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馬場島の春 [Guide]

4月25日で今シーズンの立山スキーガイドは終了しました。
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まだまだ、楽しく滑れるコンディションは継続中だけど、私の中では立山を離れるべきタイミングと決めました。
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他の山域に行って、ザラメを探しながら春スキーガイド継続します。
 
そして、週明けの好天を使って剱岳の展望ガイドへ。
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桜舞い散る馬場島へ。
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雪溶けして、花がたくさん咲いてました。

この先も繰り返されるだろう緊急事態宣言に負けず、私も生き延びなければ。
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残雪を踏みながら標高を上げると、大猫山、赤谷山、赤ハゲ、白ハゲ、大窓、小窓から剱岳、クズバ、大日連山などが見えてくる。
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お客様も歳を忘れてハシャいでいます。
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下山は東小糸谷へ。
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まだ橋はありませんので、渡渉あり。

春を迎えた馬場島を満喫していただきました。
馬場島をベースにいろんな楽しいガイドプランを計画してます。
ご興味ある方はお気軽にお問い合わせくださいね。

アルペンルートオープン2021 [剱立山]

4月15日から立山黒部アルペンルートが全線オープン。
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雪の大谷は14mらしい。
観光客は少なく、スキー、スノーボードを抱えた人達多めの印象。
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山関係の大事なお友達も来てくれて嬉しかった。
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トラブルもみんなで助け合ってクリアする。
それが、人として当たり前のこと。
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視界を探しながら滑る日も。
良い雪に当たると嬉しい。
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毎日変化する自然環境の中でベストな楽しみ方を見つけることが私の仕事。
皆様の笑顔に連日癒されて感謝。
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猛吹雪から大脱出した日もあった。
(親愛なる高久智基パウダーカンパニー社長)

本日22日まで八日間、室堂周辺にいた。
全国から集まるいろんなガイド達と再会できて嬉しかった。
みんないいオーラを放っているし、彼らの動きは勉強になる。
 
北海道、八甲田、八幡平、蔵王などだいたいどこへ行っても地元に根付いたカリスマ的なガイドチームがエリアを盛り上げているのだが…。
つくづく特殊な地域性だなぁと思う。

私は一匹狼のガイドになったので、誰に気兼ねもなく残りのガイド人生を大切なお客様と楽しみたい。
山小屋関係やガイド関係、山関係のSNS繋がりを整理して、少し前がクリアになってきた。

たまには吉日 [剱立山]

昨日、4月12日は週末に続き快晴。
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剱岳西面の展望台となる山へ。
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イワウチワという花らしい。
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オオカメノキというらしい。
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山頂には誰もおらず、なんと貸切。
 
とても暑くて初夏を思わせる陽気。
お客様が冷たい蕎麦を食べたいというので…。
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上市の佐伯へ。
ここは、何度来ても休みか営業終了で初めて食べることができた。
八ヶ岳産の十割蕎麦はさっぱりして美味かった。

Facebookに旧岳人の閉刊時に出された岳人100ルートのことを書いた。
私は100ルートのうち「チンネ左稜線」「八ツ峰主稜」「源次郎尾根」を書かせていただいた。
小屋に置いておいたら、2冊とも無くなってしまい久しぶりに読んでみたいとFacebookに呟いた。
この号は、今では30000円でネットで売られているらしい。
昨日、富山の山の大先輩からメッセージがあり、「自宅のポストに入れて置いた。返却不要」と。
7年ぶりの再会で感激した。
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そして、今日はそのFacebookを見た旧岳人編集部の方から、寄贈したいと申し出があった。(既にいただくことができた故をお伝えした)
最近は、山の世界の陰湿さ、自分のことしか考えない人に嫌気が差していたが、優しく人のことを思いやる方々に接することができて嬉しかった。
旧岳人、岩雪のような雑誌が再び生まれるような時代が来たら良いと思うが…。 
昨日は、いろいろ良いことがあった吉日でした。
 
今日の富山は、夜半から強風でクルマが真っ直ぐ走れないほどの時間もあった。
早朝、東京から新幹線に乗るお客様に中止連絡した。さすがに今日の登山は危ないだろう。

良い日もあれば、良くない日もある。

ウエストサイドストーリー [剱立山]

日曜悪天候サイクルから脱して、やっと快晴に恵まれた週末は馬場島へ。
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久しぶりに剱岳西面へ。
 
