霞む金剛堂山 [北陸]
3/30は金剛堂山へ。
黄砂の影響が心配で中止しようかと迷ったりしたが、ゴーグルやマスクで様子を見ようとまずは予定通り出発。
雪があるせいか、山の上はあまり黄砂の影響は感じなかった。
でも、この山の名物である周りの山々の絶景は、霞んでしまって残念。
雪の量はさすが利賀村。
登山口から山頂まで雪切れすることなく繋がっていた。
昨年の同時期にも登ったが、今年の方が残雪たっぷりあるし、まだスキーも楽しめそうだ。
平日なのに、登山者が多くてこの山の人気を伺い知ることができた。
何度もネパール登山にご一緒した二人なので気心も知れて安心できる。
後は3日前に登った白木峰。
白木峰と金剛堂山はセットで登りたい。
残雪期のこの辺りは、やわやわとゆっくり登るスタイルが向いてます。
また、来週、再来週と企画しますので、まだ雪山に未練がある方は歓迎しますよ。
2021-03-31 20:40
春の白き峰 [北陸]
またも悪天候が予想される週末。
白木峰に転進。
融雪激しく下部は雪がなくなっていたが、登るにつれて雪山を楽しむことができた。
白木峰は360度の別天地。
富山の山から石川、岐阜の山まで全部見える。
強風も登山の良きアクセント。
偶然?会った山仲間からホタルイカをいただきました。
めちゃくちゃ美味く、お客様も大喜び!
また、偶然会いましょうねー
2021-03-29 08:30
シーズンラスト妙高 [大好きなスキー]
ザラメが楽しい季節になりました。
長くお付き合いいただいている御夫妻と妙高へ。
のんびり山を歩いていると過去にご一緒した山々を思い出します。
宿泊は赤倉ユアーズインへ。
温泉と美味しい料理に癒されます。
おそらく、今シーズン最後の妙高でようやくユアーズインに泊まれて嬉しかった。
オーナーの小笠原さんと酌み交わすお酒は最高に楽しい。
早くニマにも会いたい。
翌日は天候が悪いので、山には入らずゲレンデを回しに。
ザラメが良かった。
予報通りに湿気のある重い雪がガンガン降ってきた。
ケガも怖いので、これにて終了。
また、来シーズンも妙高に来れますように!
2021-03-28 20:52
週末はいつも雨 [大好きなスキー]
ここのところ週末になると雨が降るサイクルになり困っている。
土曜に登れれば良かったのだが、日曜に白馬乗鞍岳へ登る予定。
中止にするかと、金曜にいろいろ調べてみると日曜午前中に妙高あたりがなんとかなりそうな気がしてきた。
ビーコンチェッカーを通過して前山へ。
こちらの面は風下になり、時々陽も差して穏やかな春の中登る。
さすがに上へ行くほど風は強くなり、目指す滝沢尾根は視界が悪い。
ザラメが気持ち良い面を探しながら滑り、楽しい半日を過ごすことができた。
昼を過ぎたら段々と本降りの雨。
この週末悪天候パターンは勘弁して欲しい。
2021-03-22 15:40
称名滝探勝 [剱立山]
立山黒部アルペンルートは4月15日から開通。
あと一ヶ月足らずで立山が開山。
そんな中でまだクローズしている称名滝へ。
最近SNSで厳冬期に称名滝を訪れた記録を目にするが、雪崩の巣そのものである事を承知で行って欲しい。
一月、二月に行ったことはあるが、ホントに恐ろしい場所である。
とてもガイドでお客様をお連れできる自信はない。
落ちるべきものが全て落ち切った頃にやっとお連れできるかなという感じ。
春に向けて業者の方が除雪作業を行なっているので邪魔にならないよう、時間と人数にも気を遣うべきであろう。
藤橋ゲートから歩く。除雪業者の方に通行を伝えてから入山した。「あんたも好きやなー」と笑われた。
シートラで結構歩いた。
桂台を過ぎて雑穀谷。
まだまだ雪深く、ラッセルが必要か。
ここのところ気温が上がる日が続き、予想以上に除雪が進んでいた。
除雪終了地点からは軽く雪壁クライミングで上がる。
