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もうすぐ夏を迎える剱岳 [剱立山]

誰もいない静かな剱岳へ行ってきました。

初日はゆっくり剣御前小屋へ。
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夕刻には剱岳も姿を現し、翌日の好天を期待させてくれた。

夜は小屋スタッフと一献。

翌朝は風が強く霧も深かったが予定通り出発。
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剱の姿も見えてきた。

平蔵谷は6月だけで3回目。
少しづつ雪の量が減っているのが肌で解る。
シュルントの開き方、クレバスの開き方も。
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まだまだ雪渓は安定した状態。
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コルがハッキリ見えだしてからが長い。
焦らずゆっくりと登り続けるのが疲れないコツ。
直前でロープ確保をしてコルに出る。

エビルンゼはまだ使えそうだが、そろそろ崩壊しそうな気もしたので、ヨコバイから上がった。
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平蔵ノ頭はまだこんな感じ。
でも随分、薄くなってきたので夏シーズンには間に合うかもしれない。
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そして誰もいない山頂へ。

昨年は雨で剱澤小屋敗退だったお客様なので、私もひとつ肩の荷が降りた気がする。
剱を夢見て頑張っているのも知っていたし。

下山は平蔵ノコルで再びアイゼンを履き、長い室堂までの道のり。
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剱から室堂へ下山することは、下山という言葉が似合わない。
何度登ったり、降ったりすれば良いのか。
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平蔵谷出合の大岩も随分出てきた。
先週は頭だけだったのに。

もうすぐ剱沢の小屋も開き、夏を迎える。
昨年は雪渓崩壊で苦労があったが、今年はそれはなさそうだ。
でも、今年は例年になく多い残雪がどのような影響を与えるのか。
剱の登山は雪との闘い。


雷鳥荘での秋のイベント [MFA]

富山の岩場「雑穀谷」で初めての方に向けたクライミング講習会を行いました。
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富山の登山専門旅行会社「あるくトラベル」主催で12名の方に講習してきました。
皆さん、はじめての体験に大喜びでした。
また、次回すぐに開催して欲しいとの声もあり、リクエストにお応えしたいところです。

終了後はこのまま室堂へ。
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この夜は立山がとても良く焼けました。
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奥大日岳と富山湾のオレンジが綺麗です。

翌日は雷鳥荘スタッフ向けにロープワーク講習とMFA講習を。
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秋には雷鳥荘へ救急医療ドクターの伊藤岳先生をお招きし、あるイベントを開催します。
もうすぐ告知が始まりますので乞うご期待!