仕事納め2022 [大好きなスキー]
2022年の仕事納めは、伯耆大山から飛行機で北海道へ行こうか、東北へ行こうかなどと迷っていたのだが、なんとなく嫌な予感がしてまずは富山に帰ることにした。
近場で控えめにゲレンデセッションを楽しもう!ということに。
まずはキューピットバレイへ。
ここは随分前、パトロールの方にレスキュー講習をしたことがある馴染みのある場所。
ガンガン降ってはいるが、湿度高く重たい雪でバッチリ筋トレになった。
大晦日は、グリーンピア津南へ。
ポールポジションをゲット!
硬い雪面の上に載ったパウダーが気持ち良かった。
新潟の豪雪地帯は独特の雰囲気がある。
昼には雪も終わり始めていたので、早めに終了。
過酷な労働条件の中、仕事クルマのジムニー&ハイエースも一年良く頑張ってくれた。
本年最後を飾るラーメンは、津南の名店「かどまん食堂」へ。
ピリ辛のネギラーメンを食べて、冷えた身体を温めた。
先程、無事に富山へ帰宅。
たくさんあった雪もすっかり消えて、四方漁港の海も穏やかだ。
幼馴染が宮司をやってる四方神社も準備万端。
今年は還暦を迎え、厄年でもあったのだが幸い怪我もなく、無事に大晦日を迎えることができて良い年だったのだろう。
来年は世が平和となり、穏やかになるよう祈ります。
お世話になった皆様、本年も誠にありがとうございました。
来年も引き続き、よろしくお願い申し上げます。
2022-12-31 16:06
冬季 伯耆大山へ [Guide]
年末の帰省客に混じって富山駅から米子駅へ。
4本乗り継ぎは長い!
富山から金沢は北陸新幹線。
富山駅は朝早くて駅弁買えず、金沢駅でも買えず…。
イライラ…。
サンダーバードに乗ったら、隣の列にいる3人組のガテン系が大声で騒いでいる。
しまいに、座席回転させて対座しようとしたので、「こらうるせー、静かにしろ」と怒鳴ったら、3人で「すいませんでした」と素直に謝って来た。
そしたら、意外にも車両全体がシーンと静まり、以降誰も話をする人がいなくなってしまった。
後ろに座っていたカップルも黙ってしまった。
ヤバい、そんなつもりじゃなかったのに…。
どうやら、怖い人が乗っていると思われたらしい。
京都まで2時間ほど、いたたまれない雰囲気で、席を立てずトイレにも行けない。
京都でもホームの弁当屋、KIOSKはクローズ。
岡山駅でようやく弁当が買えた。
その弁当がまた問題で…。
宿泊は寿庵。
食事は料理上手な山下ガイドが作ってくれた。
牡蠣三昧のパーティ!
生牡蠣、牡蠣フライ、焼牡蠣…。
佐世保餃子に、境港の蟹などなど。
ほどほどに酒を飲んで、就寝。
さてと、大山へ登ろう。
霧氷が綺麗だ。
雪は多いが、登山者も多いので、トレースバッチリ。
ワカンを持って来たが要らぬ。
えびの尻尾だらけ。
六合目避難小屋を過ぎたら、ホワイトアウト。
しかし、風は大したことないので問題なく山頂へ。
なにも見えなかったけど、達成感はある。
ちょうど30年前、ザイルパートナーが広島転勤中に、ここ大山北壁で亡くなった。
私が30歳の頃で、彼はまだ26歳。
あれから一度、いつだかの二月に北壁を登ったがそれ以来の伯耆大山。
再び手を合わせることができて良かった。
下山して寿庵へ。
また、来年も来たいと思う。
今度は板も持って来て、長くゆっくり滞在したい。
弾丸ツアーの伯耆大山だったが、まずは2022年も無事に終わり、新しい年を迎える事ができそうだ。
今は帰りの新幹線車内にて!
富山は遠い…。
2022-12-29 19:47
七転八起 [大好きなスキー]
ある野望を叶えるため、今シーズンからBCスキーを初めた方とシャルマンへ。
スーシュの蟹イクラ丼も復活!