そこからようやくシール。
この日はデブリが大きく迫って急傾斜のトラバースもあり、スノーシューでは厳しかっただろう。
エッジを効かせてスキーでデリケートなトラバースが有効だった。
ここを除雪する作業員はまさに命懸けだと感心する。
展望台への橋はぐずぐずのナイフリッジとなり渡ることは遠慮した。
雪が消音効果となり、夏より滝の轟音は優しい。
ブロックが落ちて来そうで、滝壺までは怖くて行けないが充分な迫力が感じられる。
この冬にハンノキ滝を単独初登したギンちゃんには敬服する。
ホント凄いわ。
悪城の壁もアイスクライミングの対象になるのだろうか。
私がやって来たアイスクライミングなどチンケなものだ。
以上、称名滝を見に行ったブログを書いたが全く一般的ではなくお勧めはしません。
雪崩や落石、河への転滑落箇所も豊富で危険だし、除雪作業の邪魔にもなるし…。
もうすぐ、称名滝探勝バスが動きますので待ちましょう。
2021-03-20 11:57
未だ決まらず [ハイグレードハイキング]
春の嵐がやって来る予報の週末。
下の写真は、2020年猫魔岳山頂から撮りました。
この美しい雪の磐梯山を登る予定だが、天気図見ながら悶々と悩む。参加していただける方々も信頼関係あるリピーターのお客様。風は強くても時間経過を見ながら現地判断でと決行した。
長時間ドライブは腰に悪いので経費は掛かっても新潟前泊。一泊1800円のホテルを見つけ、夕食は食堂で中華丼。
新たな私の生活様式。(すいません…餃子も食べました)
朝食は贅沢に喜多方の朝ラーをと。
しかし…。
まさかの…。
坂内食堂が…。
ご結婚おめでとうございます。
しかし、幸先悪いスタート。
スキーをやりたいチームで裏磐梯スキー場へ。
他にスキーヤーはおらず貸切。
風も雨も大したことなく、ザラメで板が良く走る。天気予報でスキー場の入込は多大な影響がありますね。
猪苗代駅で全員集合。
休暇村に宿泊して夕食は…。
というのは嘘で、福島牛のすき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキが食べれるビュッフェでした。
お客様には紐じい思いはさせられないので…。
翌朝は雨があがる予定が降り続き、風は強くて出発を少し遅らせてから。登山口では雪に変わった。
向い風を受けないように樹林の中を迂回しながら進む。
時々現れる小さな沼が凍っていて幻想的。
しかし、少しオープンな地形に出ると身体を持ってかれそう。
そして、イエローフォールへ。夏にこの滝はなく、噴火口壁からの硫黄や鉄を含んだ染み出しで黄色になるらしい。
最盛期と比べたら残骸のようだが、残ってるだけ良かった。
ここから先は暴風ホワイトアウトで諦めて銅沼へ。
凍った水面の上を歩くスリルは格別。
磐梯山は登れず申し訳ありません。
私はと言えば、ワカンを履いて歩くことはできキックステップもできるようになりました。
しかし、アイゼンを履いての長時間行動や岩場での行動は未知数で、まだ左膝の麻痺はしつこく残ってます。
コロナ的によく言われる、下げ止まりという言葉がピッタリです。
例年であれば、2月には夏秋のガイドプランを公表して、10月までのスケジュールは埋まるのがこの時期ですが、未だ夏のプランを考えることもできない状況です。
今、公表しているガイドプランすら全て変更しなければならず、まして剱岳のガイドは今年はできない可能性大と思っています。
待ってくれている方々のためにも、どこかで早めに決めなければならないとも思います。
ガイドの仕事はやりがいに満ち、それぞれの山行にご一緒していただいたお客様とのドラマがあり、毎日が楽しくて頑張り過ぎてしまいました。
過去のガイドスケジュールはメチャクチャで馬車馬の如く、そのツケは自業自得となり返って来ました。
