新潟の山と紅葉とグルメ [ハイグレードハイキング]
この週末は新潟の天気予報が最悪だったが、登る時間帯勝負だろうと、金曜から新潟入り。
私は中学、高校は新潟に住んでいたので、良くも悪くもいろいろ馴染みある土地なのだ。
今回、食したラーメンについては「山とラーメン」yamatoramen2return をご覧ください。
今回は御前ヶ遊窟をお客様入れ替わりで2回登る予定。
金曜日は晴れていたが、日差しは強くなかった。
土曜日朝に阿賀町に入ったら、路面は湿潤。
登山口がビショビショなのは毎度のことだが、今回は特に濡れていた。
そう言えば、昨年まであった御前ヶ遊窟の地図看板も全て撤去されていた。
一昨年の8人グループの遭難騒ぎが影響しているのだろうか。
登山口からすぐの所が崩壊していた。
沢床まで一気に切れて、堕ちたら致命的な状況になっていた。
しばらくで、迂回路を開かないと通過できなくなるだろう。
ドロドロのアプローチを1時間強で御前ヶ遊窟が見えて来た。
シジミ沢出合で、ヘルメット、ハーネス付けて開始。
シューズはもちろん泥まみれ。
ビショビショの沢登りをしばらく続ける。
写真は快適そうですが、見た目以上に濡れてます。
そこは絶妙なルートファインディングで誤魔化しながら(笑)
乾いていたら一番左側のルンゼ状スラブを行くと楽しいですが、最後は御前ヶ遊窟を巻いてしまいます。
真ん中のスラブには、3本のリングボルトがあったはずですが、今はどうでしょう。最後は藪漕ぎです。
自分達の力量でルートファインディングしながら登るのが楽しい場所です。
今回は濡れているので、右側からソウケイ新道合流点に向かいます。
雲行きが怪しく、いつ雨が降ってもおかしくない状況なので、シジミ沢出合から御前ヶ遊窟まで一気に1時間で登りました。
平家のお姫様が隠れ住んだという伝説の洞窟。
ここは、御前ヶ遊窟の真上にあるピーク。
360度の展望台ですが高度感がハンパない。
ここから井戸小屋山を抜けて下山。
登山口を7時10分に出て、1周して12時半に帰った慌しい登山だったがクルマに乗って走り出したら、雨が降り始めた。
土曜日夜にお客様入れ替わり。
新潟の夜はしっかり雨が降り、翌日の相談を。
へぎ蕎麦と日本酒を飲みながら。降雨後の御前ヶ遊窟は諦めて、下田川内最高峰を目指すことにした。
幸い雨は上がり、紅葉を見ながら。
まさに稜線漫歩。
粟ヶ岳山頂は冷たい風が吹いて、深いガスに巻かれて真っ白け。
雷雨を恐れて急いで下山開始。
クルマに戻って走り出したら、弱い雨がパラパラ降り出した。
この後は雷雨となったことだろう。
幸いこの週末は、雨具を一度も着ることなく終わったが、危うい天気だったことは間違いない。
御前ヶ遊窟、粟ヶ岳と登山者には誰にも会わなかった。
11月の紅葉時期に人気の山で、まさかの貸切は予想していなかった。
天気予報というものは凄い影響力なのだろうか。
最近は、週間天気予報を見てガイドキャンセルしてくる人はいなくなったけど(笑)
2020-11-09 05:57