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夫婦山 富山百山ガイド [北陸]

寒中沢登りの翌日は、暑い富山百山へ。
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八尾を抜けて、夫婦山へ。
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最初は林道歩きと苔の緩やかな道。
だんだん急になり、残置ロープも多数。
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花もいろいろ。
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まずは男峰へ。
白木峰や祖父岳は目前だが、遠い剱立山は霞の中。
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展望台の岩場は切れ落ちていて、高度感抜群!
日本海の眺めよし!
涼風が心地良い。
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女峰も面倒くさがらずに寄りました。
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〆は越中八尾の美味しい蕎麦屋へ。
ここは、明治25年創業の名店。
風の盆時期には行列が出る人気店だが、今年はどうなるやら。
 
梅雨の晴れ間を楽しめました。

富山の低山を歩く [北陸]

富山に戻って、低山ガイド。
初日は脚慣らしで、新緑の祖父岳を登る。
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頂上直下に巨大な杉があります。
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身体がすっぽり入ります。
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山頂からは360度、富山や石川の名山が眺められます。
金剛堂山にはまだ雪が残っているのが見えました。
この山は行程は短いながら、急峻な地形で残地ロープ多数。
草も刈られてないのでなかなかワイルドです。
涼風が気持良かった。
 
そして、2日目は唐堀山へ。
岐阜県境の山は暑かった。
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国道のトンネルにある扉を開けて、この猿ハシゴを降りてからスタート。
標高差約900mを暑い中、一気に登る。
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ここは、タケノコで有名だが、登山道脇には見当たらず。
ヘリポートまで行ったが、暑くてヤブに入る気にもならなかった。
タケノコは取れなかったけど、ヘリポートからは白木峰がみえ、霞んだ先には立山が見えた。
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脚が治ったら、来春にまた来ますね!
 
低山歩きは、心身ともにリラックスできるのが良い。
今はみんなが、ずっと我慢して緊張感を持って生きているので、こんな時間を共有したい。

登山はより高きを目指し、より困難を克服する。
それが素晴らしいことは良く知っているし、そのようなガイドをやってきたつもりだが、そればかりが山の楽しみじゃないと思う。

この御時世、長らく登山から離れたお客様には無理しないでねと低山や中級山岳を勧めています。
そして、無理に山頂に拘ることもなく、楽しみはたくさん落ちています。
 
前にできたことができない。
今、この状況では当たり前のことです。
 
できなくなった自分を嫌いになってはならないし、自分に変なプレッシャーを掛けて、登山を嫌いにならないで欲しいと思います。 

雑音情報にブレずに、今の自分に合わせた登山スタイルを選択して山を楽しむことで良いのではないでしょうか。私は、そうしています。

一般に、低山や中級山岳からは高山の眺望が良いことが多いです。
ここ富山には剱岳、立山、薬師岳など眺めても素晴らしい山がたくさんあります。
私は剱岳を登るだけのガイドではなく、剱岳がよりカッコ良く見える場所へのガイドもどんどんやりたいと思います。

霞む金剛堂山 [北陸]

3/30は金剛堂山へ。
黄砂の影響が心配で中止しようかと迷ったりしたが、ゴーグルやマスクで様子を見ようとまずは予定通り出発。
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雪があるせいか、山の上はあまり黄砂の影響は感じなかった。
でも、この山の名物である周りの山々の絶景は、霞んでしまって残念。
   
雪の量はさすが利賀村。
   
登山口から山頂まで雪切れすることなく繋がっていた。
昨年の同時期にも登ったが、今年の方が残雪たっぷりあるし、まだスキーも楽しめそうだ。
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平日なのに、登山者が多くてこの山の人気を伺い知ることができた。
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何度もネパール登山にご一緒した二人なので気心も知れて安心できる。
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後は3日前に登った白木峰。
白木峰と金剛堂山はセットで登りたい。
 
残雪期のこの辺りは、やわやわとゆっくり登るスタイルが向いてます。
また、来週、再来週と企画しますので、まだ雪山に未練がある方は歓迎しますよ。

春の白き峰 [北陸]

