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晩秋の富山最高峰へ [剱立山]

黒部奥山から降りて、翌日は天狗平へ上がる。
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天狗平を散歩しながら、冷たい晩秋の風を感じる。

先週の雪は随分溶けたが、雪氷に覆われた立山は美しく、もう冬の匂いがする。
 
やはり、ここは国内最高の別天地だ。
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夕方にはKING剱岳が顔を出してくれた。
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もうすぐ天狗平山荘もシーズン終了を迎えるが、兄貴は元気でなによりだ。
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久しぶりのペアルック。
自分の背中が小さく見えて嬉しい。
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手抜きなしの豪華な夕食。
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シャリキンホッピーが飲める山荘として是非方針継続して欲しい。
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翌朝は室堂から一ノ越を経て立山へ。
 
龍王岳東尾根も薄氷被り、一ノ越山荘ももう少しでクローズ。
今年もいろいろお世話になりました。
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三ノ越からは少しずつ硬い雪面が出て来る。
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夏は訪れることはない雄山へ。
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雄山神社峰本社から剱岳を眺める。
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ここから先は前爪付いたアイゼンが必要なコンディションだった。
 
スリップに備えてロープを繋ぐ。
写真ではトレッキングポールを使っているが、状況に応じて素早くピッケルに変えている。
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富山県最高峰であり、日本最北端の3000m峰。
 
この時期なのに、夏装備そのままの登山者がたくさんいて驚いた。
ピッケルはおろかトレッキングポールもアイゼンもなし、トレッキングポールを持っていても、先にゴムキャップを付けたまま。
チェーンスパイクを履いている登山者はまだ良い方だ。
 
その装備で、再凍結した硬い雪面を降りれる実力があるなら良いだろうが、とても雪山を経験したことがなさそうな人がほとんど。
 
奇声を発しながら威勢のいいリーダーっぽい男に連れられてきたグループは雄山ピストン予定だったらしいが、大汝山について来た。

多くの登山者が好天に誘われて先の稜線に進むのを見て、自分達もと思ったのだろうか。

怖くなった若い女性が硬い雪面にお尻をつきながら降りて来る姿を見ると、なぜそのような判断をするのか…恐ろしくて見ていられない。

数多くの登山者が付けたステップがあるから、何とか歩けるものの、気象が急変してステップが消えたら行動不能になる登山者がほとんどだろう。
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これを見た時はこんなこと書かなくてもと思ったが、立山稜線に少しの時間いただけで、書く人の気持ちがわからなくもないと思った。

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