伊折ゲートはまだ閉まっていますので徒歩でアプローチが必要です。
 
土曜は立山川へ偵察を兼ねて。
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ゴルジュは際どいブリッジを横断の連続です。
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ハゲマンザイ谷の前です。
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行けるとこまで行って、ホタルイカパーティー。
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帰りはスキーを楽しむよりはプチアドベンチャーを楽しむ。
 
行きには繋がってたブリッジに亀裂が入ってたり、デブリや土石流をパスしたり。
今後、立山川の通過はかなり厳しいものとなるだろう。
融雪の速さには驚いた。
 
日曜日はブナクラ方面へ向かうが、やはり峠にはもう谷通しには行けない。

高巻きも面倒なので、快適そうなオオブナクラへ。
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大日岳へ向かって気持ち良く滑れました。
おかわり3本するお客様も。
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帰りは春の定番シートラで無事終了。
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この碑の前では、いつも身が引き締まる。
この春からは池田則章さんが馬場島荘を運営されることになった。
私のお客様には、池田さんのファンが多くこれを機会に、益々剱岳西面の良さをお客様に伝える活動もやっていきたいと思う。

新たな道へ [Guide]

東京で始めた山岳ガイド業。
2010年に富山へ帰り、当時の多賀谷会長に入会させていただいた「立山ガイド協会」を離れることになりました。
決して、私の意思ではありません。
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私は立山ガイドという職業と生活を急に無くしました。
応援してくれるお客様達、支援してくださる方々、そして家族に対して説明する言葉が見つかりません。

信頼していた人々はすぐに離れていき、一時は剱岳、立山が見えない場所へ逃げたくなりました。
しかし、人がどうであれ、山は変わらずそこにあります。
人がやっていることなど些細なもので、山の雄大さを伝える身としては所属組織や資格、そんなものは何の価値もないし、他人からの評価など雑音のひとつでしかない。

これからも、今までと変わらずお客様と山を楽しむにはどうしたら良いかを第一に考えて、新しい道へ向かって行きます。
 
この転機を好機と捉え、必ず成長に繋げて行きます。
自分を見失うことなく、今まで通り直球一本で行きます!

花に癒されて [越後]

自分の周りが得体の知れない気持の悪いものに覆われて呑まれそうになっている今、「本郷さん、花を見に行こう!」とお客様に言われた。
 
まさに今はその提案が嬉しかった。
頭に浮かんだのは「角田山」
実は自分にとって深い縁がある山。
ここは今が旬でたくさんの登山者が訪れるが、あまり人が入らないルートを選び、奏でる花を眺めながら山を楽しんだ。
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そこら辺が花だらけ。
花に詳しいお客様が解説を加えながら進む。
私がガイド料を払わなくては…。
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名前なんて覚えられないが、綺麗だなぁと思う。
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山頂には沢山の人か楽しそうにお弁当を広げていた。
山の楽しみ方は多種多様。
そう思える歳になってきた。
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下山は桜のトンネルへ。
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そして終着点は海。
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海の側で生まれた自分には、この景色は癒しです。
 
海が見える山、島山など大好きです。
そんなガイドもやって行きたいと思います。
剱岳山頂からは日本海が見えて、我家の街も見えて、それも良かったのです。
 
転機を味方に物事を好転させます。
自分は自分らしく。

春の八ヶ岳を楽しむ [八ヶ岳]

週末は八ヶ岳へ。
日曜日の天気が芳しくないようなので、土曜日のうちに登ることにした。
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随分と雪は減ったように見える。
バリエーションルートへ行く予定だったが、この状態では落石が怖くて、一般道で赤岳山頂へ。
私は脚の麻痺がなかなか治らず、三ヶ月ぶりのアイゼン歩行だった。
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文三郎道は、思ったより雪もしっかり付いていた。
ザラメの箇所はアイゼンが効き辛く下降で注意が必要。

赤岳鉱泉では、久しぶりのステーキ。
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ガイドも何人か来ていて、いろいろ情報交換ができた。
 
日曜日は午前中は天気が持ちそうだったので、少し氷を登る。
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やはり、アイスクライミングは楽しいアクティビティだと改めて思う。
 
10時過ぎから雨がパラパラと落ちてきたが、濡れずに下山することができた。
 
二日間を有意義に使って楽しめたと思う。
今回は八ヶ岳の良さをいろいろ見直しました。
山はもちろん、温かい人達に接することができて嬉しかった。