立山閉山 [剱立山]
11/17-30 秋の立山ガイド。
無事に全てが終了した。
雪が例年より遥かに少ない今シーズン。
催行を躊躇したタイミングもあったのだが、この時期はまず雪の上に立つ悦びを沢山の方々に感じて欲しい。
コンディションが整った日にしか、山へ行かないという選択肢も立派なことだとは思う。
しかし、まずはフィールドに立つことで其々何かを得ることができるし、悪いコンディションではどう動いたら良いのかは経験を積み重ねてこそ学べることだと思う。
スキンを付けて歩いたり、ラッセルしたり、ポジションを確認したり、アックス刺したり、クランポンで…。
冬への備えとして、秋にやっておくべきことは沢山あるのだ。
その中で怪我せずに帰って来ること、大事な板を壊さないことはもっと大切だ。
雪が少ないと言われながらも、この秋の立山は素晴らしいプレゼントを沢山くれた。
朝の冷え切ったドライパウダーは最高だった。
雪は量も大切だが、質は更に重要な要素だ。
吹雪の日も山は沢山の学びを与えてくれる。
立山が出してくる課題を日々粛々と熟すのだ。
終えてみれば、毎日が楽しかった!
コンディションが整った中で喜ばれるガイドをすることは誰にでもできることだが、どんなコンディションでもお客様を笑顔にできるガイドは本当に凄いし、尊敬に値する。
2022年も4月15日の立山黒部アルペンルートオープンから11月30日のクローズまで精一杯活動できた良きシーズンだった。
御参加いただきました皆様に感謝申し上げます。
また、2023年4月15日に笑顔で再会できることを楽しみにしております。
2022-12-01 04:02