(このボリュームはサービスしてもらってますので悪しからず…)
昨シーズンはイクラ不足で、メニューから外れてた。
東京で食べたら5000円くらいですかねー
物価高騰により1600円に値上がりしてだけど、問題なし。
この日は一日の中で雪質変化が激しかった。
やはり、雪は生き物なのだ。
滑るタイミングを人が合わせないと。
午後からは柔らかくて板がコントロールしやすい人に優しい雪に変わった。
非圧雪がメインのシャルマン。
傾斜も強く、一本が長く、トップとボトムの雪質はまるで違う。
非圧雪で格闘して、仮面ライダーの変身みたいなポーズになっているが、「七転八起」
初めてなのに良く頑張った!
物価高騰の波は登山用品、スキー用品には特に顕著に影響が出ている。
値上がり幅が半端ない。
全てを揃えるには勇気がいる金額だが、このギアは素晴らしい風景への筋斗雲なのだ。
年末で冬休みに入ったので、地元の子供達が気持ち良さそうに滑っている。
「子供達は怖くないのかしら?」
大人になると、考えなくても良い余計な学習ばかりして、しなくても良い心配ばかりして、どんどん身動きが取れなくなってしまうのだ。
遊びの天才である子供達から学ぶことは多い。
「考えるな!行動しろ!」ということで!
2022-12-28 07:43
クリスマス寒波 [大好きなスキー]
クリスマス寒波。
雪は天からの贈り物。
降った所、あまり降らなかった所、いろいろあったようですが、我々はいい場所にいられたようだ。
妙高は前日までベースにはほぼ雪がなかったが、一晩でドーン!
アカカンは、一瞬で全面滑走できる環境に変わった。
一晩でこれだけ積もることは珍しい。
前山方面へ上がってみたが、フカフカのライトなパウダーを楽しめた。
写真撮ってる暇がないほどの祭り状態(笑)
そして、場所を変えて平湯パウダーをいただく!
山はまだ仕上がってないので、動力利用してパウダーを効率的に狙う。
38度リフト下の看板コース「ジャイアント」はクローズだったが、我々の来場を待ってたかのように、第二リフトに乗った瞬間「ただいまからジャイアントコースをオープンしま〜す」と放送あり!目が覚めた!
なんと、素晴らしいタイミングでのクリスマスプレゼント!
今シーズンオープン記念のジャイアントパウダーはもう最高!
良いタイミングで降雪と風が入って、リセットされる。
両日ともにリフト待ちもなく、素晴らしい時間を過ごすことができた。
妙高と平湯のサンタクロースに感謝!
2022-12-26 04:34
師走寒波 [Guide]
師走はなにかと慌ただしく、仕事以外でもいろいろ走り回ってしまう時期。
そんな中でいきなり待望の本格的な寒波がやって来た。
ずっと山にいても暖かい日々が続いていたので、とても寒く感じる。
歳も関係あるのだろうか。
周りの人達より寒がりになった気がする。
スキー場も続々とオープンラッシュ。
新雪降ったら来てくれる臭覚優れた方と全面オープン初日に47へ。
少し上の様子を眺めるも、薮はまだ倒れておらず、山はまだ仕上り不足。
ゲレンデ内をひたすら滑り込み。
硬い下地の上に載る薄いパウダーが気持ちいい!
とにかく、この時期はたくさんの距離を滑って脚を作る。
寒さに慣れる。
ポジション確認。
…この冬を良きシーズンとする為にやるべきことはたくさんある。
しかし、とにかく寒くて何度もレスト。
なにを間違えたか、ソフトクリームを注文(涙)
認知症が始まったのだろうか…。
松本へ移動して忘年会。
今年お世話になった皆様と。
大人数の飲み会は苦手だけど、大人の忘年会は好きだ。
そして、やまきふ共済会イベントに講師参加。
雪山の歩き方やポールワークを講習しながら歩いたが、吹雪で寒くて、ゆっくり講習できる状況ではなく、途中から白駒荘へ辿り着く事が目的に変わった。
白駒荘のご主人と、はじめまして!
なんと白駒荘は100周年を迎えたそうで、記念手拭いを参加者スタッフ全員にプレゼントしていただいた。
屋内に入ったら、世の中にこんな豪華な山小屋があったのかと驚いた。
食事、風呂はもちろんのこと、雰囲気が素晴らしい。
クリスマスの雰囲気も!