またも悪天候が予想される週末。
白木峰に転進。
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融雪激しく下部は雪がなくなっていたが、登るにつれて雪山を楽しむことができた。
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白木峰は360度の別天地。
富山の山から石川、岐阜の山まで全部見える。
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強風も登山の良きアクセント。
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偶然?会った山仲間からホタルイカをいただきました。
めちゃくちゃ美味く、お客様も大喜び!
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また、偶然会いましょうねー

春の風物詩 [北陸]

立山黒部アルペンルートは4月15日からオープンですが、ケーブル除雪は手掘り作業なので2月から始まります。
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私は腰痛で脚が麻痺して戦力にならず。
たまにしか行けず、はなはだ申し訳なく。
しかし、富山の山に関わる人々との顔合わせに参加できるだけでも有難い。
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立山ガイドの後輩 香川ガイド撮影

初日は一番傾斜がある法面の不安定な雪をロープにぶら下がって立山ガイド達が落とします。

春の富山の風物詩、来シーズンこそは役に立つよう参加させていただきたい。

2020年末山行 [北陸]

2020年最後の山は、12/28から立山を目指して入山。
しかし、重い雪と雨で延々進まず。
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12/30からの大雪予測を考慮すると敗退を選ぶしかなく下山。
 
あわすのスキー場て少し滑ってから海谷へ転進。
綺麗に山が見えて、期待高まる。
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しかし、登山口でテント泊するも夜半から激しい雨。
登山は諦めた。

シャルマンへ上がるも雨。
午後からやっと雪に変わった。
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対岳荘で宿泊して蟹を食べる。
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そして、大晦日も報道ほどの雪は降らず。
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でもそこそこ新雪を楽しむことができました。
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2020年最後まで予定通りにならず、この年を象徴する山行になってしまった。
 
ご参加いただいた皆様、申し訳ありませんでした。
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でも、大晦日に食べたえび寿司の氷見の寒鰤シャブシャブは最高に美味しかったですね。

コロナ禍で明け暮れた年も過ぎ、新年を迎えましたが、まだまだ未来は予測不能な状況が続きそうです。
でも、夢を諦めず、前を向いて頑張りましょう。
 
最後に、苦しい年を支えていただいた全ての皆様ありがとうございました。

静かな平日の暮らし [北陸]

今週平日はコルチナ、八方尾根、シャルマンとゲレンデ滑り込み。
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降雪は落ち着いたが、ドライアウトして気持良い。
お客様方が入れ替わりで楽しんでいただけました。
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この時期はとにかく如何に脚を作るか。
しっかりゲレンデで滑り込みして、良いシーズンを過ごしたいものです。

こんな御時世なのでスキー場は驚くほど空いています。
密集した地域で暮らしている方は、人が少ないこちらで注意しながら楽しんだ方が良い気もしますが、どうなんでしょう。
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今日は富山の城ヶ平山、峠山、ハゲ山をスノーシューで縦走しました。
終始、剱立山を眺めながらの稜線歩き。
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静かな雪の低山を楽しんでいただけたようです。
 
もうすぐ年末年始を迎えます。
今シーズンの剱岳登山は辞めました。
嫌なイメージしか浮かばないのです。

波乱の2020年でしたが、ガイドはあと2回。
新しい年はどうなるやら。
今までと同じやり方では絶対通用しないと思うので試行錯誤の年になりそうです。

山高きが故に貴からず [北陸]

波乱万丈の2020年も残すところあと3週間となりました。
  
八ヶ岳の初アイスクライミングで腰に違和感を感じたまま、翌日は高妻山の予定でした。
しかし、脚が痺れ山に登れる感じではなく、申し訳ないけど戸隠の五大池巡りに変更していただいた。
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腰は8年前にヘルニア手術をしたのだが、季節の変わり目になるとこの様な状態になることが多くなった。
情け無い限りで意気消沈。
 
少し休んで、クライミングジムで縮んだ身体を伸ばしたら少し楽になった。
  
そして、富山の里山ガイド。
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塔倉山は山頂に趣ある石碑がある。
ここは、剱立山の展望良く、富山湾も眼下となる。
ふるさと富山は良いところ。
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ふたりとも70歳過ぎても元気ハツラツ。
写真撮影に夢中。
 
