随分と氷に触ることから遠ざかってしまった。
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ご主人は御病気からの復帰で、随分と筋力が落ちたが、楽しかったと言ってくれた。
また、新たな目標ができたとも言ってくれた。
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久しぶりに四代目とも話ができて良かった。
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赤岳鉱泉には先代とアイスキャンディカップの中で談笑する若い頃の私の写真が飾ってあり、懐かしい。
 
先代には、私が腰椎ヘルニア手術の際に大変お世話になり、ご自身の経験から沢山のアドバイスをいただき、医師も紹介していただいた。
あれほど熱く、親身になってくれる方を他に知らない。
 
長年お世話になっている赤岳鉱泉とアイスキャンディとのご縁を心から有難いと思う。
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今回は輸入代理店A社長だった故人からいただいた一世代前のノミックを持って来た。
研いでくれたのは、先輩ガイドだったあの廣瀬さん。
残念ながら、廣瀬さんも亡くなってしまった。
東京に住んでいた時に近所だった廣瀬さんはいつも会うたびに「本郷、ガイドは絶対落ちるなよ」と言っていた。
そして、私のアックスを研磨してくれた。
研磨器具もたくさんいただいた。
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今回のお客様ご夫婦は、昨年自主出版で本を作られた。
50年以上に渡るご夫婦の登山を綴ったものだ。
 
後半の約20年はほとんど私との山行だった。
こんなにもたくさんの岩稜、アルパインクライミング、海外の高峰を共にしたのかと驚いた。
「本郷さんと知り合ってからの私達は確実に人生が変わり、青春そのものだった」と。

77歳の今、そう思っていただけることには感慨深いし、本当に嬉しい。
 
他にも長年のお付き合いをさせていただいているお客様数名にもお世話になり、私はガイドとして幸せな人生を歩んでいると思う。
 
全く後悔がない。
 
いまや、一緒に山へ行くお客様がどんどん減っても、ガイド申し込みがなくなっても、噛み合わない人に合わせることはお互いに不幸なり。

どう頑張っても
・去る人は去る
・残る人は残る
・縁がある人とは何度でも出会う

無理して人に合わせて頑張らなくて良いのだと、最近は思うようになった。

春の予感 [大好きなスキー]

春のような陽気が続く中、富山から北方へ。
 
例年なら八甲田や北海道へ向かう時期だが、今シーズンはもう少し後で行こうかと思う。
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まずはシャルマンから放山へ。
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山頂に着いたけど、そのままゲレンデに帰りたくなった。

視界も悪くて、フラットライト。
おまけにノートラック。
しかも、重量級湿雪で苦しみそう。
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一瞬、気持ち良い日陰パウダーはあったけど、基本的に修行系。
結構苦労されてたけど、無事に終了。
更に経験値が上がりましたねー
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落ちないように注意しながら、下界へ繋がる橋を渡る頃には汗だく…
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熱々ラーメン食べて、更に汗だく^_^
 
翌日は、山形へ移動したけど暖かく!
2月だよね?
確か…( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
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山に入るのやめて、ピステンバーンを滑る。
 
でも、やっぱり自然の中に入っていたい。
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まるで、春スキーのようなポカポカ陽気のハイク。
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樹林帯から見える白き峰は美しい。
滑りは忘れよう!
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美味しい酒と肴を楽しんで、翌日は月山へ。
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名物の…道路標識に手が届く。
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一生懸命頑張って、ようやく月山が見えて来た。
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姥ヶ岳へ向かうが風が強い。
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厳冬期はこんな感じだけど、やはり雪が少ない。
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姥ヶ岳には上がらず、樹林帯の中を滑るが、ガツンと止まる奴。
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でも、時々良い雪も滑れて、いろいろ面白かった!
 
月山はまた5月に来るので、その頃のナイスザラメを楽しみにしたい。
その日その時にあるものから、楽しみを見つけるのだ。
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最近、鶴岡に寄って食べる銀河ラーメン!
うまいのー!
 
