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初冬西穂独標 [北アルプス]

西穂山荘に宿泊して、西穂独標を往復するコースは雪山に身体を慣らすには適度なコースだ。
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マテリアルチェックをしながら、滑らない歩き方を身体に染み込ませることが重要な時期。
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ロープウェイを降りて、西穂稜線を眺めると、もう少し雪が欲しいところだ。
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西穂山荘に着いてから、ピッケルの使用方法、アイゼンを有効に使う歩き方を講習する。
今回は雪山入門者がお客様なので、雪山における幹となる技術だけを短時間で覚えていただく。
余計な技術を教えて、混乱を招くより、大切なことシンプルに伝えたい。
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寒い夜は少し暖まりましょう。
 
翌朝はピッケルが無くなり、出発が遅れる。
焼岳2という一番奥の個室に宿泊し、部屋前の荷物置場に貴重品以外を置いておいた。
 
いろいろな場所を探してみたが、見つからず埒があかないので、私はノーピッケルで登ることにした。
 
一番奥の個室なので、誰かが間違えて持って行くことはあり得ず、状況的に考えて盗難としか考えられない。
ザックの中に入れて、一番のロープウェイで降りたのだろうか。
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朝日が綺麗な美しい場所で、何とも哀しい出来事だ。
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雪は少ないが、快晴微風。
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独標は誰もおらず。
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この先はまた次回の楽しみにしよう。
 
小屋へ帰り、ピッケルがなくなったことを伝えた。
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petzlサミットエボ52、オレンジの非常に目立つピッケルだ。
もう部屋の清掃も終わったそうで、小屋の方も探してくれたが出てこず、紛失届を提出し、警察にも遺失届を出した。
 
今まで、私もお客様も山小屋でどれだけ登山道具を盗まれたことだろう。
荷物置場に置くルールになっている小屋でも、布団に入れて寝るしか防衛策はないだろう。

山小屋に盗人が同宿していると思うと気持ち悪くて仕方ない。

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