華美にならないセンスの良い装飾品や行き届いた清潔感には感動した。
綺麗な風呂で冷え切った身体と強張った顔を温めて!
机上講習はヤマレコ的場社長のアプリの使い方。(写真はやまきふ共済会井関社長)
ヤマレコをひとりで開発した稀有の天才。
有効な使い方を解説してくれた。
そして、自身が体験した遭難の話は参加者にはとても有益だったことだろう。
ヤマレコ開発者から直接質問回答してもらえる場は貴重だ。
ヤマテン猪熊社長は大人気。
懇親会では、各社から協賛いただいたクリスマスプレゼントを猪熊社長とジャンケンで!
GRIPWELL山口社長もいらして、トレッキングポールの大盤振る舞い。
キャラバンさんからは登山靴、トレランシューズを9足も協賛いただき感謝感謝…。
白駒荘の夜も更ける。
翌朝は新雪たっぷり。
白駒池も埋まっている。
ダイブしたくなる気持もわからなくはない。
童心に帰る人(笑)
ヤマテン社長がいるので天気予報も直接聴ける。
吹雪の国道をラッセルするなんて嬉しい体験。
ここは八甲田か?
総勢34名、盛大に開催できたイベントは何年ぶりだろうか。
やはり、参加者の皆様もオンラインではなく、直接人と話す機会をずっと欲していたのだろう。
強烈な寒気の到来も、本来の雪山を経験できたと考えるなら貴重なことだ。
この経験を活かすも殺すも自分次第。
イベントは無事終了。
誰も凍傷にならずに済んだかな。
かなり心配!
有志で更に午後の部へ。
超寒いピラタスで滑り込み。
師走は時間があれば滑り込み!
もっと脚を鍛えるのだ!
そして、私は雪の低山ガイドへ。
福地山か十石山を予定していたが、大荒れ敗退間違いないので、鉢伏山へ変更。
それでも寒風がキツく、高齢のお客様達の凍傷を心配しながら登ることになった。
山頂下では部分的に膝ラッセルとなったが、持ってきたワカンを使うほどではなかった。
今年も毎月1〜2回、定期的に参加してくれたお二人。
継続は力なり。
前夜に「いくつまで歩けるかな」と話していたけど、80歳を過ぎても続けていればきっと大丈夫。
モンブランに始まり、ネパール、アンデスなど多数の高峰をご一緒した。
想い出に残るのは、今はもう政情的に登れないトルコのアララット。
ここがアララット山頂。
山頂の素晴らしいパウダースノーが懐かしい。
いつかスキー持って行きたいと思っているうちに登れなくなってしまった。
山は本当に逃げるんだと知った。
もう一緒にヒマラヤ登山は行けないかもしれないけど、身体と相談しながら、その時にベストな選択をしましょう。
そして、シャルマンへ。
積雪150cm。
私の道場だ。
しかし、ガラガラのプライベートゲレンデ状態。
放山のシーズンまではあと1〜2mの降雪が欲しい。
シャルマンらしい踏み応えあるパウダーが気持ちいい。
雪の世界はなんて素晴らしいのだろうか。
しかし。しかし。
楽しみにしてた蟹いくら丼の夢は覚めた。
更に追い討ちが…。
なかなか思い通りにならない日もある。
腹が減ったが、腹は立つ。
でもね、救いの神はいるものだ。
冬になれば富山を離れて旅することが多いけど。
帰れば、やっぱりこの山が一番だと思う。
あー富山の寿司とラーメンが恋しい!
2022-12-21 06:45
岩窟有する里山へ [ハイグレードハイキング]
信州筑北村の岩殿山へ。
戸隠や飯縄の修験道との密接な関わりがあり、深い谷と荒々しい岩が点在する標高1000m超とは思えない楽しい山。
北アルプスの眺望が素晴らしい。
登り出しは降雪があり、足元は泥々になったが、フカフカの落葉でシューズも綺麗になった。
今回は来夏に剱岳を目指す方々。
不安定な滑りやすい斜面の歩き方、岩場での疲れない歩き方、バランス良い筋肉の使い方などを説明しながら登る。
稜線上では青空も見え出し、岩場の上からの景色も楽しい。
控えめな山頂標識。
分岐へ戻って、三社権現へ。
明治の初期に奥の院伽藍は焼失したらしい。
奥の院は大きな岩窟の中にある。
我々は岩窟の裏側に登り、続く岩稜で岩場トレーニング。
高度感ある岩稜帯を楽しむ。
こうして、自分の目標である山へチャレンジする前に準備していただける方々は本当に有難い。
装備やトレーニングへのアドバイスもできるし、お互いを良く知ることで同志としての関係性も築くことができるのだ。
来シーズンはきっと楽しく剱岳に登れることを確信している。
前向きにチャレンジする方々はご一緒していて楽しいし、精一杯応援させていただきたい!