翌日は新潟中越で良い雪降りそうな感じなので、一日早く山形を出て移動。
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新潟焼肉でチャージして、翌日は守門黒姫へ向かおう♪
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しかし、まさかの朝から雨。
私のパウダーセンサーも狂ってしまったようだ。
今、2月でしょ?
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仕方ないので、懐かしの須坂スキー場へ。
20数年ぶりか…。
あの時はパウダー降り頻る中で、レスキュー講習会の講師だった遠い記憶…。
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こちらは標識には手が届かないけど。
 
そして、ゲレンデトップも雨。

しかし、雨のおかげで素晴らしいザラメが育ち、板が走ってとても楽しい。
世の中、何が幸いするかわからない。

春のような暖気もこの日までらしい。
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バレンタイン寒波が来るというので、温まっておこう。
 
最終日はスキーではなく、登山で浅草岳に登る予定。

しかし、突然の大人の事情により、魚沼の大力山へ。
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地元の人たちが優しくて、駐車スペースを案内してくれたり、柴ワンコが登山口まで案内してくれたり(涙)
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豪雪地帯の里山は素晴らしい。
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重い雪の中をラッセル。
他にはもちろん誰もいない。
雲間から時々光も入り、良い雰囲気だ。
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山頂は真っ白で雪庇に乗らないよう注意。
降り続く雪の中を無事に下山。
こういう静かな里山は大好きだ。
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〆のラーメンを食べてから、ようやく富山へ帰って来た。
道路に全然雪がない。
 
どうした?
バレンタイン寒波!

まだ2月なので、もう少し何回かドカンと雪が降って欲しい!
 
雪乞い、お願いします!

剱岳の大展望 [剱立山]

剱岳の大展望台「大倉山」へ。
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猫又山に続く東芦見尾根の中央部に位置する三角錐の存在感ある山だ。
地元では別名「笠ヶ岳」
 
残雪期に登られることが多いが、敢えて二月の厳冬期にチャレンジした。
過去何度か二月に企画したが、成功率は半分くらいだろうか。
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長い林道歩きからいきなり急登。
 
古いスノーシューの跡はあったが、気温が上がり雪が緩み重く、ワカンの我々はほぼステップ切り直しで時間と体力を消耗した。
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日帰りで届くだろうかと心配したが、下山はヘッデンと覚悟を決めてひたすら登る。
 
一歩一歩進んで、ようやく1054mを越えると長い長い雪稜が続く。
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時々、細尾根や雪庇もあるので注意しながら。
しばらく登ると1200mを超えたくらいで、土倉山から回ってきた2人がスノーシューで降りてきた。
私のTwitterの読者らしく、有り難くトレースを使わせてもらった(笑)
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ようやく大倉山の山頂に立ち、剱岳の大展望を楽しむことができた。
 
厳冬期の剱岳は何人をも寄せ付けない凄い迫力だ。
  
ここに来れたことを有難いと思う。
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下山は雪が更にグズグズとなり、神経を使った。
ワカンに粘着力のある湿雪が高下駄のようにくっつけて疲れる。
 
下山の林道は長い。
なんとか暗くなる前にクルマに到着。

頑張った我々には「ブラボー」なご褒美が必要だ。
 
もちろん、えび寿司へ。
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富山の山へ登ったら、えび寿司に寄らねばならぬ。
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今回も大満足!
 
充実した登山とえび寿司は人生に必要不可欠なのだ!
 
そして翌日は五箇山の山へ行く予定だが、朝から雨が降りそうなので、午前中に天気が持ちそうな城ヶ平山へ。
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剱岳と昨日登った大倉山を見せたかったのだが、剱岳は隠れていた。
大倉山は薄く見えて、良かった。
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城ヶ平山しか見えない展望台にも寄ってから周回下山。
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金龍はまたしても休み。
 
冬季は火曜から木曜は営業しないらしい。
駐車場に戻ったら、雨が本降りに。
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お客様が、もやしたっぷりのラーメンが好きとおっしゃるので閃いた!
 
富山の山と美味しいものをガイドした二日間。
ご満足いただけましたでしょうか。
私は充分満足しました。
 
また、三月にお待ちしてます!

