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アイスキャンディフェスティバル2024 [八ヶ岳]

赤岳鉱泉アイスキャンディフェスティバルへ久しぶりにスタッフ参加してきた。
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アイスキャンディには設立当初から関わり、アイスキャンディカップやフェスティバル、鉱泉道場など思い出は尽きない。
 
自分は身体的にもう引退と決めて、近年はアイスキャンディのイベントには関わりを持たなかったのだが、今回は株式会社キャラバンから講師のお誘いを受け、スタッフ参加させてもらうご縁をいただいた。

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入笠山へスキーツーリング。
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スキーに適さない雪の質量であることは重々承知で、スキン歩行トレーニングとして行った。
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ここへ来たなら絶対欠かせないもの。
 
美味しいものを食べに、ヒュッテ入笠に寄る。
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3/2にやまきふイベントを開催させていただくので、その時はゆっくり宿泊するのが楽しみだ。

参加者絶賛募集中です!
 
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赤岳鉱泉アイスキャンディフェスティバル会場へ。
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たくさんの協賛企業が運営を盛り上げている。
 
自分は久しぶりの参加なので、懐かしい顔とたくさん再会できて嬉しかった。
 
ここに集まる山岳ガイドとアルパインクライマーは皆超一流揃いで、交流していただけるだけでも勉強になる。
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メーカー紹介では訳あり、キャラバンを代表して挨拶をさせていただいた。
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ブースでは、CAMPのXドリーム、ブレードランナー、そしてザンバランのシューズを紹介した。
 
自分的に超お勧めであるCAMPのグローブがいかにアイスクライミングに適しているかを良く説明しておいた。
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お母さんになったプロアイスクライマー名恵ちゃんとも涙の再会。
  
昔は一緒にアイスクライミング講習やったな。
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隣のマムートブースには憧れのMARIA様もいらした。
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夜はプロジェクトマッピングで盛り上がる。
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ホットワイン振る舞い。
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ヤマテン猪熊さんの講習。
 
今の登山者が陥りやすい盲点をしっかり解説してくれた。
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YUJI君のX-ALPS報告会にはとても感動した。
 
彼こそが理想的なスーパーガイドだと思う。
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部屋飲みには各社とガイド達で盛り上がったが写真は見せられない(笑)

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初めてのアイスクライミング講習会。
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キャラバンでは定員10名だが、40名を超える応募者があった。

申し訳なかったが、抽選とさせていただいた。
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忙しい一日だったが、ステーキや豚汁を食べながら頑張った。
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花谷牛は特に絶品だった!
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最後のジャンケン大会も終わり、太貴くんが挨拶の定番で「家に帰るまでが登山です」と言っていた。

この意味は後からしみじみ味わうこととなった。
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皆様下山して静かになった赤岳鉱泉にもう一泊。

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赤岳ガイド。
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南岸低気圧の接近はわかっていたが、朝は晴れ間も見えて酷くなる前にサクッと登ってしまおうと地蔵尾根を上がる。
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しかし、だんだんと降雪が強くなり始め、視界も悪くなり始めたため地蔵ノ頭下で敗退。
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下山して、J&Nで美味しいものを食べた。
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満足して富山に帰ろうと思ったら、安曇野ICまで高速道路が予防的通行止めとのこと。
 
そんなに大した降雪ではないのに…。
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高速が通行止めになれば、一般道はパニック状態になるのは当たり前。
 
この時点で、時々見える高速道路には大して雪があるようには見えない。

情報が錯綜しているので、「行ってみないとわからない」という状況で、裏道を繋ぎながら5時間掛かってようやく158号に出て、このまま平湯へ抜けようかと思ったが、なんだか嫌な予感がして松本へ戻る。
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ホッピー飲んで長い一日が終わったが、なかなか寝付けず。
 
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通勤渋滞が始まる前に、松本を出る。
平湯への158号は全く問題なく、沢渡まで順調。
時間も早いので、平湯でスキーでもしてから帰ろうと考えていた。

沢渡を過ぎて、ジムニーが急にアクセルを踏んでもスピードが連動しなくなった。

広い駐車場に入れて、いろいろやってみたが原因が良くわからない。
バックしようとしたら、バックできない。
前進はゆっくりとしか動かない。
 
この先に連続する狭いトンネルで壊れていたら、自分の命も危なかった。
昨夜だったら、更に危なかった。
昨日の嫌な予感はこれだったのだ。
 
JAFに連絡したら、大雪による要請多発で本日中に行けるかどうかわからないとのこと。

近くの上高地温泉ホテルに行ったらクローズしていたが、近くの宿にいろいろ電話してくれた。
しかし、受け入れてくれる宿がない。

長期戦になりそうなので、沢渡の村営第二駐車場まで降りることにした。
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ノロノロとゆっくり降りた。
 
ここは自販機もあるし、足湯もある。
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なんとか全身が湯に浸かることもできるので、凍死する心配もなくなった。
 
しかし、腹が減って仕方ない。
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前日にJ&Nのナオコさんから、バレンタインチョコを貰ったのを思い出した。
  
「私をスキーに連れてって」でこんな展開があったような(笑)

暇なので、XとFacebookに状況を投稿したら、ここから一気に展開が進んだ!

松本在住のお客様が昼過ぎなら来れると連絡をくれた。

JAFからは相変わらず連絡ないが、やまきふホッピーさんが、保険会社のレスキューが使えると教えてくれた。
 
損保ジャパンに連絡したら、13時に来てくれることになった。

そして、安曇野ガイドの辻中さんが電話くれて、すぐに来てくれると…。
ありがたかった。
 
その他、山小屋の方や後輩ガイドからも電話をいただいた。

普段は一匹狼などと嘯いているが、様々な人の情に触れて有り難かった。

ジムニーに鍵を置いたままにして、レッカー車が富山へ運んでくれることになった。
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松本まで辻中さんに乗せてもらった。

「このお礼は…」と言ったら「山は助け合いだから」と。
 
「それに本郷さんからは魔除けバッチをいただいたから、そのお礼だから」と。
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困った時に駆けつけてくれる人を大切にしなければならないと思った。

一部運休もあり、松本駅みどりの窓口が混雑していたが、松本から富山までの切符が購入できて、ひと安心。

ラーメン屋を探す。
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冷え切った身体に染み入るラーメンの有り難さ。
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さらに長野駅で立ち食い蕎麦。

とにかく温かいものが美味しい。
 
長野から新幹線に乗って、ようやく寝れた。
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16時に富山駅に無事到着。
 
いつもお願いしているクルマ屋さん「オートガレージネオ」にジムニーが到着。
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しかし、バックできないので荷台からクルマが降ろせない。
 
暗くなるまで、いろいろやってくれたが…。
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結局、吊り上げられて富山に着陸した。
 
なんかジムニーがかわいそうになってしまった。

新車で来てから8年間、酷使されたクルマが気の毒で。
 
なんとか治してあげたいが、今は治さなければならないものだらけ。

なんとかなると信じて、なんとかしなければ!

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