でも、全然後悔していないです。
既に離れていく人もたくさんいるけど、また新たなる出会いや付き合いも生まれるはず。
これからもやれることを一生懸命にやるだけです。
2021-03-15 09:14
再び東北巡業へ [大好きなスキー]
昨日まで再び六日間の東北巡業へ行ってました。
ずっと白かった顔も少し日焼しました。
なぜ、東北に惹かれるのだろう。
植生の変化を感じながらのメローな地形、温泉、日本酒、寿司、焼肉、ラーメン、暖かい人々…。
今回は、八幡平を中心に活動しましたが、連日好天が続き雪が減って行く中でコンディション選択が難しかったです。
しかし、茶臼岳からの良い斜面を当てることもできた。
たぶん、今季一番だったはず。
天気が良くない日には夏油へ。
マウンテンインフォメーションのガイドさんに情報もらって裏山を楽しむことができました。
最終日は裏岩手山を滑る予定だったが、まさかの強風で、山に入るには危険な状況になり網張温泉スキー場でゲレンデパウダーを楽しむ。
パックされた上に乗った新雪が気持ちよく、強風ですぐリセットされる。
しかし、風が強過ぎてメインリフトが運休して終了。
いろんな角度から岩手山を眺めながらのスキー旅も無事に終わりました。
あれから10年、被害を乗り越えながら我々を受け入れてくれる東北へこれからも通い続けます。
参加された皆様、ありがとうございました。
滑る雪に恵まれた歴史的なシーズンもだんだんと雪が減って来て寂しいけど、これからはザラメをゆっくり楽しみましょう。
そして、四月の立山オープンが楽しみですね。
スキーに登山に、スノーシューに、室堂が賑わうことを期待しております。
ご予約お待ちしております。
2021-03-11 07:04
春遠からじ 妙高 [妙高]
少しづつ少しづつ腰痛も楽になり脚の痺れ具合も軽減して来た。
それと共に脚に力が入るようにもなった。
一時期は普通に立っているだけで、膝から崩れ落ちることもあり、とても山に入れる状況にはなかったが段々と希望が出てきた。
妙高へ行く前に信頼できる医師で登山家のクリニックへ行った。
坐骨神経ではなく、大腿神経系が問題だとわかり全てが納得だった。
翌日のガイドは平日の放山へ。
ボコボコを予想していたが、まさかのパウダー。
山頂下からしばらくパウダーと地形の変化を楽しみながら滑る。
駐車場まで降りようと思ったが、高度を落とすと雪も重くなり、視界が悪く三半規管がやられたので下まで通さずスーシュへハイクアップして戻った。
強欲はケガのもと。
バイアスコントロールはガイドの務めだ。
スーシュの蟹丼を食べてエネルギーチャージ。
蟹の量はサービスしてもらった。
翌日は妙高へ。
この日は風が強く、そこをどう考えるかだった。
狙っていた山は駐車場へ行ったら既に吹雪。
即座に違うエリアに転進。
短いハイクで効率的に良い雪に当たった。
あまりの気持ち良さにおかわり。
結局、一日良いコンディションに恵まれた。
翌日は快晴で気温が上がり、またもコンディションが大きく変わった。
全く山域を変えたいところだが、せっかくなので妙高展望スキーを選ぶことに。
ポカポカ楽しいスキーツーリングへ。
滑りは修行系だが、山を楽しむ日。
私個人的にはパウダーばかり目を吊り上げて求めるよりは、まったりと展望を楽しんだり、植生の変化を楽しんだりするスキーの方が好きだ。
最後はAKAKANでザラメを楽しむ。
雪にも春を感じるようになった。
いよいよ3月。
春が近づいて来たが、もう少し冬を楽しみたい今日この頃。
気持ちは複雑だ。
春までに、身体はどこまで改善するだろうか。
リハビリ、トレーニング、矯正で間に合わせたい。
もう剱岳には私の居場所はないのかも知れないけど、待ってくれてるお客様のためにも頑張りたい。
もう少し春まで時間が欲しい。
2021-03-02 08:47