はじまり [Guide]

立春を迎えた週末。
 
節を分け、新しい節のはじまり。
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土曜日は雪山登山初心者の方と雪たっぷりの来拝山へ。
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山頂で温かい飲み物で癒される。
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登山は正しい姿勢で正しい歩き方を身につけることが基本となる。
この大事なことを疎かにして、自己流でただ一生懸命息を切らして登っても、悪い癖が付いたり怪我の原因を作ることにもなりかねない。
登山において、正しく歩くとはどういうことか見直すことも大切だ。
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雪はいろいろ面白いから、是非続けましょう♪
 
そして再び妙高へ。
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日曜日は、山スキーデビューのお手伝い。
午前中は視界がなかなかクリアにならず、妙高杉ノ原スキー場を回す。
小学校以来のスキーということだったが、ポジションが良く、ポジティブな滑りで、将来有望!
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昼から絶景の山へ向かう。
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時間も時間だったので、重いパウダーに苦労していたが、それも経験だろう。
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スキーウェアを家に忘れて、レンタルしたが今日も笑顔!
  
前向きに生きましょう!
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「楽しかったー」と言ってもらえて、最高に嬉しかったが、本当のお楽しみはこれからだ!

この週末は、両日とも「はじまり」のお手伝い。
何事もはじまりが肝心。
なにかのキッカケで人生は大きく変わるかもしれない。
そこに関われたことは光栄だ。
 
未知の体験は、その後の人生を大きく左右することになるので、楽しく終われたことに対して、まずは良かったと言える週末だった。

一月の終わりに [マイライフ]

2023年1月が終わり、今日から2月が始まる。
 
いろんなことがあって、あっという間に時は過ぎ去った。
 
常念岳から降りたら長野へ移動。
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1月30日は、雪山の楽しさを感じていただくためにプライベートガイドで高デッキ山へ。
 
出発時は落ち着いた天候だったが、徐々に寒くなり昼前から物凄い降雪。
 
ワカンを履いて膝、時に股ラッセル。
 
通常の倍くらいの時間をかけて登ったが、山頂下は雪崩リスクをビンビンに感じて、ラインコントロールする必要があった。
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高デッキ山に着いたが、急いで降る。
ラッセルしたトレースも帰路には消えてしまう。
 
風雪で視界が悪く、寒く、とても私のスキルでは雪山の楽しさを伝えることはできなかった。
与えたことは辛さだけだったかもしれない。
 
私は妙高へ移動。
 
1月最終日、久しぶりにスキーを履いた。
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山は降雪止まず、リスクを避けた斜面で楽しんでいただいた。
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パウダー浴びると、いつも笑顔溢れるお客様。
 
笑顔を作る仕事を生業としている私には何よりのご褒美だ。
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雪は楽しみも苦しみも両方を与えてくれる。
 
上手く付き合うことはとても難しいから、勉強も経験もスキルも必要なのだと思う。
 
報道する側も少しは成長すべきだろう。
       
私事だが…
   
1月31日朝、我が家の愛犬が亡くなったと涙で連絡あり。
 
東京から富山へ帰った時に飼い始めたミニチュアダックス。
普段は大人しいのに、サッカーボールを見ると走り回るので、サッカーボールを買ってあげた。
 
海で泳いだり、SUPに載せたり、スキーに行ったり、雪で遊んだり、いろんな想い出がある。
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しかし、7歳の頃にヘルニアで自力できなくなり2回手術したが、車椅子犬となっしまった。
自力排尿できず、朝晩のカテーテルが必要となった。
 
車椅子になっても一心不乱にサッカーボールを追いかけていた。
その姿に、ずっと腰椎ヘルニアで苦労している私もかなり励まされた。
 
近年は、散歩を嫌がり外に出ることもなくなり、体力も落ちてきて、動物病院へ通うことが多くなった。
 
今年に入ってから、食事もあまり取らなくなり、ずっと炬燵な中で過ごすようになった。
点滴受けたりして体重もかなり落ちていたが、最近は少し食べるようになり安心していた。
 
6日間のガイドが終わり、ようやく富山に帰宅する日。
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最後を見送ることができず後悔しかない。
小さい頃から遊んでいたサッカーボールを抱かせて、お別れした。