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戸隠西岳縦走 [戸隠]

平日朝に静粛な新緑の戸隠へ。
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鏡池からP1尾根を登り、西岳、本院岳、八方睨から一般道の鎖場を降りて鏡池へと一周する。
 
戸隠山から左に繋がる鋸の歯のような荒々しい山稜。

戸隠山は昔から行者たちの修行の場として登られていたが、西岳はほぼ登る人はなく、道も定かでなかったらしい。

近年は登山者も増えて、踏み跡も安定し整備もされてはいるが、やはりワイルドさは一般道の鎖場とは比較にならない。
よく表妙義縦走と比較されるが、戸隠西岳縦走はワンランク難易度は高いと思う。
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沢床へ降りて、三度の渡渉から牧草地へ。
天狗平と呼ばれる別天地を歩き、急登を上がると本日巡る山々が見えてくる。
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堆積岩でできた戸隠は、ホールドが剥離することもあるし、細くて古い鎖やハシゴは信用ならず、ロープを積極的に使うガイドとなる。
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P1に出てからは永遠に続くアップダウンに体力を奪われるので、適切なレストも必要だ。
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花もたくさん咲いているが、見惚れすぎて緊張感を緩めないように。
 
熊糞が点在していて別な緊張感はある。
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最高点の西岳に到着するが、まだまだ先は長い。
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核心部の西岳キレットを通過すると、後は体力勝負。
 
暑さもあるので、ゆっくりのんびり歩く。
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本院岳に到着すると、八方睨が間近に見えるが、最低コルまでかなり降りるのでまだまだ。
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しかし、歩き続ければいつかは必ず着く。
涙の八方睨到着。
 
ここからはハイウェイのような鎖場をひたすら下降して、鏡池へ。
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まさに鏡となっていた。
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明るく元気なお二人と一緒に一周して、私も楽しかった!
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〆は戸隠蕎麦。
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この時期は晩秋よりも薮が濃く、道もまだ不安定なので時間は掛かるが、新緑と花が綺麗で良い季節だと思う。
 
梅雨入り前に充実した一日を過ごすことができた。

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