2022-12-13 07:31
雪山らしく [八ヶ岳]
有難いことに、少しずつ…少しずつ高い山には雪が増えてきた。
前日までの降雪で鎖を掘り出しながらの戸隠山。
ここも季節が進めばキノコになるはず。
足跡がない山頂はフワフワで気持ちいい。
刃渡りはヤバい。
そう言えば、刃渡りの終了点にカンプのピッケルNEVEが残置されてました。
若干、デポの可能性もあるのでそのまま打ち込んで置いた。
そして、再び八ヶ岳へ。
アイスキャンディにも氷が付きだし、いよいよ来週末には部分開放となるだろうか。
それにしても、裏同心ルンゼには50名以上のアイスクライマーが一極集中し、ヘッデン下山は間違いないので、我々はジョーゴ沢へ。
シーズンインの身体馴らしにF1から。
氷が崩壊しそうなくらい柔らかいが、アイスアックスを打ち込むとやはり楽しい。
初めての雪山なお客様も楽しそう。
F2も薄いが選べば登れる。
今シーズンもアイスクライミングが楽しめそうでまずは安心!
新しいアイスキャンディステッカーができました。
ヘルメットトップにもシワにならずに貼れます。
アイスキャンディも今シーズンで20周年か…感慨深いものがある。
さて、翌日は吹雪の中を地蔵尾根から。
身体を持ってかれそうな強風と寒気は雪山モード全開だが、初めての雪山体験には厳しい。
他の登山者は全員引き返してしまったが、風下でしばらく様子を見る。
風の雰囲気が変わったので、持ってるウェアを全部着込んでそのまま山頂へ。
高倉健になった気分。
誰もいない山頂。
文三郎道を降りて、ほっと一息。
赤岳鉱泉で温かい味噌ラーメンをいただく。
そして。
J &Nで〆る。
超絶品ハンバーグ、大好き!
名物ビーフシチュー。
頑張った後に、最高の食事が摂れる環境は素晴らしいこと。
ようやく冬らしさを感じられるようになり、これからが毎日楽しみだ。
アイスクライミング、やってみたい人大募集します。
道具がなくても、体力なくても大丈夫!
全部なんとかします。
やりたいと思う心が最重要装備です!
精一杯応援致しますので、まずはやってみよう!
2022-12-13 04:56
雨の晴れ間に [北陸]
今週の富山はずっと冷たい雨が降る日が続いている。
剱立山は見えないが順調に積雪深は進んでいることだろう。
またも朝から冷たい雨。
昼まで雨が続く予報だが城ヶ平山へ。
青空が広がって富山平野の眺めが良い。
稲葉山が見える
富山百山はほぼ登り尽くしたお客様。
日本百名山も終わっているそうだ。
城ヶ平山などは目を瞑っても歩けるだろう。
バリエーションガイド申し込みがあったのだが、一度顔合わせを兼ねて一緒に山を歩いてみましょうということで。
人間同士、相性というものもあるし、厳しい山に向かう前にお互いを知ることは重要だ。
頑張ってみよう。
なんだこれ?
下山後の金龍素麺を楽しみにしてたのにガッカリ!
雨具を着ることなく、こんな大人気の山で誰とも会わず、束の間の晴れ間を楽しんだ良き低山歩きでした!