そして、次は剱岳北方稜線末端にある烏帽子山へ。
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標高1000mを超えたら雪たっぷり。
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山頂は広くて絶景。
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剱岳は見えないけど、僧ヶ岳や毛勝山の頭が見える。
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富山湾が見える登山は素敵です。
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帰路は鋲ヶ岳にも寄って下山。
氷見牛を食べて、新幹線で帰られました。
 
富山の山はどれも味があって楽しいです。
特に雪が付き始めた頃がお勧めです。
「山は楽しい」と思える登山ができますので、是非いらしてください。
 
達成感溢れる登山は素晴らしい。 
胃が痛くなる登山は必要です。
でもそれだけではなく、山はいろんな楽しみに満ち溢れています。

私自身もこれから幅広く山の楽しみを伝えて行けるよう日々勉強して活動に繋げたいと思う。
今までのように連日、剱岳をガイドすることは身体的にも精神的にも難しく分岐点を迎えた感があります。
これから私の仕事にとって大きな変化がありそうですが、前を向いて頑張ります!

誕生日は温泉&藪を満喫 [北陸]

毎年10月中旬から11月は山岳ガイドには難しい時期となる。
高い山には雪が降り始め、雪山登山には早すぎて中途半端である。
営業小屋もクローズされ、水の補給にも困る。
 
ネパール登山にも行けない今、国内でどんなガイドをするべきか。
以前は、妙義山を中心にガイドメニューを作っていたが、ガイドが増えて妙義山のバリエーションにも人が増えた。
 
相馬岳北稜や富士稜など、前は誰にも会わなかったが、今や休日ともなれば必ず人がいる。
御岳東稜、西大星なども人が入るようになり、星穴岳は超人気ルートになった。
 
天邪鬼としては、人と会わない静かな山を自分達だけで独り占めしたい。
歳をとって、どんどん喧騒が嫌いになってきた。

なので、妙義山からは足が遠退くようになり、最近は頸城山塊や越後方面に行くようになった。
そして、今回はもっと近い黒部奥山に行くことにした。
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三年ぶりの祖母谷温泉。
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相変わらず、良い湯だった。
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ここは料理も素晴らしい。

翌日が私の誕生日ということで。
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お客様がバースデーケーキを持って来てくれました。
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バースデーカステラも。

私はお客様に恵まれて、本当に有難いと感じております。

翌朝は、黒部の藪山に突っ込みます。
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二十数年ぶりに行きましたが、すっかり自然に帰っていました。
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後立山や剱岳はすっかり雪に覆われていました。
 
藪は濃く、しばらく誰も入っていないのだろう。
日帰りの予定なので、時間にも制限があり、敗退しました。
来年は必ずリベンジします。
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行動食の魔除ドラ焼きは効用抜群。
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祖母谷温泉のお母さんと来シーズンの再会を約束して、暫しのお別れ。
とっても癒された。
 
しかしながら。
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私の両足は、藪で血だらけ。
ほぼ新品のS社のシューズは壊れました。
 
でも、自分らしいとっても良い誕生日が迎えられました。
58歳になったので、日々を大切に小さく暮らしたいと思います。

週末は観光に [北陸]

この週末は気合い入れて笈ヶ岳に登る予定だったがかなり本降りの雨で中止。

富山の低山に寄ってから、福井へ。
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日曜の好天を狙って銀杏峰を登ってみようと。
この時期、一番安全そうな福井の寿司屋にて夕食。
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予想より高額の支払いで、財布の中は220円になってしまった。
ただでさえ、コロナショックで金欠なのに。

早起きして、銀杏峰へ。
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福井は雨が上がっていたが、登山口は冷たい雨が降り続く。
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この看板を見て、みんなで凹む。
せっかくなので、越前大野城へ寄ったり、街並を見たり。
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千里浜なぎさドライブウェイを走ったり。
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富山の百山にも登って。
そう言えば、土曜も富山の百山でした。
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氷見うどんの店で鍋焼カレーうどん。
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雨晴は全く山が見えず。
せっかく富山に来ていただいたのに、天気に恵まれず、すっかり観光旅行になってしまい申し訳ございませんでした。
こういう時だからこそ、山にお連れしたかったです!

いつか、堂々と山に行ける日が必ず来ると信じていたい。