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久しぶりの八ヶ岳へ [八ヶ岳]

週末の南岸低気圧がもたらした雪が残る八ヶ岳へ。

平日の日帰りで、富山から往復8時間のドライブで八ヶ岳へアイスクライミングのシーズンイン。
クリスマスの日だったので、クリスマスルンゼへも考えたが、あまりに俗的なので、誰もいない静かな滝を選んだ。

気温が上がり過ぎてコンディションは良くなかったけど。
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でも、氷を叩く感触は懐かしく、今シーズンも楽しくやれそうです。

平日短時間の滞在だったが、会いたかった山小屋のご主人達とも全て会えたし、八ヶ岳との縁を感じた日でもあった。

これから年末年始を迎えるという雰囲気には程遠い山の景色だが、これからどのような冬になるのか変化が楽しみではある。
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赤岳山荘のおばちゃんに言われました。
「雪はなくても、山はちゃんと変わらずにあるんだぞー」と。
いろいろ深い言葉だと思いました。

充実した登山 [北アルプス]

週末は鹿島槍ヶ岳赤岩尾根へ。
大谷原から西俣出合に来ると、登山口から上はまだ夏道が出ていて、雪の少なさにがっかりした。
赤岩尾根は、毎年冬季にガイドしていて、無雪期には来たことがない。
北脵本谷を渡る時にトンネルを潜ったのは初めてだ。
しかし、登るにつれ雪はそこそこあり嬉しくなってきた。
前日の金曜に降った雪は不安定で、20kgを優に超えたザックはなかなか疲れさせてくれる。
高千穂平でテントを張り、素晴らしい景色を楽しんだ。
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翌朝はワカンをテント場にデポして、アイゼンで出発したが、私が先行してラッセルに出たら腰までの深さでワカンを取りに戻った。
雪は引き続き不安定で、各所でデブリも出ていて、リッジはグズグズで緊張感があった。
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主稜線直下の核心部分は、もう少し雪が欲しいところ。
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結局、時間切れで頂上には届かなかったが、全員いろいろ出し切れた満足できる山行だった。

12月に入ってから、高妻山、戸隠、鉾ヶ岳、鹿島槍ヶ岳と入ったが、他の登山者とは誰も会わず。
こういう雪山登山は人気がないのだろうか。
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トレースが全くない雪山を重荷背負って、ラッセルして登れることは最高に幸せなことで有り難いと思うのだが、週末の鹿島槍ヶ岳で誰にも会わないとは思わなかった。
営業小屋のあるトレースが付いた山に人気が集中しているのだろうか。

頂上には届かなかったけれど、今回参加してくれたお客様から「とても楽しく充実した山行でした」と言われ、ガイド冥利に尽きる山でした。

冬の雨 [大好きなスキー]

白馬へスキーに出かけたら、まさかの連日雨だった。
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75歳からスキー始めて、来年80歳を迎える元気な御姉妹は雨でも滑る。
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白馬のホテルに泊まって、ショップ巡りをして、美味しい蕎麦を食べてそれなりにスキーも楽しめたので良しとしよう。

どんなコンディションでも楽しめる人は、楽しい人生を送れると私はいつも御姉妹に教えてもらってます。
幸不幸は自分の気持次第だということ。
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今日の富山は春のような陽気で暖かく、霞んで山も見えない状態。
こういう珍しい冬も滅多にないので、それを楽しむことにしよう。

雪乞い [Guide]

信濃大町にある展望の山に行って来ました。
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長いお付き合いになる御夫妻と素晴らしい景色を楽しみました。
しかし、師走の半ばとは思えないとても少ない雪量と暖かさに違和感を感じます。
このまま温暖化が進んでいく危機感をひとりひとりが持ってできうる行動を起こさないとなりませんね。

この週末は能生の怪峰へ。
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ここは私の大好きな山で毎年、冬や残雪期に訪れます。
日本海が見えて、ベニズワイ蟹の匂いがする山で、国内有数の豪雪地帯でもあります。

午後から悪天候に変わりそうだったので、短いルートを選びましたが、深い落葉の上に積もった不安定な雪に苦労しました。
5時間登っても。ルート半分にも届かず。
朝からずっと無風快晴だったが、日本海側から黒い雲が急速に近づいてきて、13時に敗退を開始しました。

雪が乗った泥道の下降も苦労した。
クルマに戻ったら、本降りの雨になりました。

夜は親不知観光ホテルで蟹忘年会。
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しかし、蟹を食べることに夢中で盛り上がらず。
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みんなで黙々と食べました。

朝ゆっくり起きて、白馬47へ。
みんなで滑り込みして、良いシーズンを迎えるべく。
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年末年始にドカンと降るのかな。

雪山登山も、アイスクライミングも、スキーも、ガイドで行くにはもう少しコンディション待ちしたいと思います。
やりたい焦りは事故のもと。

山はまだ暖かい [戸隠]

ここ数日は戸隠周辺に通ってました。
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先週の降雪で山には、たっぷりとありました。

しかし、寒暖差が大きいせいか、新雪の下が薄い氷だったり、まだまだ積雪が安定してなくて難しいコンディションでした。
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昨日は気温が上がり過ぎて、足裏高下駄状態でした。
春のような湿雪雪崩が各所で見られました。
しっかり冷えて、冬山として安定して登れるまではもう少しかな。

しばらく数日、暖かい日が続きそうで、雪が減らないことを祈ります。
でも、自然相手ですから、与えられたコンディションの中で工夫しながら楽しむことです。

師走のはじまり [北海道]

いよいよ一年の締めくくりの月となりました。
ちょっと早いと知りつつも、北海道へスキーに行って来ました。
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素晴らしい雪にも出会えて、美味しいもの食べれて、のんびりできました。
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寿司やラーメンとも新しい出会いがあったが、深い味わいの牛乳は特に美味かった。
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新しい板もヤンチャで楽しかった。

平日だったせいか、日本人はほとんど居なかった。
パウダー最盛期の北海道も素晴らしいが、人がいない時期はとても落ち着けて良かった。

たくさん人がいる場所がだんだんと苦手になって来たので、人がいない場所に贅沢を感じるようになった。

今年一年をどう締めくくるかな。

初冬の妙義山へ [妙義山]

週末絡めて3日間、妙義山へ。
裏同心ルンゼで初アイスクライミングの予定でしたが辞めました。
冷え込みがあったので、登れば登れるだろうとは思いましたが、せっかく凍り始めた滝を壊すのも申し訳ないし、まず安全にガイドできないと思いました。
時を待つことは大切だと思います。
立山スキーに転進も考えましたが、植生にダメージ与えてまで滑ったら良くないですね。
隠れた岩にビビりながら滑っても楽しくないし、危ないし、板は傷だらけになるし…。
早く滑りたい、早く登りたい。
でも、コンディションをよく考えて悩むことも必要でしょうね。
妙義山は寒かったけど、3日間ルート上では誰にも会わず、自分達のペースで山を楽しめました。
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ガイドやツアーが来る定番ルートを外せば、妙義山もいろいろ楽しめます。
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自分でプロテクションを作る必要がありますが、それも楽しいものです。

今度の週末も悩みどころです。
氷が登れるようになると良いですが。