2022-12-08 06:51
赤岳表裏縦走 [八ヶ岳]
12月に入り最初の週末、当初は空木岳の予定だったが、雪山を楽しめるだけの積雪はなく、鹿島槍ヶ岳へ計画変更したが、日が近づくにつれて、暴風雪予報でテント泊は厳しいことになりそう。
悩ましい状況となり、中止を含め、様々な転進先を考えたが、困った時の八ヶ岳へ転進。
ふー
急遽前日に赤岳鉱泉へ予約し、八ヶ岳シーズンのスタートを切る。
定点観測地点からも雪が少ない横岳西面。
下山して来る知り合いのアイスクライマーに裏同心ルンゼの様子を聞いたり、写真を見せてもらったりしたが、ガイドとしてアイスクライミングができるようになるのはまだまだ先のようだ。
冬景色にはほど遠い。
定番ステーキディナー。
赤岳鉱泉スタッフはみんな元気そう。再会を楽しむことができて良かった。
四代目ともゆっくりお話しできた。
冬季赤岳鉱泉は山岳ガイドの品評会のような場で、今回も誰かいるかなーと思っていたけど、ガイドは私ひとりだった。
いたらいたで鬱陶しいけど、誰もいないのも寂しいものだ。
さて、今回は西風が強そうなので、追い風に乗って文三郎道から赤岳を素早く登って、風下になる真教寺尾根を降る計画。
行者小屋までは無風。
阿弥陀岳分岐から積雪あり、数日前に降った雨の影響か、雪面はガチガチなのでアイゼンを装着。
阿弥陀岳はまだ夏道が見えていた。
階段に雪はない。
赤岳主稜への分岐までは微風。
トラバースを終えて、中岳分岐からは強風だったが問題になるほどではない。
山頂風下に入れば安心。
時間は掛かったが、なんとか暴風に変わる前に登れた。
富士山が細く見えるのはなぜか?
権現岳方面へ向かい、真教寺尾根へ。
ここからは傾斜もあり、鎖も古く、岩もポロポロ落ちるので、注意が必要。
看板は的確だ。
清里に向けて降りる雰囲気の良い登山道。
八ヶ岳東面は静かだ。
牛首山を過ぎれば、のんびり快適ハイキングコース。
高級カツサンドが美味い。
賽の河原。
笹の中を気持ち良く進む。
木道を歩くと美しの森は近い。
お疲れ様でした。
赤岳西面と東面を繋ぐと、同じ山とは思えない違う面が見れて二度美味しい。
剱岳で例えるなら別山尾根から早月尾根下降のようなもの。
最近は早月尾根も人が多いが、真教寺尾根はカモシカしかいない。
核心は、おばちゃん家に置いてきたクルマの回収。
清里と美濃戸は遠く、八ヶ岳連峰の大きさを教えてくれる。
諏訪に降りて来る頃には、辺りは暗くなり、ようやく味噌ラーメンを食べて温まる。
ふーふー
2022-12-05 05:13
立山閉山 [剱立山]
11/17-30 秋の立山ガイド。
無事に全てが終了した。
雪が例年より遥かに少ない今シーズン。
催行を躊躇したタイミングもあったのだが、この時期はまず雪の上に立つ悦びを沢山の方々に感じて欲しい。
コンディションが整った日にしか、山へ行かないという選択肢も立派なことだとは思う。
しかし、まずはフィールドに立つことで其々何かを得ることができるし、悪いコンディションではどう動いたら良いのかは経験を積み重ねてこそ学べることだと思う。
スキンを付けて歩いたり、ラッセルしたり、ポジションを確認したり、アックス刺したり、クランポンで…。
冬への備えとして、秋にやっておくべきことは沢山あるのだ。
その中で怪我せずに帰って来ること、大事な板を壊さないことはもっと大切だ。
雪が少ないと言われながらも、この秋の立山は素晴らしいプレゼントを沢山くれた。
朝の冷え切ったドライパウダーは最高だった。
雪は量も大切だが、質は更に重要な要素だ。
吹雪の日も山は沢山の学びを与えてくれる。
立山が出してくる課題を日々粛々と熟すのだ。
終えてみれば、毎日が楽しかった!
コンディションが整った中で喜ばれるガイドをすることは誰にでもできることだが、どんなコンディションでもお客様を笑顔にできるガイドは本当に凄いし、尊敬に値する。
2022年も4月15日の立山黒部アルペンルートオープンから11月30日のクローズまで精一杯活動できた良きシーズンだった。
御参加いただきました皆様に感謝申し上げます。
また、2023年4月15日に笑顔で再会できることを楽しみにしております。
2022-12-01 04:02