立山ラストラン

立山黒部アルペンルートが開通して、訪日客が急増し、室堂へ上がることが核心となった今シーズン。

お客様と集合する際にも、到着時間を合わせることに苦労する。

　

4/19は硬い雪がなかなか緩まず、日射待ちするが、待ち切れずなるべく面が綺麗な緩い谷を上がる。

別山に向かって標高を稼ぐと、益々カチカチ具合は増す。

しかし、硬い雪面をハードにキックしていたら、ブーツのパーツが３つに分解してしまった。

苦労して奇跡的にパーツを全て発見できた。

そして、偶然にもこのブーツの輸入会社の方が同行していたので、治してもらった。

ブーツのネジは増し締めチェックしてから山に入りましょう！（反省）

よく冷えたハードバーンを気持ち良く滑走。

4/20はTHE DAY。

これほどのスーパーザラメコンディションにはなかなか出逢えるものではない。

どの面も最高で、我々は気の知れた少人数制なので、臨機応変に行動できることが一番。

たっぷり滑って満足して、雷鳥荘へ。

温泉&生ビールで癒されながら、楽しかった一日を振り返る。

4/20はガースーな日。

室堂周りの誰もいない斜面を滑る。

意外に走るザラメを楽しめた。

　

そして、この日から天狗平山荘へ引越し。

食事の美味さと居心地の良さは抜群で、そのまま住みたくなる。

ナイスホッピー！

アニキも元気でなにより！

4/21も室堂から上は視界ないが、天狗平山荘から鏡石はザラメで良かった。

昼は天狗平山荘ラーメンを食べる。

　

そして、視界悪い中を国見岳へ向かってハイク。

ここは某映画の撮影で良く使った懐かしい岩場。

テラスで一緒に飲んだ温かいコーヒーの味は今でも忘れられない。

盾溝も気にならず、良い滑走ができた。

天狗平山荘の夕食は毎日変わるので楽しみだ。

夕方になって、剱岳が久しぶりに顔を見せてくれた。

　

4/22はコンディションが整った日。

白く美しい立山が帰ってきた。

室堂山荘のご主人に挨拶してから一ノ越山荘へ。

御山谷を上だけ滑って、お弁当タイム。

天狗平山荘のお弁当は抜群の美味さ！

一ノ越山荘の主人も元気そうでなにより！

平日ということもあり、誰もいないビッグバーンを滑る。

　

ラストランを飾る良いザラメだった。

今春は雷鳥とたくさん会った。

もう少しで恋の季節が始まりますよ。

雪の大谷を上から覗くと凄い人の数。

これにて、4月15日からの立山スキーは終了。

　

雷鳥荘、天狗平山荘に大変お世話になりまして、ありがとうございました。

一緒に滑ってくださったお客様、ありがとうございました。