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雪乞い [八ヶ岳]

爺ヶ岳東尾根へテント泊のはずが、初日が本格的な雨なので車中泊して、早朝に取り付く。
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暗い中、出だしの急登に挑むが、雪がない落ち葉だらけの斜面は滑る。
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登れば登るほど藪漕ぎで雪も現れない。
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登頂には時間もなくなり、敗退することにした。
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下山して、ロープワーク講習をやって終了。
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冬季ルートに雪がないのは虚しい。
まさか、この時期に雨とは。
 
そして、今度は蓼科山の予定。
登山口の標高は雪になると踏んでいたのだが、哀しくも土砂降り。
 
しばらく、クルマで様子を見るも、雨は変わらず八子ヶ峰へ。
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何も見えず(涙)
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本峰では更に風雨激しく、眺望なし。
ぐるっと回って、すずらん峠から登山口へ。
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ここの蕎麦は美味かった!
 
そして、週末を迎えて赤岳鉱泉へシーズンイン。
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ところがまさかの雨、またしても!
ジョーゴ沢でも行こうかと思っていたが、行って来たガイド情報によると、氷は落ちてしまったそうで…。
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部屋で真面目にロープワーク講習を再び。
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夕食はステーキを食べて、四代目お勧め鉱泉クラフトビールをいただく。
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この夜はマムートナイトを初体験。
笹倉ガイドの講習は、コンパクトな時間の中で知るべき大切な内容がまとまっていて、イラストも素晴らしい。
受講者の印象に深く残るイベントで啓蒙活動として是非継続していただきたいと思った。

翌朝は予報ほどではなかったが、強い寒気と風の中、赤岳を目指す。
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文三郎か地蔵尾根かで迷ったのだが、視界がクリアな文三郎を選んだ。
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前日までの降雨で階段は丸出しで、氷と岩とドライアウトした新雪がミックスして歩き辛い。
 
雪が少なく乾燥したフリーズドライな状態で凍傷には注意が必要な環境。
 
中岳分岐から先は危ない強風で、登頂はできるだろうが、向い風が当たる下山で誰かが凍傷になる可能性が高いため、赤岳主稜取付下で敗退した。
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一名、頬に赤みが見えたので、この環境から早く脱するべきと樹林帯に逃げた。
 
凍傷受傷はガイドの責任が大きく、管理と注意が常に必要だ。
特に顔面と足先は自己意識が乏しくなりがちだ。
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下山したらJ&Nへ。
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うま〜い。
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全てが、うま〜い。
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翌日からも赤岳鉱泉へ上がる予定だったがガイド中止した。
富山へ向かってクルマを走らせたら、安房トンネルを越えて平湯から雪国に変わっていた。
 
この後の寒気に期待して、雪山、アイスクライミング、スキーが楽しめるコンディションが整って欲しいと切に願う。

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